2003年7月14日
カレーなし
朝食におにぎりとチキンラーメンを食べた。チキンラーメンの具材は海苔と玉子のみ。しかし、不思議とチキンラメーンには、このような貧相な具材が似合う。チキンラーメン自体が良い意味でチープな味わいだからだろう。
適当に仕事した。
仕事の後、休憩室に酒が置いてあった。知り合いが秋田へ帰った際にお土産で持って帰って来たもので、皆さんでご自由にお飲み下さい、と書かれていた。そこには「結構高価なものなので、皆さんで飲んでください」と、「皆さん」にアンダーラインが引かれ、強調してあった。
しかし、彼女はまだまだ世間知らずだと言わざるを得ない。「皆さんで」などと注意書きを添えたところで、そんなものが貧乏人の前で何の役に立とうか。譲り合いの精神というものは、基本的にゆとりある人間にのみ許された考え方であり、逼迫した人間には他者のことなど考える余裕はない。私が、普段1.8リットル800円の安酒ばかりを呑んでることも考えれば、そのような高価な酒を目の前にして自制できるわけもない。
というわけで、基本的に「飲めるだけ飲む」つもりだったが、さすがに何の肴も無く、がぶがぶとは飲めない。結局、一升瓶の1/3ほど飲んだところで止めた。何だ、私も結局良識的だな。ちなみに、飲んでるときに土産の主がやってきたが、彼女も思ったほど同僚が日本酒を飲めないことが誤算だったらしく、私がぐいぐいと飲んでいても何も言わなかった。結果オーライ。
帰りに、あなご天(90円)を買い、夕食は蕎麦を作った。その後は黙々とジャンプ感想を書きつづけた。疲れる。特に黒猫の感想を書くのが疲れる。一度、頭の中で黒猫のストーリーの価値変換を行い、次にその歪めた価値感覚のまま、論理整合性のある文章を作らなければならないからだ。実際にはそれらの脳内処理に掛かる時間自体はたいしたことはないのだが、エネルギーのコストが大きい。
書き終えた後、何となく何か食べたい気分になった。全くお腹は減っていなかったのだが、そういう気分なのだから仕方がない。たぶん、ストレスだろう。幸い、私は就寝直前のカロリー摂取による肥満などを全く気にすることが無いので、何か食べるものは無いかと冷蔵庫を漁った。3週間前に賞味期限が切れた納豆が見つかった。食べ物は賞味期限内に確実に処理する私としては珍しいことだ。とりあえず、その納豆を食べることにした。
納豆ごはんを作って食べてみた。想像通り何の問題も無く、美味しく頂けた。若干味は落ちるものの、臭いも色も何の問題も無い。納豆って強い。
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