処女カレー

2002年2月1日

(作業編)

 記念すべき初めての完全自作カレー。偉大なるカレーの歴史はここから始まるのだ。

 まずは材料の選別から。今回はいわゆるスープタイプのカレーではなく、「カレー味の肉」といった感じのものを作ることにする。なので、安い肉を探しにスーパーへ。牛肉はお祝い事でもないと買わないつもりだったのだが、牛肉全品半額セールだったため、一日目にして早くも欲望に負けてしまう。我ながら情けない。

 実際のとこ、カレーの作り方も良く分からないのでカレールーの裏に書いてある通りに作ってみる。まずは雪平鍋に軽くサラダ油をひき、熱したあとニンジンと鶏肉を加えてみる。が!しばらくしたところで、鍋が焦げ始めた!!何ということか!慌てて火を止め材料を避難させる。自分は肉を炒めることも出来ないのかと、ちょっと憂鬱になる。

 気を取り直して、もう少し大きな鍋を用意する。カレールーの箱には野菜と肉を炒めろとあるが、基本的に火さえ通っていれば肉も野菜も支障なく食べれるハズだ。これ以上鍋を焦がしていてはロスが大きすぎるので、思い切って炒めるのは省略。いきなり煮ることにする。

 ニンジン牛肉鶏肉を鍋に放り込み、煮込み開始。箱の裏に書いてある通り20分煮込む。試しにニンジンに箸を突き刺してみると良い感じで刺さる。煮込みはこんなものでいいだろう。

 そのあと火を止め、ルーを溶かす。お玉の上で丁寧に溶かす。なかなか楽しい作業だ。親の作ってくれたカレーは溶けてないルーの塊とか入っていたが、いかに親の料理が大味だったか分かるというものだ。


(試食編)

 結局、出来たカレーは普通に食べれるものだった。スープタイプではないので普通のカレーとは言えないが、普通に美味しく食べれるものができた。

 実際のところ、カレーは具材を炒める絶対必要性はない気がする。きっと炒めた方が美味しいんだろうが、忙しい時などは炒めず煮込むだけで簡単に作れるようだ。これはこれで一つの成果といえよう。


(データ編)

★とろけるカレー(辛口)・・・178円
☆ニンジン(3本)・・・100円
★鶏肉・・・125円
☆牛すね肉・・・184円

制作費計・・・587円
6食分、1食あたり約99円