WJ22号感想

ハンター復活です。そして、次号も休載です。
人が1週休むところを2週休む。
それが冨樫義博という作家。


☆☆☆ハンター☆☆☆

ポックル2世→メルエム

久しぶりに掲載されたハンターハンター。
ものすごい書きこみ量です。
もし仮に、いや本当にもしもの話ですが、現実的にありえない仮定だということは十分承知しているのですが、もしも仮に、毎週このクオリティで欠かさずジャンプにハンターが掲載されていれば、毎週月曜日は今より遥かに楽しみになるでしょうね。
とにかく今週はすごい高密度で、たった15Pなのに黒猫を150P読んだほどのボリュームがありました。

冒頭。
会長たちが何やらいやに豪華な部屋にいるところから始まります。
おそらくNGLの奥深くに入っているであろう彼らがNGL国外まで出たとも考えられないし、NGL国内にこのような部屋があるとも思えません(ジャイロさん私邸の可能性はゼロではないですが)。
また、窓からは雲が見えるため、地下にあるわけでもなさそうです。
これはおそらくノヴ先生の能力によるものなのでしょうが……だとしたら「どこでもドア」なのでしょうか。

会長の古い知人はビスケですかね。
若返ってやたら美形になりそうな気がしなくもないです。
髪を短くしたのもその伏線で。
いまの会長は全盛期の半分くらいらしいですから、全盛期に戻れば護衛軍とは渡り合えるのかも。
しかし、もし若返ったりしたら死亡フラグが立ちそうです。
いや、冨樫先生のことだから逆に立たないかもしれませんが。

残ったのはタコ、水牛、タヌキ、それと意外なことにコアラでした。
上司のカメレオンが出ていったことも意外でしたが、コアラの方が残るとは…。
彼らは女王が死んだ今、本格的に残る意義を失ってしまいましたがどうするんでしょうか。
何故彼らがそれでも残るのか、冨樫先生は間違いなく描いてくれるでしょうから安心しててたぶん大丈夫。

嘘をつくコルト。
死にそうな人間(キメラアントですけど)に対しては当然の対応ですが、それをさらりと描いてるあたりがすごいです。
コルトのキャラクターを明確にし、”もう一人の王”に繋げる流れとしては素晴らしいでき映えだと思います。
物語の整合性を無視して、結果論だけで言うならば「不具があったので、しばらくは女王の庇護が必要です」などと言った方が良かったのかもしれませんが。

最後に出てきたちっちゃい”もう一人の王”。
これが王打倒の切り札になるのでしょうか。
王はあまりに強大で、かなり閉塞した状況だっただけに、もう一人の王が切り札になるという展開はかなりgoodだと思います。
冨樫先生、この展開を考えるために3週休んだのだとしたら、うん、まあ仕方ないですね。
たとえ21日間のうち10日間がDQ5でも、うん、許しますよ。うん、許したいです。

最後のモラウ先生は……もう、言うことないです。
ものすごい勢いで死亡フラグがたった気もしますが、冨樫先生だから意外と死なないかもしれないし…。
ハンターは生き死にがさっぱり予想つかないのでハラハラドキドキです。
冨樫先生、20年くらい連載続いたらゴンですら殺しそうですし。


モラウ先生「あるのか!?人間の時の記憶が!?」
コアラ
「そりゃ、あるさ」

ポックルは意外と酷い人だったのかもしれません。


☆☆☆ナルト☆☆☆

指先の骨を飛ばせるのですか。
飛ばした骨は後から勝手に伸びてくるのですかね。
無から有を作り出せるなんて、チャクラって便利です。
どっかのナノマシン少女みたい。

キバ「敵の時は恐ろしかったが…」

カンクロウ先生は敵のときもたいして恐ろしくなかった気がしますが…。
好意的に、キバは激戦の疲労と出血多量で混乱している、と解釈しましょうか。


☆☆☆ワンピース☆☆☆

うわあ…。
この辺り一帯の生態系全滅だろうなあ…。
仲間と合流しても、この島で生きていけない気がします。


☆☆☆アイシールド☆☆☆

「竜巻=アメリカの平原では普通にバシバシ発生してるのだ!」

日本でも局所的にはバシバシ発生しますけどね。竜巻。
ほら、青春学園の試合中とか。


☆☆☆テニスのライトさま☆☆☆

王子様の前に掲載されているのが、とてもいやらしくて良いです。
デスノートがある意味まともにテニスの試合を描いているだけに、今週の王子様が引き立ちましたね。

それにしても、新入生に勝手にコートを使われ、しかもそれが運動神経抜群のうえに東大トップ入学などといういけ好かない奴らであっても、サークルのために勧誘を考える安永先輩は素晴らしく立派な大人の人物だと思います。


☆☆☆テニスの王子様☆☆☆

信じられないほど面白かったです!
しかし、ここまでやられると許斐先生はクスリでもやってるんじゃないかと、心配になってきます。

今週笑えたギャグシーン

・P99「かまいたち」
ラケットから衝撃波を飛ばして攻撃しているようにしか見えません。

・P100「おなじみの発光現象」
いろんな意味でスゴイよなあ…。

・P101「これが無我の境地というやつだ」
真田「むう、こ、これは……」
仁王「知っているのか、真田!」

・P101「頭で考えて動くのではなく…」
またしても存在意義を否定された乾先輩のデータテニス。

・P103「な、何だ、あの構えはっ!?」
出た!ギース様の「レイジングストーム」!
三節棍を持ったビリー・カーン5人…こいつで半殺しにしたのは有名な話だぜ!!


・P103「こ、これは…!?」
真田副部長の進学先はクロマティ高校に決まったようです。

・P104、105
説明不用。


☆☆☆雨女☆☆☆

待望の…とか言われても誰か分からなかったんですが、サラブレッドですかね。
読みやすい漫画で、小ネタも良かったと思います。
しかし、相手が雨でぬかるんで転んで勝利でハッピーエンドってのは微妙な感じです。
整合性はしっかり取れてますけど、何か大切なことを見失っているような…。


☆☆☆銀魂☆☆☆

結野アナ…

GOEMONさんのござる言葉はとても斬新でした。
彼には悪人になって欲しくなかったので、そこは残念。
GOEMONさんが悪人という展開は幾ら何でもヒネリがないですよ。


☆☆☆スターティングオーバー☆☆☆

お勉強はきちんとした方がいいですよ〜〜。(四則計算とか)
真面目にお勉強しないと矢吹先生みたいな偉大な大人になっちゃうよ〜〜。(特に四則計算とか)
「最年少イージス殿は偉大です」とか言われちゃうぞ〜〜。(四則計s(ry)


☆☆☆ゲドー☆☆☆

あいも変わらず無味乾燥で、何の刺激もなく、とても良いです。
読み終わった後なにも心に残らないのに、それでもこの19Pがたまらなく愛しい。
テンテンくんのちんこを見てるだけで幸せな気分になる、とかそういうレベルで好感度の高い不思議な漫画です。
今度こそアンケートを出そうと思いました。間に合えばいいけどなあ。

注)別にちんこが好きなわけじゃないですよ。少年漫画に全裸のちんこ丸だし天使が毎週ふらふら浮かんでるのを見ると幸せな気分になるというだけですよ。


☆☆☆少年守護神☆☆☆

やったあ!ゲドーより後に載ってる!!

僕の最近のガーディアンの読み方は・・・

・何か子供受けしそうな展開が出てくる→ゲドーが打ち切られるんじゃないかとハラハラする
・東先生らしいダメダメな描写が出てくる→ゲドーが生き残る!と喜ぶ

ある意味、ドキドキハラハラさせたり喜ばせたりしてくれる漫画ですね。
今週でいえば、「導殺眼」が出てきて、「ヤバイ!主人公が特殊能力に目覚めそうだよ!こういう展開子供とか好きなんじゃね―のか?」とビクビクした後、最終ページの羽根の軌道を見て「良かったヘボイ!これで子供たちも”つまらない”と思ったよな!」と一安心するという読み方をしているわけです。
我ながら性格が捻じ曲がっていますね。

それにしても東先生はバトルを描かせれば、本当にどうしようもなく酷すぎるので読んでて(ゲドーのことを考えると)嬉しいですよ。


☆☆☆ミスフル☆☆☆

いつも思うことですが一打席勝負ではバッターの方が不利だと思うのですが。
イチローだって、打率は三割前後ですから。


☆☆☆巻末コメント☆☆☆

「今回の扉絵で久々に両津蝉麻呂ピカ
チュー野輔の短歌を書きました。レ
ギュラー化しようかな?〈治〉」


最近の秋本先生は痛々しすぎて見ていられません。

「おニャン子クラブに入りたい〈信也〉」

おすもうさんにGEKITOZされて死ね!!

「ついに歯医者が終わりました!親知
らずを2本抜く事になったけど、や
っと安心して食べれます〈健太朗〉」

「歯痛の原因だった親知らずを抜いた。抜いてみるとかなり立派
だった。何だか不憫なので周りの皆に見せて自慢している〈大西〉」

シンクロニシティ!!


☆☆☆黒猫☆☆☆

先週、あえて弱点である妄想虎徹で黒十字を受ける、という紳士的行為に踏み切ったクリードさま。
紳士精神に呼応して強化する妄想虎徹Lv.3は、そんなクリードさまの紳士精神に応え、今週は巨大化を遂げます。

クリードさまの紳士的攻撃が始まります。
巨大化した妄想虎徹をしっかりと相手に視認させたあと、横になぎ払います。
それをピョンと飛び越えたトレイン。
しかし、その攻撃は伏線に過ぎなかったのです
クリードさまの本当の狙いは第三の手によりトレインを捕らえることでした。
空中で捕えられ、身動きの取れないトレイン!絶対絶命です!!

クリードさまほどの使い手がこの好機を逃すはずがありません!
身動きのとれないトレインに対し、さらなる紳士行為を重ねる最大のチャンスなのですから!!
私たちのような凡夫であれば、トレインを捉えた後は右手の剣で串刺しにしようとするでしょう。
しかし、クリードさまはそのような短絡的な戦法を取ろうとはしません。
あえて捉えたトレインを壁に叩きつけるだけに抑えたのです。

両者の戦いは紳士的戦闘とはいえ、命を賭けた真剣勝負です。
どちらかが命を落とすことも十分ありえます。
しかし、彼らはそれでも相手の命まで奪おうとはしないのです。
トレインは妄想虎徹を破壊し相手の紳士的精神を挫くことばかりを考え、一方のクリードさまも確実に相手の命を奪う機会を得ながらも今週のように肉体的ダメージを重ねるにとどめているのです。
両者の一挙一動から「勝負がつけばそれでいい。命まで落とすことはない」という想いが感じられます。
流石はバリアフリー漫画の極地、黒猫。
おそらく次号では、クリードさまは第三の手で押さえつけたまま右手の剣でトレインを串刺しにしたりはせず、第三の手をトレインから離し何か語らいながらゆっくり歩いてトレインに近づくのでしょう。
矢吹先生のさらなるバリアフリー描写に期待が高まります。

矢吹先生は偉大です。
矢吹先生は偉大です。


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