架神のカレー日記04.2後半
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2004年2月29日
カレーなし

 朝、たまねぎ白菜玉子を入れた味噌煮込みうどんを作り、仮面ライダーブレイドを見ながら食べた。いうまでもなくオンドゥル語を確認するためである。オンドゥル語を意識して見ていると、主役の人の一言一言が全てオンドゥル語に聞こえ、何でもない台詞一つ一つに吹き出してしまった。とても面白かったが、ぜんぜん朝食が進まないのには困ったものだ。それにしても、オンドゥル語を知るだけで、これほどブレイドは面白くなるのか。

 ブレイドですっかり気が昂ぶった私は「オンドゥルルラギッタンディスカー!オンドゥルルラギッタンディスカー!」と連呼しながら身支度をした後、仕事へ向かった。途中、近所の雑貨屋早売りジャンプを購入した。

 いつも通り適当に仕事を終えた私は、地元のスーパーにてもやしやらうどん玉やらを買った。帰ってシャワーを浴びて、いま日記を書いている。この後、少しだけジャンプ感想を書き、他にも少々書き物をした後、納豆うどんを作り、それを肴にを呑みながらゲームをする予定だ。しっかりと時間を確保し、酒や肴を揃え、十分な環境を整えてから、意識的に「仕事のある日も家に帰ってこんなにゆったりする時間があるのだ」と強く思うようにしないと、私のように病的に忙しさを嫌悪する人間には耐えられない。

2004年2月28日
カレーなし

 朝はコロッケ丼を作って食べた。コロッケ丼というのもどうかと思ったが、実際作ってみると、やっぱりどうかと思うものだった。単にたまご丼の上にコロッケを乗せて食べているだけだ。コロッケの玉子とじはあまりお勧めできない。

 昼間は大体、何か書いてた。

 夜はラーメンを食べた。親から送られてきた生麺タイプのラーメンで、なんだかすごくアッサリ味で不味くはなかったけど、そんなに美味しいものでもなかった。

 ナメクジは食べないで。人のなすこと、多くは善悪両面持ち合わせており、その一面だけを見て毀誉褒貶することはできない。この例で言えば、確かに虫がかじるような無農薬野菜は農薬の害悪から人体を遠ざけてくれるかもしれないが、しかし、人間はレタスにナメクジが這うだけで病気になるほど脆弱な生き物でもある。

2004年2月27日
カレーなし

 朝、納豆味噌汁を食べた。

 その後、通販を一件発送処理し、近くの肉屋コロッケを買った。本当は贅沢にもトンカツを買う予定だったが、時間が悪かったらしく、コロッケしか置いてなかった。
 どうしてこの店は毎週金曜日に揚げ物が安いのだろうかと昔から不思議に思っていたが、フライデーだということに気が付いた。

 それから少しゲームして、夕食にはコロッケうどんを食べた。その後はカリカリと書き物をしていた。

2004年2月26日
朝:チキンカツカレーパン
 食べるものが何もなかったので、最寄のコンビニでチキンカツカレーパンを買って、電車の中で食べた。チキンカツというよりもパンの中にチキンナゲットが入ったような、微妙な食べ物だった。

 今日も仕事は派遣だった。今日の職場では珍しいことに女性が多かった。私の会社は、その性質上男性ばかりで女性は少ないのが常だが、その数少ない女性のほとんどがここにいたのではないかというくらいだ。お昼は新入りの可愛らしい女性と一緒に食べた。

 仕事の後、高田馬場へ行き、後輩たちとお酒を呑んだ。基本的には楽しかった。

2004年2月25日
昼:コートロッジの野菜カレー
 メバルのお味噌汁を食べた。とても美味しかった。

 仕事に行った。新宿での仕事だった。そして携帯電話のアプリに関する仕事だった。タイミング良く昨日の夜に親指の腹を切っていたため、非常に作業し辛かった。

 昼はコートロッジというスリランカ料理屋野菜カレー弁当(500円)を食べた。まあ美味しかったけど、前食べたビーフカレーの方が良かった。

 帰りに同僚とゲーセンに行きゲームした。一緒に行っても別に同じゲームをするわけでもなし、お互いにお互いがやっているゲームを眺めたりしていた。私は彼のやっていたメタルスラッグ2がとても参考になったし、彼も私がやっていたエスプガルーダを見て開いた口がふさがらないような顔をしていたので、たぶん何か得るものがあったのだと思う。
 その後、血迷って『神撫手』一巻を買った。帰りの電車で読みながら「何てつまらないんだ」「もう一度読もうという気になれるのだろうか」「いや、もう一度読むどころか一度読み通すだけでも辛い。時間の無駄だ」「なぜ私はハンターの最新刊を買わずに神撫手など買ってしまったのだろう」と後悔に後悔を重ねた。まあ、買ってしまった物は仕方ない。最大限有効活用する方策を考えよう。

 家に帰って、メバルの酒蒸しと朝の残りのお味噌汁を食べた。メバルはこれで終了。わずか3日間8匹食べたことになる。しかし、ちまちまと食べて腐らせても勿体無いし、これはこれで良かったとは思う。だが、いままで食べてきたメバル料理の中で一番美味しいと思えたのが、今日の夕食に食べた味噌汁というのはどういうことだろうか。メバルは既に残っておらず、ただダシを取っただけのものだったが、とてもとても美味しかった。

 ……粗でいいのかもしれない。

2004年2月24日
カレーなし
 朝、メバルを焼いて食べようとした。フライパンを引いて、そこにメバルをポンと置いて焼いていたのだが、しばらく焼いても中のほうが生のままだ。フライパンでは上手く焼けないらしい。仕方ないので、を注いで蓋をした。蒸し焼きにするつもりだったのだ。しかし、そうすると今度は酒が飛びきらず、魚がグジョグジョした。カリッと焼けたメバルを食べたかったのに!
 どうしたものかと悩んだ挙句、水気を切るため電子レンジにかけることにした。もう、ここまで来ると元々どういう調理をしようとしていたのか分からない。しかし、肉や魚というものは少々のミスが積み重なろうと大概は美味しい物であり、今朝の朝食もご多分に漏れず、まあ美味しかった。

 仕事は派遣だった。作業は簡単だったが、胃が痛くなるような仕事だった。別に誰が悪いわけではない。無論、私が悪いわけでもない。ただ、ありがちなミスが重なって、結果、何人かの人が気分を害したり怒ったりしただけだ。結局のところ労働という存在自体が根源悪なのだから仕方がない。昼休憩に食べたトンカツ弁当(500円)は美味しかった。派遣は1000円ボーナスが出るので、こんなときこそ外食をするべきだ。

 帰ってお湯を沸かし、そこに白菜メバルを入れ、煮えたら取り出してポン酢をかけて食べた。鍋物気分である。それを食べながら少しだけを呑んだ。

 すべきこともしたいことも一杯あるのに何もする気がしない。最近、しばしばそんなことがある。少しおなかが痛い。

2004年2月23日
カレーなし
 昨日夜、酔っ払ったまま布団に潜ってルパン3世を見ていたら何時の間にか寝ていた。それで、朝目が覚めたらちびまるこちゃんをやっていた。その後続けてキン肉マンを見ていた。ロビンマスクvsジャンクマンをやっていた。子供の頃、この二人の戦いにすごく興奮した覚えがあるが、いま改めて見るとジャンクマンが自分からコーナーポストに突っ込んで頭を打ったあと、ロビンマスクにジャンククラッシュしようとしたらロビンマスクが血まみれだったため上手く抜け出ることができて、そのままフィニッシュホールドを食らってジャンクマン負け、終了、という酷く適当な話だった。それにしても、ジャンクマンが上腕部に付けている腕輪はあの腕でどうやって付けたのだろう。それどころか彼はパンツをはくことだって難しいんじゃないか。そんなことを考えていたら二度寝してしまった。再び起きたのはやはり昼頃で、納豆とか食べた。今日の予定は午前中にジャンプの感想を書いた後、午後からゲームに没頭するつもりだったが、しかし結局ジャンプの感想は午後3時まで及び、その後いろいろといじっていたら5時までかかった。それから8時までゲームをした後、親から送られていたメバルを使い夕食を作った。ドコサヘキサエン酸が摂れるのは嬉しい。メバルは味噌醤油で煮込んで食べた。まあ美味しかったけど、こないだのように酒蒸しにしてレモンで食べた方が美味しいと思った。今日は試しに改行せずに日記を書いてみたが、予想通り読みにくい。

2004年2月22日
カレーなし
 今日は昼から仕事だったので、10時頃ゆっくりと起床し、お風呂に入った後、ゲームとかしてた。チキンラメーン朝食を摂った後、近くの早売り店でジャンプを買い、仕事へ行った。

 今日もいつも通りコート含め計4枚着ていたが、アホかと思うくらい暑かった。周りを見ると、みないつもより軽い服装であり、これまでと変わらず厚いコートを羽織っていた自分がバカみたいだった。試しに幾つか服を脱いでみたところ、2枚も着ていれば十分だったほどだ。

 職場の休憩中、職場ではジャンプを読むのは微妙にNGだったため、近くのファーストキッチンへ行き、そこで130円マルガリータピザを食べながらジャンプを読んだ。ここのピザは決して美味しいとは思わないが、仮にもピザが130円で食べれるのは有難い。

 仕事の後、家に帰ろうとすると、ものすごい強風と、小雨に見舞われた。昼はアホほど暑く、帰りには風と雨なんて、今日の天気は私に対する嫌がらせだろうか。

 夕食はざるそばを作った。2ちゃんねるで「食に対する向上心がない」と煽られたので、今日はわさび醤油ポン酢で蕎麦を食べることにした。結果としては、わさび醤油は最初は美味しいけどすぐに飽きる、ポン酢はそれなりに美味しいけど、やっぱりそばつゆで食べた方がいい、という大変無難な結果に終わった。
 足りなかったから、その後、緑のたぬきを食べた。酒に酔っていると、すぐに、足りない→カップ麺でも食うか、という思考になってしまうから良くない。現にいま緑のたぬきが余ってちょっと困っている。

 プリクラは、画面の指示通りにセクシーポーズを取ろうとしたら、悪鬼を踏みつける毘沙門天像、あるいはサタデーナイトのためフィーバーしているジョン・トラボルタのようになってしまう。

 いま、酔っている。

2004年2月21日
夜:カレービアンゴ
 今日もお休み。やっぱり遅く起きて、納豆・玉子・味噌汁で健康的に朝食を摂ったあと、昨日の続きでサイトを作っていた。

 サイトを作るといっても、外観やコンセプトはできあがっているので、後はひたすら文章を書くだけだ。しかし、この分量が半端ではないので、本当に大変。今日も一日中書いていたが全体の1/15ほどしか書けなかった。

 今日は書くことがないので、パートナーのメタリカ君に感謝の意も込めて、この機会に私のよくある書き物のパターンを紹介したいと思う。
 基本的にMSNメッセンジャーというチャットソフトにメタリカ君がやって来てから開始。二人で書くべき事柄に対し、資料として使えるページを検索。数ページから10ページくらいを揃える。資料を通読した後、対話形式でアイデアを捻りだし、相互補完する。実はアイデアは3:7くらいでメタリカ君の方が多い。
 次に、私がアイデアを項目化し、それらを文脈に沿って順序良く並べていく。外殻が定まったら、私がカチャカチャと文章を作り、随時サーバーにアップし、メタリカ君がチェック。修正箇所を指摘され、改善を加えていく。
 と、このような作業を日々延々と繰り返していまサイトを作っているわけで、他に『広辞苑の女』シナリオなどもこの方法で作られている。一人でやるよりアイデアも湧くし、気分が楽だし、すぐに感想が聞けるし、良いことづくめだが、二人揃わないと仕事ができない。

 夕食は以前差入れで貰った「カレービアンゴ」という高そうなインスタントカレーを食べた。色は白いし、あんまり辛くないし、カレーというより、ドリアみたいだった。案の定、タバスコをかけたら美味しかった。

2004年2月20日
カレーなし
 昨日寝るのが遅くなったので、今日は早く起きることを最初から断念していたら、やっぱり起きたのが12時だった。

 朝食に、白菜・たまねぎ・ラム肉皿うどんを作り、それを食べながらサイトをいろいろ見たりした。食後、通販を一件済ませた後、何かをしていたが何をしていたか良く分からない。とにかく不毛に時間ばかりが流れた。掲示板にレスとかしてたのは覚えてる。今日は作りかけのサイトを進めようという目的があったのだけれど、その大きな仕事から微妙に逃げ出していた気がする。しかし、今日やろうとしている大きな仕事も、考えているさらに大きな仕事からの逃避かもしれない。結局のところ、「計画グレシャムの法則」の通りにはまっている気もする。
 その後、「昔の勘を取り戻すため」という名目で、作りかけのサイトの過去に作っていた部分を読み返していたら、これがもう自分が書いたものなのに面白くて面白くて仕方ない。ゲラゲラ笑っていた。しかし、あんまり面白すぎるので、こんなものの続きが果たして書けるのだろうかと、自信を失いかけた。いま私はすごく自画自賛しているのかもしれない。

 夕食に軽くチキンラーメンを食べた後、ついにサイト製作に本腰を入れた。何事もそうだが、こういうものはやり始めるまでは面倒くさいが、やってしまえば止まるところをしらない。ほぼノンストップで5時間ほど書きつづけたが、サイト全体の1/30しか出来なかった。そして、いい加減疲れたので寝た。

「もしかしたら天才かもしれない症候群」。私は「自分は天才に違いない症候群」なので、微妙に他人事。「自分は天才に違いない症候群」には、「ナルシスト」という、より一般的な名称を与えることが出来るだろう。どうでもいいが、綿矢タン画像これがベストだと力強く断言したい!

2004年2月19日
カレーなし
 お休み。仕掛けていた目覚ましの通り、朝9時に起きることができた。休日にも関わらず朝9時におきるなんて自分えらいなあ、と布団の中でニコニコしていると何時の間にか二度寝してしまい、次に起きたのは11時だった。9時のあれは、起きたのではなく、目が覚めたというべきかもしれない。

 少しゲームした後、ごはんを食べた。白菜・タマネギ・ラム肉・もやしを炒めて醤油とんこつラーメンに入れて食べた。やはりラム肉は汁気のあるものに入れると匂いがきつくなる気がする。

 食後、男爵ディーノの掲示板にレスをした。なんと、レスだけで2時間掛かった。美文を書こうとしたとか、推敲を重ねたとかそういうわけではない。私は文章を書くのが遅いのかもしれない。

 その後、やはり色々書いてた。

 夕食はラム肉の味噌炒めを作った。最初は野菜炒めを作るつもりだったが白菜で野菜炒めを作るのもどうかと思い、味噌炒めにした。フライパンでタマネギ白菜を軽く炒め、味噌を溶き、フライパンに流す。野菜の上にラム肉を乗せ、蓋をして蒸し焼きにする。ラム肉の色が変わり食べられそうになったらフライパン終了。皿に肉と野菜を移した後、味噌を溶いた酒が大分煮詰まってるはずなので、それを野菜の上にかけて完成。これと味噌汁を作って食べた。

 total number of speakers, members of the ethnic group: 4.話せる人は世界で4人。これはもう、言語なのか暗号なのか分からない。

2004年2月18日
カレーなし
 チキンラーメンを食べて仕事に行った。

 今日の仕事は簡単だったけど、短調だからすぐに眠くなった。度々意識が飛んでしまい、その度にどこまでやっていたか分からなくなってしまうので、こまめにメモを取りながら仕事した。すると、仕事をしていて一瞬意識が途切れて、それでメモを見ると何処其処までやったと書かれていて、記憶はないのだけどそこまでやったのだから続きからやる、という何ともメメントなことになってしまい、良く意味が分からなかった。とても胡乱だった。

 帰りに新宿で少しだけゲームをした。

 地元のスーパーで野菜とか買った。ニジマス一匹40円だったので買ってみた。ラム肉も半額だったので買った。

 家に帰り、ニジマスのことで少し悩んだ。私は切り身になっていないお魚を調理するのは初めてだったのだ。正月に田舎に帰った際、父に請うて三枚下ろしのやり方を教えてもらったのだが、そんな2ヶ月前に一度二度やったようなことを憶えているわけもない。記憶を頼りに調理するような不確実なことは諦め、インターネットを検索して魚の捌き方を探すことにした。急がば回るべきだ。
 程なくして、私はこのページを発見した。インターネットは本当に便利だ。探せば何でも出てくる。このページによれば、良く分からないが腹を掻っ捌いて中の臓物を捨てて洗えばいいらしい。鱗を適当に包丁で取った後、ニジマスの腹部を切開し、臓物を捨ててみた。
 その後、このニジマスをどう料理しようかと考えた。最初はホイル焼きにしようかとも思い、やはり検索をかけてみたが、レシピを探している内に友人の「蒸し焼きが簡単で良い」との助言もあり、今日は蒸し焼きにすることにした。
 ニジマスを適当に醤油生姜に漬けてしばらく放置し、一方、フライパンに油を引いてタマネギを軽く炒める。そこへ先ほどのニジマスをポンと置く。タマネギを下に敷き、直接フライパンに当たらないようにだ。ニジマスの上へ、先ほどから漬けこんでいたタレみたいなものをかけ、蓋をして放置。たまに日本酒を加えながら傍観していた。
 放置すること10分ほど。うっかりタマネギを幾つか焦がしてしまったが無事に蒸し焼きができた。初めての切り身じゃない魚料理も、まあそれなりに巧く出来た。思ったよりは簡単だったが、しかし魚の腹を割いたりするのはやっぱり面倒くさいので、次の日が休みじゃないとやる気はしないと思った。だが、何はとまれ、これで今後から切り身じゃないお魚も怖れずに買える。

 ニジマスを食べながらを呑み、「ELECTRIC DRAGON 80000V」という映画を見た。良く分からない映画だった。面白いのかつまらないのかも良く分からない。その後、少しゲームをして寝た。

2004年2月17日
カレーなし
 お風呂に入って、味噌煮込みうどんを食べて仕事に行った。今日は電車の中でマヤ文明の本を読んでた。ギリシャ神話の本と違って眠くならなかった。この本によるとマヤの人たちはココアに唐辛子を入れて飲んでたらしい。しかしまあ、私もカレーにチョコを入れたりするし、唐辛子とカカオの組み合わせはそれほど突飛なものでもないといえばない。世界的に見ても、ココアが甘くなったのはそう遠い昔ではないらしい。

 仕事はみんなで力を合わせて字一色大四喜を出したりしてた。ダブル役満だ。4人で協力したとは言え、これを達成した時はかなり嬉しかった。

 仕事の後、新宿ヘッドパワーというライブハウスに主に森永理科さんを見に行った。森永さんは相変わらず可愛らしくてとてもよろしかったが、今日はラストのセンチメンタル出刃包丁がすごく良かった。知人のバンドだということを差し引いても、良いバンドだったと言えるだろう。全ての曲が同じ曲に聞こえることとか、ボーカルが何を言ってるのか一言たりとも聴き取れないことなどとても良かった。「オレたちは大音量で雑音を撒き散らしたいだけなんだ」という自己主張が強く伝わってきた。良いことだ。パンクに大切なのはうわべの美辞麗句ではなく、このような厚かましいまでの自己主張だと思う。
 また、彼らの「オンナのマンコに金目鯛をブチ込みたい」というMCがとても良かった。これは言うまでもなく「レッド・ツェペリン」がライブの後、ホテルでグルーピーの女性の性器に鮫の剥製を挿入したという伝説的なエピソードのパロディーである。私は下品なネタは基本的に苦手だが、このようにエスプリに溢れたものならば嫌いではない。
 ライブの後で『広辞苑の女』をこっそりと物販スペースに並べていたら、持って行っただけ全部売れた。自分の作品ながら驚きを隠し得ない。良く売れるなあ。こいつは。

 いい加減遅くなったので帰って夕食を作るのも面倒くさく、地元駅の近くの居酒屋らしきところに入った。ここはラーメン角煮入りなのに500円ということで、どの程度のものなのか以前からとても気になっていた。500円で角煮入りなんて、ゴミみたいな豚肉が少しだけ入ってる程度かと思っていたが、これが嬉しい誤算で、大きな角煮がごってりと入っており、スープも絶品とまではいかないまでも十分なレベルのものだった。東京は基本的にラーメンが高いが、これは私の田舎の基準で考えても高くない。良い店を発見してしまった。

2004年2月16日
カレースパ

 今日は仕事は休み。朝8時頃に目が覚めた。電気は点けっぱなし。テレビも点いたままだった。しかし、休みの日に朝早く起きれたことは嬉しかった。嬉しかったので、昨日途中まで見ていた『五条霊戦記』の続きを布団の中で見ることにした。これが間違いだった。相変わらず単調なこの映画を見ているとまたしても眠ってしまい、次に起きたのは昼の12時だった。

 再び起きた私は、とりあえずジャンプを買いに外へ出た。徒歩30秒の位置にある不便なコンビニエンス「コスモスかとう」は、都合によりお休みだった。本当に不便なコンビニエンスだ。仕方がないので、自転車で1分の場所にある良く分からない店(雑貨屋だろうか)に行ったら、今度は売り切れだった。日曜発売らしい。売り切れだったのは困ったが、早売り店を身近に発見できたのは嬉しい。仕方なく自転車3分の場所にあるセブンイレブンまで行きジャンプを購入した。パジャマにコートを羽織っただけの姿で出るには、ちょっと遠すぎる買物だった。

 ジャンプを読みながら、納豆うどんを食べた。その後、ジャンプの感想を書いていたが、今日は書くのに5時間も掛かった。真に遺憾である。私は何をこんなものに5時間も掛けているのだろう。今日やろうと思っていたことが軒並できなくなった。来週からジャンプ感想を2時間以内に書き上げることにしようと思った。

 夕食はカレースパを食べた。

2004年2月15日
カレーなし

 うどんを食べて仕事に行った。作業はつまらなかったがゲームは面白かった。発売して2年くらい経って安くなったら買いたい。それにしても、やりたいゲームは山ほどあるのに全く時間が追い付かない。早く金を作って遊んで暮らしたい。

 帰りに新宿に寄って、少しゲームした。エスプガルーダがラスボスまで行けた。今日は調子が良かった。その後、マックハンバーガーを一個買い、漫画喫茶『野望の王国』の続きを読みながら食べた。単にお腹が減っていただけかもしれないが、ハンバーガーがとても美味しく感じられた。今までマックのハンバーガーは「肉のはさまってる安くてまずいパン」と認識していたが、今日で「安いハンバーガー」と認識が変った。

 帰って、昨日ビデオに撮っていた『五条霊戦記』を見ながら、冷奴を呑んだ。冷奴だけでは足りなかったのでカップ焼きそばを作って食べた。
 『五条霊戦記』はあまり面白くなかったので、途中から『新撰組始末記』を見た。こちらは面白かった。結構酔っていたので、『新撰組始末記』が終わると同時くらいに眠ったと思う。『新撰組始末記』のラストは何となく覚えがあるので、たぶんこの辺だろう。


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