週刊少年ジャンプ31号感想




今週のムヒョはヤバイ。
パンジャが可哀想で泣けてきた。


☆☆☆テニスの王子様☆☆☆

・トーナメント表
名前がカッコ良かった「黒潮」「兜」は良く分からないまま消滅。
名古屋星徳が勝ち残ったようです。
緑山を倒した上州院大をストレートで倒した兜を準々決勝で破っているため、立海も楽な試合ではなかったのかな……?
たぶん兜も無我、シンクロレベルのプレイヤーが一人はいたと思うんだ。

・「よしっ、油断せず行くぞ!!」
この見開きの見所
1、先週から「フフフ」と笑い続ける乾先輩
2、首の角度が奇妙な補欠の真ん中の男の子
3、大石先輩の扱いの酷さ

・「勝ったモン勝ちやーっ!!」
この見開きの見所
1、白石部長のポーズは比嘉中伝統「暗殺指令のポーズ」?
2、二人でVの字を作るBLコンビ
3、どんどん顔が変わって、今週はすごくチャーミングな石田兄

・全然観客がいない会場
非常にリアリティがあって素晴らしいですね。
中学生の全国大会如きに観客なんて集まるはずがありませんから、ベスト4あたりになると負けた学校は帰っていって、どんどん寂しくなるのが道理。
「リングにかけろ」なんか、中学生のボクシング大会なのにドーム満員で全国放送してますからね。
まあ確かに、パンチで人が吹っ飛んで窓ガラス突き破って場外へ落ちるボクシング大会なら、中学生だろうが小学生だろうが生で見たいですけど。
あ、いや、それを言ったらテニスも同じくらいの事態なんだから、もっと観客がいて然るべきなのか?
ううむ、リアリティってなんなんだ??

・屋根があいたよ
観客の件はリアリティとしても、こちらはリアリティのない描写。
たぶん、屋根の開閉ってウン十万かかると思うんですよね。
東京ドームの開閉で100万ほどらしいので、それより小規模とはいえ、中学生のテニス大会にかけるお金ではないでしょう。
それに屋根の開閉って30分くらい掛かるはず。
ありえないですよ、こんなの。

……と、並大抵の漫画なら思ってしまうところですが、きっとこれも何かの演出ですよ、間違いない。
屋根を開けたことによる驚きの展開が待っているに違いありません。
屋根よりも高く飛び上がるとか、隕石を落とすとか、許斐先生ならきっと何かある。間違いない。

・桃城「不二先輩、まずは一勝頼みますよ!!」
ここの桃城先輩の首もおかしい。

・乾「だが、あの男、白石も侮れない」
どんな凄まじいキャラ付けがされるのかと思ったら「昨年戦ってないから侮れない」というだけの話でした。なんだそれは。
「試合経験がない人」は「未だベールに包まれし男」と置換可能なのか。いや、やっぱりあんまりスゴイ気はしないなあ。
この理屈でいくなら「スマッシュを打てない人」も「未知の決め球を持つ男」とか言えちゃうんじゃないかな。
まだ立海相手にタイブレークまで持ち込んだとか、そっちの方がスゴイ気がするけど、ただ、青学は立海相手に実際勝っちゃってるから、善戦したというだけではどうしても格下な感じがしちゃうんでしょうね。

・無駄のないテニス
全国大会もセミファイナルまで来て、今更「無駄のないテニス」はないだろうと思いましたが、良く考えたら、これのせいでブチャはいつも負けてたんでした。
無駄のないテニス超大事。

それに彼にはまだまだ毒手の秘密がありますしね。
ふと思いついたんですけど、毒手の正体はたぶん六本指なんですよ。
白石の左手、常よりも一指多いんですよ。
で、気持ち悪いからそれを包帯で巻いて隠してたんですけど、それが審判にバレて、審判も六本指だったんで不興を買って負けてしまうんですよ。
うん、間違いない。


☆☆☆ディグレ☆☆☆

・ディグレアニメ化
これか!
過去に実績のない星野先生が、あれだけの長期休載を許された理由はこれだったのか!

しかし、人の趣味にケチを付ける気はないんですが……この漫画は何が面白いんでしょうかね。
面白さが理解できない漫画というのはたくさんありますが、人気と面白味の乖離が大きいという意味ではこの漫画が一番です。
ワンピースもつまらないとは思うけど、需要があるのは分かるんですよね。
ディグレは一体何が面白いんだろう??
「顔に『ち』って書いてあるのが面白い」くらいしか浮かばないぞ。
神田さん性別論争もちょっと面白かったな。

……そのくらいか?

・当然破られる結界
よく分からない理由でとにかく破られた結界。ダメぽです。
しかし、それでも魔法律協会ほどのヘボさは感じません。
まだ「アクマの方が強いのかな」と思う余地が辛うじて残されています。
そう考えると、ホント魔法律協会はすごいなあ。
結界が破られなかったら逆に驚くもん。
「霊が強い」という余地がまったくない。
「魔法律協会がヘボイ」以外に考えられない。


☆☆☆ワンピース☆☆☆

・カク「気迫でここまで幻を見せるか…!!!」
越前だ! ついにゾロが越前の高みに近付いた!
このまま行けば連載終了間際には手塚並の戦闘力を勝ち得るかもしれませんね。
ゾロがんばってるなあ。もっとがんばれ。超がんばれ。

・斬撃を霧に
と、思ったら、どうやら尾田先生が許斐先生の高みに近付いてるようでした。
尾田先生超偉い。もっとがんばれ。超がんばれ。

・阿修羅イチ霧銀
手が増えてるように見えるけど、でも結局は幻なんだよね。
ってことは、これは「すごい気合を入れて突進して相手を切る技」ってことでおk?


☆☆☆ナルト☆☆☆

先週の感想で「きっとあっさりやられるんだろうけど、こういう戦いは楽しいですね。
尾獣の力をちょっとでもいいから使ってから負けて欲しいな」と書いたんですが、二尾さんは思った以上に頑張ってくれました。
化け猫さんはなんだか大神っぽいけど、それなりにカッコイイし、岸本先生もたぶん描くの楽だったろうし、良いんじゃないですかね。
サイの超獣偽画を描いてからクセになっちゃったのかな。

しかし、どうせなら後一週くらい引き伸ばして欲しかったかも。
あんだけ大暴れして、結局暁の圧勝だとなんとも中途半端なイメージばかりが残ります。
もう一週くらいあれば、「暁はさらに強かったのか!」と素直に思えたかもしれないんですが。
暁のあの苦戦っぷりからの逆転がどうにも想像できないです。


☆☆☆ブリーチ☆☆☆

・グリム「結局はてめえの力じゃ俺には勝てねえってことだ!!!」
さっきまですごい勢いでビビリまくってたくせに、ちょっと優勢になると思いっきり強がるグリムジョーたん。
かわいいなあ、萌え萌え。
これでもう一回仮面装着したら、また激しくビビってくれるのかな。
そう考えると、一護には頑張ってもらいたい。

・ルピ「穴だらけにしちゃおっかなあ〜〜〜」
松本さんの発育の良すぎる身体を見て欲情したルピたん。
エロイ! エロすぎるよ! そんな突起物がたくさん付いたものを松本さんのどこに入れる気なんだよ!
しかも、拘束、触手付き!
Yukimiさんがお休みしてる間、卑猥な感想は僕が頑張るよ!

・大活躍しそうな、そうでもなさそうな浦原さん
もちろん僕としては大活躍して欲しいですよ。
この場の十刃3人を全員返り討ちにしちゃうくらいの大活躍を希望。
なぜかって?
だってその方が日番谷隊長がオイシイじゃないですか!

・浦原「浦原商店て、しがない駄菓子屋の店主やってます」
特訓で疲労したチャド&恋次の代わりに出張ってきたのに、彼らの隠れ家をバッチリ伝える浦原さん。
相変わらずぬかりがねえぜ!

・ウルキオラ「存外、尸魂界も無能だな」
うん、読者は結構気付いてるよ。
それでもあまり悪く言っては可哀想だ。
魔法律協会に比べればこれでも頑張っているのだから。
もし魔法律協会なら、織姫をウルキオラに差し出して護衛の二人は命乞いするね。間違いない。


☆☆☆P142のコミックスの宣伝☆☆☆

・「窮地の大石・菊丸ペアが、真の輝きを放つ!!」
この編集さんも明らかに分かって書いてるなー。
素晴らしいダブルミーニングです。
でも、欲を言うなら「窮地の大石・菊丸ペアが、ぷかぷかと宙に浮かぶ!!」くらいやって欲しかった。


☆☆☆受験戦士☆☆☆

ガモウひろしを感じる画風。
まさか、大場つぐみであることに飽きて、ペンネームを変えて掲載??


内容は……扉までは面白かったです。
「やっと他流試験が出来るか」「自習には飽きていたところだ…」の辺りがピークだった気がします。
ツッコミがなければ面白いと思うんですが、やっぱり子供相手だとツッコミが必要になっちゃうのかなあ。


☆☆☆もて王☆☆☆

・パンダが跳んだ理由はなに?
結局パンダが跳んだ理由は何なんだ?
パンダ登場の時点ではまだ笹に短冊は飾りつけされてないし、誰かが「パンダが身軽に飛び跳ねますように」と書いたとも思えない。
そこらへんの理由はなくって、単に何かの漫画のパロディなのかな??

・阿久津「オレの短冊が空しすぎる」
みんな自分の日常があって、その上でプラスアルファの願い事なのに、阿久津だけマイナスになった日常をプラマイゼロに戻そうとしてるのが実に空しいですね。
太臓の「悠と宏海も一緒でいいですか!?」のセリフなんかも、阿久津には最初から拒否権なさそうだし。不憫だ。

・真白木の願い
変遷過程の推測。

「あいすちゃんと結婚(「したい」が続くと思われる)」
             ↓
「あいすちゃんのおっ(「ぱいに顔を埋めたい」辺りか?)」
             ↓
「あいすちゃんとキッスしたい」

かな?
二段目は「おっ」までしかないから、いろいろ考えられるけど、おっぱい辺りが適切かと。
無理をすれば「あいすちゃんのおっかさんに結婚の申し込みを受理されたい」「あいすちゃんのおっかない性格を改善して欲しい」とかも考えられるけど。

ああ、「あいすちゃんのおっとになりたい」もあるな。

・ドラゴンボール
ベジータ戦の元気玉ですよね。
面白いんだけど、オリジナルの記憶が曖昧なのがネックだなあ。
それにしても小城は獅子身中の虫だ。


☆☆☆ムヒョ☆☆☆

・「まったくじゃ……!! 一度は六氷殿の助手を志したのであろう!?」
ムヒョの助手候補って、クソの役にも立たない無力なクズと性格の腐った人間のクズの二通りしかいなかったんだから、まあこんなもんじゃないですか?
だからこそ、性格が腐ってなくて全く無力ではなかったロージーが採用されたんですし。

・パパ
このパパが若かりし頃のペイジさんだったら美味しいなあ。
パッと見、ペイジさんに見えますよね??
全く酷いパパですけど、若かりし頃のペイジさんだって言われれば納得しちゃうよ。

・パパ「ここに行ってその力を役立てるんだっ」
「一般人から見た魔法律協会」が描かれた非常に貴重なシーン。
見事なまでの厄介払い。戸塚ヨットスクール並の扱いです。
やっぱり一般人からしたら魔法律協会ってそういう扱いなんだなー。
そりゃあ、協会にどうしょうもないメンツばかり揃うわけですよ。
ああ見えて、今井さんとかも手の付けられない不良だったりしたのかもね。

しかし、冒頭で「幽霊なんていないの!」と言っておきながら、霊を扱う職業を勧めて「その力を役立てろ」だなんてすごい詭弁だ。酷いよ、パパン。

・「ほっとけ、ほっとけ」「帰れよ」「じゃまだなぁ」
そうそう、これですよ。
助手試験受験者の基本的な態度はまさにこれだったはず。

・パンジャ「協会に行けばなんとかなるかもって思ってた」
可哀想に。協会のことを何も知らなかったんだね。
この一点は素直に同情します。

・名前を書く欄すら分からないパンジャ
この子が疎んじられいじめられる原因は霊が見えることだけではないと思います。
一番大事な書類を紛失し、さらに名前を書く欄すら分からぬ有様。
そんな子が、さらに日頃から「霊が見える、霊が見える」と言ってるんですから。
だからといっていじめていいとは思わないけど、実際、うん、結構厳しいよね…。

・助手試験にも不合格のパンジャ
……いや、これ、本格的にダメでしょ、この子。
せっかくのロージーの好意も、これではまるで意味がなし。
名前を書く欄から手取り足取り教えたってのにね。
骨の髄までダメだな、この子は。

・そしてストーカーになったパンジャ
どこまでダメなんだ、この子は……。
やっぱり霊がどうとかは関係ないよね。

・ティキ「帰っても地獄が待ってるヨ」
帰る場所が魔法律協会しかないというのは、確かに地獄かもしれない。
どっちが辛いかといえば、魔法律協会も禁魔法律協会も変わらないからなあ。
やっぱりシャバが一番平和です。

・一言二言で禁魔法律家にあっさり寝返るパンジャ
ど、どうしょうもねー。
「アイツ邪魔だと思わなイ?」
って、普通邪魔だと思いませんよ!
ムヒョが女ならまだともかく、同性の上に職場の上司。
ムヒョなしではロージーも生きていけないってのに。
ここで「ムヒョが邪魔」という怪奇千万な考えに捉われる辺りが実にエキセントリックです。

・ムヒョ「テメェが根っコまで腐ってたら〜」
彼女は腐ってはないと思うけど、エンチューと同じで基本的に狂人だと思うんだ。
根っから性格の腐った人と、純粋な狂人。
どっちがヤバイかっていうとあんまり変わらないよね。

・ロージー「普通のお友達に…!」
さりげなくパンジャにとどめを刺すロージー。
もうこうなった以上、敢えてそこに白黒付ける必要なんてないのに!
ロージー鬼だよ、ひどい!

・パンジャ「そんなやさしいところが大好き」

「いや、キミと付き合うとか、そういうのは絶対ムリなんだけど、普通のお友達なら……」
                ↓
「お友達なら、と気を遣ってくれる、そんな優しいところが大好き」

きみはそれでいいのか。
なんかパンジャが可哀想で泣けてきた。

・「元は普通の女の子じゃったのに…」
いや、落ち着け、普通ではなかったはずだ。
魔法律協会の基準で人を見るんじゃない。

・柱「憐れな少女は逝った…」
パンジャは本当に憐れでしたね。
可哀想で涙が出てきましたよ。
特にロージーのとどめの一撃が酷かった。
今週のムヒョは泣ける内容だった。




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