週刊少年ジャンプ32号感想




昨日、No.5と黒鈴さんに
「とらぶるは今のジャンプで五指に入るくらい好き」
というと
「そんなに!?」
と驚かれたので、そう言われるとちょっと言いすぎかと思い、冷静に考えてみました。

ジャンプ好きな漫画ベスト5(ハンター除く)

5位 銀魂
4位 もて王
3位 ネウロ
2位 とらぶる
1位 テニスの王子様

冷静に考えたら五指どころじゃなくて二番目だった。
やばいね、とらぶる好きすぎだね、自分。

ちなみに、"感想書きとして"好きな漫画ベスト5はこんな感じ。

5位 ブリーチ
4位 ナルト
3位 ワンピース
2位 ムヒョ
1位 テニスの王子様

看板漫画三本は本当に重宝しています。


☆☆☆テニスの王子様☆☆☆

・ジャンプの表紙
今週の表紙はオーラ越前。
このオーラが演出でも何でもなく、中学生が巻き起こしている物理現象だと思えば、これだけでギャグになる辺りがスゴいです。
「進化への扉を開ける!!」とか何も面白くないはずなのに、この漫画に限っては面白い。

・扉「もっと高くへ! さらに上へ!」
何の変哲もないアオリ文句さえギャグになる例、そのニ。
中学生がオーラを出して、未来予知し、心を閉ざしながらテニスをしている世界で、さらに高く、上を目指す。

・キャラクター人気投票
一人何通でも、ということですが、流石にそれほどの気力はないので、一票だけ田仁志様に送らせていただきます!

・「基本に忠実であるが故の完璧なテニス」
これまでに出てきた変態的能力者の全てを否定するようなテニスプレイヤー、白石蔵ノ介。
でも、どんなに基本を完璧にこなしてたって、シングルスで一人ダブルスには敵わないと思うし、ダブルスならシンクロには敵わないと思うんだ。
まさかあれを基本とは言わないよね?

・これといって意味もなく破られる消えるサーブ
真ん中の後ろを向いてるポーズが妙に間抜けで面白いです。
それにしても、ホント何の理由もなく平然と返しましたね。
これは一度後ろを向き、球を目で追うことを一時的に放棄することで、「振り向いた時に目の前に現れたものを撃つ」という画期的な反撃法なんでしょうか。
うん、自分で書いてて意味が分からん。
そして、それは基本ではないな、おそらく。

・これといって意味もなく破られる羆落とし
映画版では衝撃波により相手選手を吹っ飛ばすほどの威力を見せた羆落としですが、今回はこれといって意味もなく破られました。
河村先輩いわくパワーによって破られたようですが、羆落としってパワーで破れるようなものなの??
あれって、スマッシュを完全無効化するんじゃなかったですっけ??
今までの羆落とし破りは、イコール、ガット破りであり、羆落としを破りたければテニスラケットの耐久力をパワーで超えろ、というのが通説だったんですが、この展開はどうなんだろう。
まあ、許斐先生のことだから何一つ心配しちゃいませんが。

・最後のクルクル回るアレ
いや、それは基本なのか?


☆☆☆ナルト☆☆☆

・暁のサイフ役
衝撃の新事実! 暁には会計が存在した!!

角都「みなさん、交通費は必ず領収証を添えて申請して下さい。領収書がなければ交通費は支給できません。」
イタチ「オレはこないだ鬼鮫と一緒に木の葉へ行ったんだが、鬼鮫は交通費を支給されてるのに、オレには支給がなかったんだが……」
角都「あなたはただの里帰りでしょう。鬼鮫さんの場合だけ任務と認定し、交通費を支給しました。はい、次」
サソリ「オレの傀儡の制作費だが、これは任務遂行に必要な経費として認められないのか?」
角都「ダメです。あなたのフィギュアは趣味の範疇です。あなた自身も傀儡はコレクションだと日頃から言ってるじゃないですか」
デイダラ「じゃあ、オレの粘土細工も……」
角都「問題外です。あれは芸術なんでしょう? 公私混同もいい加減にして下さい! いいですか、私が会計になったからには締めるところはキッチリ締めますからね!」

こんな感じなのかな。しかも、必要な経費は全部自分でバイトして稼いでるっぽいですよ。
角都さんは大変だ。

・地陸様
火の国のエリート忍者、と聞くといかにも強そうですが、歴代最強と言われた三代目火影が、元暁の大蛇丸とほぼ互角だったことを考えると、少なくとも三代目火影よりは弱いであろう彼が暁二人相手にして敗れるのは至極当然の結果と言えるかも。
それにしても、もう少し描いて欲しかったなあ。
冨樫先生でも陰獣を4人までは描いたよ?

・カカシ「あまり引っ張ってもアレだからな。その方法は…」
分かってるなら引っ張るなよ。
前回のお見舞いシーンの不要っぷりとか凄まじかったですし。
あのお見舞いは一体何のために必要だったんだろう。


☆☆☆ブリーチ☆☆☆

・護衛さん
「いいから逃げて! お願い!」
傷を治され、的から庇われ……護衛が役に立たないことは分かってましたが、まさか逆に護衛されるとは。
さすがに無能だぜ、ソウルソサエティ!

・ルピは男でした
てっきり「ボク女」かと思ってたら男でした。
登場初回から何の迷いも無く女だと思い込んでましたよ。

しかし、今更だけど大虚に男も女もあるんですかね。
大虚って虚が数百集まって合体したモンでしょ。
スライムに雌雄があるとして、4体の雄スライムと4体の雌スライムが合体してキングスライムになって、じゃあキングスライムの雌雄はどっちだよって話じゃないですか?
それとも男虚は男虚としか合体できないとかあるのかな。

「だめだよー、僕たち男の大虚になろうとしてるから、女の子はきちゃダメー」
「硬いこというなよ。男ばっかりでむさいんだ。女の子も入れようぜ」
「いやいや、女の子を一人いれたばかりに女の大虚になったらどうするんだよ」
「一人くらいじゃ変わらないよ、いいから入れようぜ」

あー、なんか想像すると楽しいなー。

・読者の予想を裏切る久保先生の力量
「だって日番谷だから」
この一言で、僕たち読者は日番谷隊長が一撃で戦闘不能になったことに、まったく何の違和感も感じていませんでした。
ヘタレがヘタレであることを武器に、相手の油断に乗じてヘタレらしく勝つ。素晴らしい戦術です。
僕たち読者の先入観を逆手に取られましたね。


☆☆☆ワンピース☆☆☆

・なんて元気なんだ、オイモとカーシー!
ホントにこいつらの不死身っぷりはたまんねえぜ!

・スパンダム「あの小さな門こそが実質の入り口だ…!!!」
スパンダムさんのゴールはどこなんだろう。
最初は「海列車に乗ったらオレの勝ち」だった気がするし、その次は「エニエスロビーに入ったらオレの勝ち」だった気がします。
門を通った後も、彼のゴールはまだまだ先伸ばしにされそうな予感。
後ろからは不死身の海賊。
ゴールはどんどん引き伸ばされる。
なんだかスパンダムさんが可哀想になってきたよ。

・ルフィ「肉くったらなおった」
こんなこと言われたらルッチさんも絶望的な気分になるだろうなぁ…。
頭を吹き飛ばさなければ死なないゾンビのように、麦わら海賊団も頭を潰さなきゃダメなんじゃないかと思う。

・指銃
黄蓮の時は効かなかったのに、ガレーラ屋敷では有効だったよね。
結局、効くの? 効かないの?

あ、いや、効かないのはデフォルトか。
指が刺さろうが刺さるまいが結局死なないもんなあ。


☆☆☆ペンギン☆☆☆

・七夕ネタ
AV男優100人斬りって…………

したいか???
AV見てて思うのが、女優は大体キレイだけど、男優は大体不細工なんですよね。
その分、テクニックがすごいのかなあ。

と、前半を読んで思ってたんですが、後半のネタの仕込みだと分かり納得。
この後半ネタは良かったです。

・バッグをたすきがけ
何がエロイのか分からなかったけど、有識者(No.5)に聞いたところ、胸が強調されるのがエロイそうです。
みんな知ってた?


☆☆☆リボーン☆☆☆

・「負けを認めない王子の本能だ」
もう王子って付ければ何でもいいと思ってるよね。
「うんこの時は全裸になる王子のルールだ」とか、そんなレベル。

・往生際の悪いベル
第一戦のオカマさんも同じくらい往生際が悪くて身内から制裁を受けたのに、何故だかベルは許されるみたいです。
オカマさんも王子なら良かったのにね。
指輪を渡すことを必死で拒否し続ければ、笹川兄は脱水症状で倒れたかもね。

・雲雀さん登場
要約:マフィアが後継者争いの為に中学校の教室を爆破してたら、怒った風紀委員長がやってきた。

↑こう書くとなんだかすごい漫画だな、リボーンって。


☆☆☆エムゼロ☆☆☆

・M0
本物のゴールドプレートが欲しい、という主人公の目的が明確になったところで、敢えて出てきた「魔力を一切持てぬプレート」。
このプレートの意味合いは普通に気になります。
(来週だけは)次回が楽しみ。


☆☆☆とらぶる☆☆☆

この漫画には本当に癒される。
感覚としては、アニメ版の初代シスプリ(リピュアじゃない方)に近いかな。
内容がなくて、小綺麗で、登場人物がみんななんとなく楽しそうなのが似てる。

・結城才培
この漫画が安心して読める理由の一つに、嫌なキャラクターや痛々しいキャラクターが出てこないという点があるんですが、初登場のリト父もいいかんじ。
リトともずいぶん仲がいいし、別居してんのに変な確執がない辺りも高ポイント。
高校生の息子がどこの馬の骨とも分からない宇宙人と毎晩のように不純異種族交友してても気にしないフランクさも素敵。
結城家の母はいつどういう形で出てくるんだろう。

・リト「いつも朝になるとあいつがハダカで…」
矢吹先生は今週もしっかりノルマをこなしました。

・プリューマさん
絶対にシリアスな展開に持っていこうとしない姿勢はやっぱり好感度大。
でも、それはそれとして、今回のプリューマさんで「武闘派婿候補はネタ」という展開が明らかになっちゃったので、次回からどうするかが問題かも。

個人的には毎回こんなのでもいいけどね。
もう僕とらぶるに関しては激甘だよ。

・ザスティンオチ
オチとして決して優秀ではないのに、ザスティンさまが出てくるだけで大安定。
犬がセットなところも決して期待を裏切りません。


☆☆☆ツギハギ☆☆☆

最終回に関して、これといって言うことはありません。
しかし、僕はフジワラノアンブレラァを忘れない。


☆☆☆ジャガー☆☆☆

ハマーさんがダメだという分かりきったことをネタに3週も引っ張るのかと思いきや、3週目にして主人公を阿部さんにシフト。巧い!

そして、ぶら下がり対決における、想像を遥かに超えたハマーのダメっぷり。この人、本当に最低だぜ!


☆☆☆次号予告☆☆☆

新連載2つがどちらも全く期待できないよ。


☆☆☆ムヒョ☆☆☆

・前回のあらすじ
「虐げられ続けたパンジャは禁魔法律を用い、恋い慕うロージーへのストーカー行為に及んだが、ロージーから『普通のお友達に』とハッキリ断られ成仏した」

・ムヒョ「こいつらが目ぇ覚ますと面倒だ、ずらかるぞ」
自分の所属する組織の内紛にホテルを巻き込み、器物破損行為、営業妨害などを引き起こし、さらには(死体は残さなかったとはいえ)仮にもホテル内で死人を出しておきながら、
「面倒だ、ずらかるぞ」
弁償行為はもとより、一切の状況説明すらする気はないようです。
いくらムヒョたちに非がないとはいえ、それはあまりにイリーガルすぎるんじゃ…。
腐りに腐った魔法律教会がアフターケアするとは思えないし、巻き込まれたホテルの人たちが憐れで仕方ありません。
そのうち、ホテルや銭湯に「暴力団、暴力団関係者、魔法律関係者、その他反社会的勢力関係者等の入場を禁ずる」とか書かれるようになると思うな。
だって、今回のコレ、暴力団の抗争と変わらないもん。

教訓:魔法律家に宿を貸してはいけない


※魔法律に関するその他の教訓
「魔法律関係者より優秀な成績を取ってはいけない」
「魔法律関係者に親切にしてはいけない」
「魔法律関係者に頼ってはいけない」
「魔法律関係者に関わってはならない」
「子供を魔法律家にしようとしてはいけない」
「魔法律協会の付近には行かない、滞在しない」

・本当の目的を知らなかった梅吉
主人公達は知ってるのに、仲間が知らない。
これは結構新しい展開ですね。
まるでムヒョたちが悪いやつみたいだ。

エンチューに関しては個人的には救いようがないと思われ。

・「やるじゃんアンタ、寸止め」
初めて読んだときは、ミックが寸止めにして、なぜか「やるじゃん」とか言ってるので、一体何のことかと思ったんですが、よくよく考えるに、おそらく

1、今井さんが素手で剣を受け止めた
2、傷が深くないところで剣を片手で止めた今井さんの行為を寸止めと呼んでいる

ということだと思われました。
ホント西先生はヘタだな。

まず、「寸止め」ってのは一般的に攻撃をする方が「直前で止める」ものであり、この場合であればミックが「寸止め」をするものだと思うんです。
だから普通に読んだら、今井さんが大ダメージを負わないように止めたのは、ミックの意志ってことになります。
「真剣白刃取り」みたいな意味合いで「寸止め」という武術技能が存在するなら話は別ですが、これは多分勘違いでしょう。

以下ちょっと卑猥な話ですが、AVにおいて男優が発射しそうになるところで、女優が手を休めて発射させないことを「寸止め」と言いますが、この「寸止め」の使い方ならば、今回のムヒョの使い方と同じ意味合いですね。
いや、別に他意はないですよ。ないですよ?

で、もう一つ。
これ、受け止められないですよね。
両手、つまり真剣白刃止めでさえ実戦で可能かどうか怪しいのに、これ見た感じ、親指と他四指だけで挟んで止めてますよ。
止めれるわけねー。
これは今井さんがどうこうじゃなくて、「骨が硬くて切れなかった」が一番現実的な気がします。

これらの理由から、今井さんが剣を受け止めたようにはとても読めないんですよね。
西先生、これはちょっとヘタだよー。

しかし、例え今井さんが尋常ならざる驚異的な握力を持っていたとしても、そのくらいは突っ切って振り切って欲しい物です。
魂と体を売って、女の力で片手で易々と止められる剣を手に入れたなんて可哀想な話だよ。

・「ちょちょいと永遠の命でも頂いて」
魂と体を売って、女の力で片手で止められる剣を手に入れたミック。
こんな力で永遠を生きていくのか……大変だなあ。
例えば、ヒグマ5頭くらいに襲われて棲家に引っ張られていったら、永遠に死ねずに永遠になぶり殺しにされまくっちゃうんじゃないでしょうか。
うわっ、剣全然効かねー!とか言いながら。
さながら段差から落ちるだけで足が折れて死ぬのに、貧弱すぎる体のまま死ぬこともできず延々と冒険を続けなければならないスペランカーの如くに。

・黒鯱
そんな剣といい勝負してる黒鯱。
地獄の十本刀は本当に強いのか?
黒鯱もヒグマに勝てないんじゃないのか?
とりあえず赤鯱はあんまり強くなかったよね。
カイオウには勝てないし。

・ミック「運命を変えようってのか、コイツ…」
いや、ムヒョは自分の目で見てから、救うか救えないか見極める、といってるわけで、運命を変えようとはしてないんじゃ。
むしろ運命に沿って生きているような発言だと思うんですが。

・ラストのヒビ
さっぱり分からないんですが、これは何がヒビ入ってるんでしょう。
ミックの刀だとしたら、「たいして切れない上に耐久力も低い」とかサイコーですね!
まあ、たぶん、ヒビが入って中からより凶悪な外見の(やっぱりあんまり切れない)刀が出てくるんでしょうけど。




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