架神のカレー日記03.3後半
back number

2003年3月31日
夜:カレースパ(なんだか甘いカレー使用)

 仕事へ。昨日は残業をしたため、家に帰ったのが10時半。そこから晩ゴハンを食べて、お風呂に入って、お皿を洗って寝てすぐ起きて仕事。本当に残業というものは恐ろしい。昨日一日をまったく仕事に捧げたような気がして鬱になる。身の周りで一流企業に就職した人達などは毎日こんな生活かと思うと、彼らの強固な精神力に驚嘆せざるを得ない。たった一日残業しただけでこれだけ気分が落ち込む私には、一般企業への就職など絶対に無理だろう。

 というわけで、今日は「電車でジャンプ読めるから」と自分を励まし、がんばって仕事へ。いつもお世話になっている上司に、先日の温泉のお土産として、宿の部屋に置いてあったおせんべいの粉々に砕けたものを差し上げた。決して嫌がらせではない。上司も喜んでハイチュウをくれた。

 家に帰ってカレースパを作って食べた。あと、マイタケとかき卵の吸い物も作った。卵2個は多すぎた。
 ビデオをいろいろ見たが、一昨日最終回だった「天使な小生意気」はギリギリの内容で、土俵際でなんとか残った感じだった。あの原作に対し、アニメオリジナルで結末を付けようという時点で失敗は確約されたようなものだったが、そう考えれば善戦していたといえなくもない。
 同じく、昨日最終回だった「ギャラクシーエンジェル」はどこで落すのかと思っていたら、最後まで落さなかった。残念だ。あれはあれで前半は良い出来だったと思うが、後半はどんなものか。決して良かったとは思えない。最終回もいつも通り普通にやって欲しかった。

2003年3月30日
朝:カレーの穴風チキンカレー(5)

 朝カレーを食べて仕事へ。今日は当日欠勤が一名出たため、上司と私で穴埋めのため残業をすることに。本来なら一分一秒たりとも残業などせず帰りたいのだが、今月はあまりに稼ぎが少ないため仕方がない。

 残業をする日は、帰るまでとてもお腹が持たないのと、精神的な報酬のため、お昼にお弁当を買うことにしている。私が利用するのは、もちろん、職場近所のダメ弁当屋「ランチボックス」だ。あのギトギトした気持ち悪い鳥の唐揚げを食べないと、とても残業などする気力が起きない。

 が、悲しむべきことに、ランチボックスはそこになかった。潰れたのだ。確かにいつ潰れてもおかしくないほどダメな弁当屋だったが、まさか本当に潰れるとは思わなかった。いつまでも道楽で営業して欲しかった。ぜったい、近くにオリジン弁当ができたのが原因だ。こんな安全で美味しい弁当屋が出来たらランチボックスが敵うわけない!オリジン弁当は鬼か!

 というわけで、仕方なくオリジン弁当で最も単価の安い「若鶏の竜田弁当」(390円)を購入。くッ、なんだこの弁当は。鶏肉は脂ぎっているわけでもなく、コメも常識的な量で、味は普通に美味しい。こんな普通に美味しいお弁当で、これから残業をしようとする私の心を満たせるものか!ふざけるな!!あの嫌がらせのように巨大で、見た目が悪く、食いにくく、衛生管理が不安で仕方ない上に、胸焼けと満腹感を勘違いさせてくれるランチボックスの鳥の唐揚げ弁当を返せ、ちくしょう!このやるせない気持ちは、早稲田まで行ってワセ弁を買うことでしか押さえられないのだろうか。ああ、クソッ!ダメな弁当が食べたい!!ダメな弁当が食べたいっ!!

 帰りに駅でうさんくさいおばちゃんの手作りお惣菜「鳥の唐揚げ」(100円)を購入。私の精神はランチボックスの代替を必要としていたようだ。家に帰ってうどんを作り、鳥の唐揚げと一緒に食べる。ダメだ、物足りない!おばちゃんの唐揚げも衛生管理ではランチボックスといい勝負だが、胸焼けとか、見た目の気持ち悪さとかが全然及ばないぞ。もっと頑張ってくれ、おばちゃん!!

2003年3月29日
カレーなし

 とても久しぶりに仕事へ。あれだけ連休があったにも関わらず、一日働いただけで「早く休みたい」と思うあたり、本当に、だめだ。

 夕食は残った餃子カレーでシンプルに食べようかと思っていたが、玉子が切れていたので帰りにスーパーによると、マイタケがお安く売っていたので、それを買ってしまった。結局、夕食はキャベツマイタケを炒めたものに、餃子目玉焼きを食べた。

 オールスター感謝祭は年々つまらなくなる。あの番組はクイズ自体は面白いのに、それ以外の企画を増やしすぎだ。最初の放映では、確か赤坂5丁目マラソンしかなかったはずなのに、最近ではクイズよりも、その他の時間の方が長いくらいだ。

 今日は何も気の利いたことが書けないので、「チョウセンメクラチビゴミムシ」という虫が実在することでも書いておこうかと思う。誰が名付けたのかは知らないが、思いきったことをする人もいるものだ。そのときの彼は、いったいどういう精神状態だったのだろうか。

2003年3月28日
カレーなし

 相変わらず二食に分けて食べたくなるほど豊富な量の宿の朝食を食べ、宿を後にする。そのまま延々と電車に揺られて東京へ。

 上野で皆と分かれた後、秋葉原プリンターを物色した後、新宿へ。バンドでものすごく適当にレコーディングした。

 家に帰ると、妹からメールが届いていた。「おめでとう」と書いてあったので、何がおめでたいのかしばし考えた後、今日は自分のお誕生日だったことを思い出した。

2003年3月27日
カレーなし

 というわけで、温泉に行ってきた。同行は大学のときの後輩4人。昨年は男女比が1:3だったため、周りから「犯罪だ」などと冷やかされたが、今年は2:3なので健康的なはずだ。

 基本的に電車の時間を調べたりといった仕事は私が受け持っており、皆は私の決めたタイムスケジュールに従っていたわけだが、ここで一つ問題が起きた。昼1時を過ぎた頃、4人中4人全員が空腹を訴えたのである。そうか、しまった。一般的な日本人はお昼にごはんを食べるんだった(!)

 私も朝食は味噌汁と梅干で摂っただけだが、昼はいつも食べないので別にお腹が空かない。しかし、それは私個人の勝手な事情であり、タイムキーパーとしては当然昼食の時間を予定に入れるべきだった。まったく、自分一人の勝手な先入見に捕われ、他者への思いやりを亡失していた己に腹が立つ。本当にすいませんでした。

 今回行ったのは、群馬県にある湖城閣という温泉宿。バスを降りた瞬間、町自体からVOW的な臭いがぷんぷんと漂っていたのだが(関西の人には「小枝のパラダイスのような」と言った方が分かりやすかろう)、私の予感は正しく、宿で貰った地図が明らかに間違っていたり、周りの施設がどれもこれも定休日だったり、二階から滑り台がついている民家を見つけたり、フェンスを乗り越えないと辿り着けない場所に観光スポットがあったり、宿の入り口に「全室リニューアル、ウォッシュレットトイレ完備。アメニティ全開」など意味不明な張り紙を見つけたりと、何かと手強い温泉街だった。

 温泉宿に付き物の、三食に分けて食べたいほど豊富な量の豪華な夕食を食べた後、しばし部屋でまったりし、温泉へ行く。食前は30分程軽く入っただけなので、食後はゆっくりと入りたかったが、皆が私を置いて酒盛りを始めようとするので、諦めて1時間ほどで出なければならなかった。
 ちなみに、このように私がゆっくりと温泉につかれなかったのは、一人の女の子がとてもせっかちさんで、団体行動を乱しまくり、フライングで酒宴を始めようとしたからだ。だが、その団体行動の乱し方が、時間で区切られている混浴露天風呂の男性入浴時間に「待つのだるい」といって入っていったりと、大変豪快なものだったので、そこまでされてはこちらが合わせざるを得ない。(この日は私達を含め2、3組しか客がおらず、おそらく露天風呂に誰もいないだろうと踏んでの行動だったらしいが、それにしても豪胆だ。もちろん私ともう一人の後輩の男の子は遠慮して入らなかったので誤解無きよう。)

 さて。肝心のであるが、いろいろ置いといて、とりあえず怖かった。食前に入ったときはまだ空も明るかったが、食後に一人で入ったときは既に空は暗く、また明かりもほんのりと周りを照らしているだけで、幻想的というよりもとにかく暗くて怖かった。宿には「まれにカモシカが現れて、お客様を驚かせたり、喜ばせたりします」と書かれていたが、あの暗がりでカモシカが突然現れたら、私に喜ぶ余裕は全くないだろう。仮に同じ状況でチュパカブラが現れたとしても、その恐怖とカモシカの恐怖は区別出来はしない。

 案の定、私がお風呂から上がると酒宴たけなわであり、「先輩が帰るまで待とう」などという会話が交わされたとは考えにくい。せっかちなあの子は自分で買っておいたビールを早々と飲み終わっており、その後、日本酒をちびちびと呑んでいたが、皆に先んじてすぐに寝た。今日一日を振り返ると、彼女だけ周りの人達の行動時間より2時間ずつ早く行動していた。見事だ。早稲田大学第一文学部の最大の特徴はその個人主義的風潮にあると思うし、彼女のように周りに流されず自分の思うままに振舞える人間はまさに早稲田らしいと思う。立派な後輩を持ち、先輩として鼻が高い。

2003年3月26日
カレーなし

 今日も仕事がなかった。困った。明日から温泉に行くので、今日は働いて「いつも労働してるから、明日は温泉で骨休みだ」気分を盛り上げたかったのだが残念だ。
 
 朝食は「銭形平次」を見ながら納豆とかお味噌汁とか食べた。今日の銭形平次は時代劇に元型があることを改めて教えてくれた。すなわち、物語冒頭で子供が食べ物を盗んだ場合は、高い確率で長屋では兄弟が腹を空かせて待っており、また母は確実に病死しており、父はやんごとなき理由で悪事に荷担している。

 夕食は味噌バターラーメンを作って食べた。キャベツ餃子バターで炒めて、味噌ラーメンに入れただけだが、美味しかった。最近、いつも家にいるから毎日平穏で書くことがない。

2003年3月25日
夜:カレーの穴風チキンカレー(5)

 また休み。毎日楽しくていいけど、テスト期間中にゲームしてるような罪悪感がつきまとう。貯金が1億くらいあれば、この享楽を気がねなく享受できるのに、残念だ。

 朝食は昨日のマグロオリーブオイル塩胡椒で焼いて、マヨネーズをつけて食べた。夕食はカレー餃子を食べた。

 先日、後輩から貰った「式神の城」をしばらくやってみたが、非常に難解だった。難解なのはともかく、理不尽な敵の攻撃が多い。自機の見た目の当たり判定より敵弾幕の隙間は明らかに小さいし、覚えてないと回避不可能な高速弾が多すぎる。まあ、そんなこといったら自機の攻撃なんて敵からしたら絶対回避不可能だし、弾幕の激しさも比べ物にならないし、敵もやってられないだろうなあとしばしば思うが。

 あとはジャンプの感想を書いたり、「聖闘士星矢」を見たりしていた。星矢は現在ポセイドン編。星矢が海闘士バイアンの技を初めて食らったときには、「黄金聖闘士に勝るとも劣らない実力…」とかいっていたのに、その直後急にコスモが高まって、「お前など黄金聖闘士の足元にも及ばない!」とか言い出すし、本当に訳がわからない。アニメ版のリザドのミスティはピンクのタイツが気持ち悪いと思う。

2003年3月24日
カレーなし

 相変わらず仕事が無く連休継続。こういうときこそ何かすべきなのに何も出来ないのがダメ人間たる証明か。月に10万あれば問題無く生きていけるが、今月はまだ7万ほどしか働いてない。

 そういうわけで、今日もゲーム三昧。朝食は卵ご飯納豆味噌汁で食べた。炊きたてのほかほかごはんに生卵を落してとくと、卵がごはんの熱で軽く固まり、あれがなんだかとても好きだ。今日のは炊きたてごはんではなかったので、それを再現しようとレンジにかけてみた。すると、何だか別の料理になった。これは危険だ。

 スーパーでマグロ(50円)と、あまりに安かったので餃子を買った。餃子は20個入りで100円。もし私に無駄遣いできるお金があれば300円で餃子を60個買って、かねてよりの夢である「気持ち悪くなるまで餃子を食べる」が実践できたろうに残念だ。5個ずつ4食に分けて食べることにしたい。

 夕食は買ってきたマグロと残りのトマト缶トマト煮を作った。ちなみにこのマグロはレシートを見ると「マグロアラ」となっており、これがアラであったことを確認した。私が今まで食べていた魚は全てアラだったようだ。
 トマト煮は、まずフライパンにオリーブオイルをひき、キャベツマグロマイタケを炒め、その上から塩胡椒を振る。手で潰したホールトマト日本酒を加え、蓋をしてしばらく蒸した後、水気が飛ぶまで火にかける。こう書くと昨日のトマトラーメンの豚肉がマグロに変わっただけで、あまり変化がないことに気付く。まあいいや。美味しかった。

 その後は相変わらずゲームしてた。「毎日退屈だ」とか思ってる人は、みんなゲームすればいいと思う。

2003年3月23日
朝:カレーの穴風チキンカレー(5)

 気付かなかったが戦争が起こっているらしい。新聞も取らず、ニュースも見ず、それでも重大な時世に取り残されはしないつもりだったが、すっかり取り残されていた。アニメばっかり見てちゃ、ダメだ。

 朝は昨日作ったカレーを食べた。とても美味しかった。その後はゲームした。

 夕食は昨日の残りのトマト缶トマトラーメンを作った。フライパンにオリーブオイルをひき、キャベツと一昨日の残りの豚肉を炒める。塩胡椒を加え、軽く炒めたところでトマト缶を投入。ホールトマトを手で潰し、水気がなくなるまで炒める。あとは、適当な袋ラーメンの塩味の上に乗せて完成。
 テレビで江戸の特番をやっていたから、それを見ながら食べた。こういった落ち着いた雰囲気の番組は基本的に好きだ。だが、この番組は思ったほど江戸について触れてはくれず、途中で退屈になったので、ゲームに移った。

 我ながら、「ゲームしてた」とばかり書いているが、本当にそうなのだから仕方ない。女神転生Vは楽しい。こんなに2周目が楽しみなゲームは初めてだ。いつもならラスボスを倒したらすぐに2周目に行くか、やめてしまうのに、これはラスボスを倒した後も20時間くらい遊んでいる。

 ところで、私が呑気にメガテンで遊んでいる一方、ゲームという名の戦場己が魂を燃やし尽くさんとする強者たちがいることをご存知だろうか。そう、3月20日に発売された「シスタープリンセス2である。
 私はゲームのシスプリには全く興味が無いので、購入する気もプレイする気もいささかもないが、ゲーム自体よりも、各シスプリファンサイトの事前事後の盛りあがりを楽しませてもらった。
 たとえば、「好き好き大好きっ」さんではカウントダウンであれほど狂的な盛りあがりを見せていたにも関わらず、20日以降は通常の日記の更新ははたと止まってしまっている。その静けさがむしろ脅威である。
 また、(実は大学の先輩だった)「12人いる!」さんではトップページからして、既に崩壊の後が見られる。まったく、世の「お兄ちゃん」たちの実力には震えざるを得ない。仮にこれがシズクであっても、私にこのような狂的痴態を晒すことができるものか。

 ・・・できそうだなあ。

2003年3月22日
昼:カレーの穴風チキンカレー(5)

 幻影旅団に入る夢を見た。遅刻してフランクリンさんに怒られた。結局、シズクには会えなかった。

 今日は客人が2人来るので、部屋の掃除と、接客用のカレーを作った。客に振舞うカレーにはあまり冒険は出来ないので、いつも「カレーの穴」さんで紹介されているカレーを作ることになってしまう。アーティストとしては、こんなときこそ無理矢理チョコカレーを食べさせたりするべきなのだろうが、友人を失うのも怖い。
 まあ、このカレーももカレー粉を数種揃えていないと出来ないものだし、家庭で簡単に食べることも出来ないだろうから、私の家まで来て食べる価値が全く無いともいえないだろう。それにしても、早くオリジナルカレーを作りたいものだ。今はまだ上記のレシピに沿って香辛料を加減することしか出来ない。

 今回はコリアンダー・クミン・ターメリック・チリパウダー・ガラムマサラといったいつも通りのものに加え、カルダモン・ペパーミント・シナモンなどを加えてみた。あと、チャツネをいつもの2倍くらい入れた。煮こみ中、ずっとかきまぜていたのに鍋の底の方が焦げてしまったが、味には大きな影響もなく(たぶん)美味しいカレーができた。チャツネは多めに使うことでやっとカレーにフルーティな味わいが加わる。チャツネはケチケチしていてはダメだ。ペパーミントは前回作った何だか甘いカレに比べれば使用量が少なかったため、それほど影響を感じなかった。カルダモン・シナモンもさっぱり分からなかった。ききカレーが出来るようになりたい。

 2人は手土産でブルーチーズにごり酒を持ってきてくれたので、ここぞとばかりに呑み、食べた。ブルーチーズは臭いがきついと聞いていたが、それほどでもなく、クセはあるものの普通に美味しく食べれた。ブルーチーズといってもいろいろあるのかもしれない。

 いろいろな話をした気がするが、酒に酔っていたこともあり、詳細は思い出せない。なので、記憶に残っていることを箇条書きするに留めたい。

  • 谷崎の「少年」はエロい
  • 「のの子の復讐ジグジグ」が心温まる話だと思っていたのは私だけのようだ
  • 星矢たちが大股開きなのは聖衣が重いからだ
  • 「科学情報・うどんスパゲティ」は面白い
  • キングブラザーズは頭が悪い(だからいい)
  • キングクリムゾンは気持ち悪い(だからいい)

 なお、客がいたときに探しても見つからなかった、優秀な接客ゲーム『もじぴったん』は本棚の後ろから無事にサルベージされた。

2003年3月21日
カレーなし

 冷え性かもしれない。単に部屋が寒すぎるだけかもしれない。とにかくパソコンに向かってある程度の時間キーボードを打っていると、手先が冷たくなって正確にタイピングが出来なくなる。暖かいものを食べたり、シャワーを浴びたりすればしばらく回復するので、今日は昼から熱い日本酒を呑んだりしていた。

 朝はキムチ味噌と昨日の残りの豚肉うどんを作って食べた。それからずーっとHPの更新をしたり、ゲームしたりしていて、夜8時ごろ明日のカレーに備えスーパーへ買い物に行った。
 スーパーで必要な食材を買った後、とても美味しそうな鳥の揚げ物がとても安く売っていたので(89円)、ついうっかり購入してしまった。
 夕食は、キャベツタマネギと貰い物のマイタケバターオリーブオイル塩胡椒で炒めた物と、先ほどのチキン、そして食パン3枚食べた。炒め物に塩胡椒をかけすぎて辛かった。失敗、失敗。

2003年3月20日
カレーなし

 朝の6時くらいに家に帰り、寝る。2時ごろに目を覚まし、昨日貰ったババロア(?)と昔もらったフルーツグラノラを食べて、家を出る。なかなか忙しい。

 今日は後輩から「もうすぐ卒業して遊べなくなるので、遊びませんか」とお誘いを受けていたので、後楽園まで。もうじき引っ越す彼から不要な身の周りのものなどを全て貰いうけた。また、別の後輩からは「式神の城」やら「ダンジョンキーパー2」やらゲームを貰った。いつも奇特なエロゲーを押し付けては「レビューを書け!」と強要してくる彼にしては非常に良心的な贈り物で嬉しかった。その後、上野カラオケに行った。
 カラオケでは何故かアニソン縛りだった。おかしい。後輩の一人は、少なくとも4年前に初めて会ったときは一般的好青年だったはずだ。それがなぜ、「北斗のメモリアル」を歌っているのだろう。4年という歳月が彼を変えてしまったのだろうか。
 そういえば、ハイパージョイという機種にKing Crimsonの「21世紀の精神異常者」「Starless」が入っていてビックリした。だが、いくら気のおけない友人とはいえ、アニソン縛りの中これを歌えるほどの蛮勇は持ち合わせておらず諦めた。「Starless」など前奏1分30秒後奏8分合計12分30秒という大作だ。こんなものをカラオケで流すのは迷惑以外の何物でもない。私はどういう友人とカラオケに行けば、これを歌える機会に巡りあうのだろうか(そして、それまでハイパージョイに残っているのだろうか)。

 その後、ドカポン(悪意に満ちた胸クソ悪いボードゲーム)をするため、彼らは私の家に来ることになり、途中で豚肉焼きそば用のそばを買い、家へ。後輩から貰ったお好み焼き粉お好み焼きを作った。
 まずは後輩(私と同じく広島出身)が「お好み焼きなら妥協はできませんよ。オレは広島焼きを作らせてもらいます」ということで、彼の広島焼きを見物していた。確かに彼の広島焼きは見栄え良く、味も上出来だったが、いかんせん作業プロセスが煩雑に過ぎた。彼の作業を見て、作り方は覚えたものの、「二枚目は大阪焼きが無難だろう」ということで満場一致となり、2枚目3枚目は大阪焼きで食べた。
 食後、ドカポンをした。人を欺き破滅させることを愉悦とするこの悪鬼のような二人組に、善良でお人良しな私はいつも食い物のようにやられていたのだが、今日の私は非常にツイていて、2着が取れた。あれだけの幸運に恵まれながらも1着が取れなかったのは明らかに問題だが、3着でなければ構わない。
 ちなみに、ドカポンの順位により、以下のペナルティが課せられる。

 1位 負担なし
 2位 焼きそば代を負担
 3位 豚肉代を負担

 このペナルティはあまりに単価が安すぎて、賭けにしてはスリルが無さ過ぎると思うかもしれない。だが、この賭けの意味はその商品自体が目的ではない。悪意に満ちたこのゲームをする上で「これは賭けだから、非情にならざるを得ないのです」と自分を正当化するためのシステムなのだ。だから、友情を保ちつつドカポンをしたければ、何か物を賭けることをお勧めする。

2003年3月19日
カレーなし

 朝食にラーメンを作って食べる。そのあとゲームしてた。メガテン3をクリアーした。

 それから池袋にあるサイバーというライブハウスに出かける。今日はバンドのライブだった。ただ今回は出番がなく、2階の関係者席でメンバーのライブをボケーと眺めているだけだったので疲れなかった。
 しかし、競演のバンドさんを見ていていつも感じることだが、どれも似たり寄ったりで、見ていてあまり面白くない。どのバンドも、ギターがいて、ベースがいて、ドラムがいて、ボーカルがいて、歌を歌ったり演奏をしたりしている。どれもこれもみんなそうだ。なんでみんな音楽してるんだろう。そんなに音楽がしたいのだろうか。
 いや、「音楽がしたい」バンドがあるのは別にいい。ただ、それは全体の8割か9割であって欲しい。少なくとも残り1割は「音楽で何かがしたい」バンドであって欲しい。つまり、目的ではなく手段として音楽を扱うバンドだ。別に後者の方が前者より優れているなどというつもりは無いが、方法論としてどちらのあり方も存在し得るはずである。それが、現状、少なくともヴィジュアルシーンにおいては前者が異常なまでに多すぎ、全体の99%はそれが占めている。もちろん、その先の次元で見れば幾らでもバンドの細分化は可能だが、この次元で見る限りでは「どのバンドも似たり寄ったり」になってしまう。もっと音楽をやる気が無いバンドが見たいものだ。

 そういえばライブの後、お客さんから前回のライブの写真を貰った。写真を見ていて「何と自分はカッコイイのだろう」と改めて思った。化粧の力は本当に偉大だ。
 その後、打ち上げに行った。終電までに帰ろうと思っていたが、脆弱な私の意思がそれを支えるはずもなく、朝までデニーズで過ごすこととなった。

2003年3月18日
カレーオムライス(なんだか甘いカレー使用)

 食パンチーズマーマレード朝食を食べて、仕事へ。5日間も連続して労働をしていると、身も心もクタクタだ。特に腰が、痛い。

 帰りに駅前の薬局が開店記念セール中だったので、プリンとか買った。夕食はオムライスを作った。オムライスはこれまでも何度か挑戦していたが、あのフットボール状に形をまとめることがどうしても出来ず、ケチャップライスの上にオムレツを乗せて誤魔化したりしていた。だが、今日は素晴らしい見栄えのオムライスが出来た。上からかけたカレーも遠目に見ればきっとデミグラスソースに見えるはず。写真を撮りたいほど美しい出来映えだった。やはりコツはケチケチせず玉子を2個使うことと、少量の牛乳を混ぜること。そしてケチャップライスは一度皿に取り、クレープのようにフライパン全面を使用して玉子を焼くことだと分かった。
 
 明日ライブに行くので物販で売るCDでも作ろうかとプリンターを動かす。が、動かない。いろいろいじくって一度動くようになったが、また止まってしまった。インク漏れも甚だしい。どうやらヘッド部に問題があるらしい。
 今までも騙し騙し使ってきたが、流石にもう限界かもしれない。印刷自体はまだ何とか通用するレベルだが、音は大きいし、スピードは遅いし、いい加減買い換えたい。CD製作だけでもプリンターには相当過酷な稼動をさせていたので、耐久限界はそろそろ過ぎていてもいいはずだ。
 しかし問題は、一日一日を生きることで精一杯な私がまさか月ごとの収支に「減価償却費」まで計上しているわけがないことだ。形あるものいつか壊れる。減価/耐久使用年数を毎年貯金していれば、こんな事態にも困ることは無いのだが、現実的に「いまだいじょうぶ」な物が「いつか壊れる」ことなどそうそう想定できるものではない。今回はプリンターだから、それでもまだ許容範囲内だが、いつかパソコンが物理的に全壊した場合(隕石が落ちる、巨人に踏まれる)など、一体どうすればいいのだろう。

2003年3月17日
カレーなし

 目覚ましとKing Crimsonのアルバム『Red』で目を覚ます。私は目覚まし時計と目覚ましタイマーをセットしたコンポで朝起きているが、それがKing Crimson、しかも『Red』だとからとても目覚めが気持ち悪い。例えが分かり辛いかもしれないが、朝起きたら世界が『裸のランチ』だったというのが近いだろうか。
 ちなみに目覚まし音楽はいろいろ試したが、これまででいちばん気持ち悪かったのはLed Zeppelin『Black Dog』だった。起きたばかりで意識が半混濁しているときに、同じフレーズを延々と繰り返す『Black Dog』を聴いていると、時間がループしているように感じられ、乗り物酔いにも似た気持ち悪さを感じた。もし、将来タイムマシンが出来て過去や未来に行けるようになったら、絶対「時間酔い」というものがあると思う。

 仕事に行って、帰る。帰りにスーパーでトンカツを発見。一口ヒレカツが1枚74円。ついに誘惑に負け2枚も買ってしまった。今日はついにカツ丼だ。しかし、贅沢な買い物をしてしまったものだ。今日の夕食は200円を超えるだろう。

 まずはお風呂に入り、カツ丼の前に身を清める。それから調理。前回親子丼を作ったときはフライパンで作ったため、卵焼きのようになってしまった。なので、今回はで挑戦。鍋にめんつゆ砂糖を入れ、タマネギトンカツを10分ほど煮る。その後、軽くといた卵二個を流し入れ、卵が半熟になれば完成。カツ丼はトンカツ自体を作らなければお手軽なものだ。

 カツ丼は素晴らしく美味しかった。鍋で作った玉子とじはフライパンで作ったそれよりも遥かに見た目に勝り、またトンカツは上級食材豚肉の威厳たっぷりで、似て非なるもの玉子丼との格の違いを見せつけた。とても幸せな気分になり、明日への活力も湧いたので、たまには贅沢をするのもいいだろう。2ヶ月越しの願望が叶った。

2003年3月16日
カレースパ(なんだか甘いカレー使用)

 朝食を食べながら、アバレンジャー仮面ライダー555を見た。アバレンジャーの主題歌は初めて聴いたが、ものすごかった。サビなんて「アバレ!アバレ!アバレ!」だし、「アバレた数だけ強くなれる〜♪ アバレた数だけ優しさを知る〜♪」とか歌ってるし、正気の沙汰とは思えなかった。私もこんな素晴らしい詞が書けるようになりたい。
 あと、仮面ライダー555主人公勇治・結花だと今週で確信した。正規の主人公サイドは全く魅力を感じないし、その行動も動機もいささかも共感できるところが無いが、一方、ダークヒーローである勇治・結花サイドが何と丁寧に描きこまれていることか。主人公サイドはいつもその行動理由が釈然としないし、成り行きで戦ってているようにしか見えない。今週、主人公が倒したオルフェノク(敵)もたまたま襲ってきたから迎撃しただけという感が強い。その一方で、今週の勇治・結花は視聴者から見ても最も憎たらしいオルフェノクを颯爽と倒している。どちらがより共感を呼び、カタルシスを与えるかと言えば、間違い無く後者であろう。

 そんな感じで今日も仕事。日曜は電車が空いていて楽で良い。家に帰って、夕食にカレースパを作り、アニメの「こち亀」と昨日ビデオに撮った「天使な小生意気」を見ながら食べた。ジャンプで連載している「こち亀」は精一杯評価しても下の上といったところだが、アニメは本当にクオリティが高い。日曜の夜7時から家族で気楽に見るには最適なアニメだ。本当に良く出来ている。やはり、こういうぬるいアニメが週に2、3本はあってほしい。ぬるいアニメについては、昔シスタープリンセスについて一筆取ったので、よければ一読されたい。(『本気で薦めるシスプリ論』
 「天使な小生意気」はついにアニメが原作を追い抜いてしまい、その前に当然アニメは終了するかと思っていたが、オリジナルストーリーで続けることになった。原作のクオリティが高いだけに、アニメオリジナルの出来が非常に懸念されたが、今週のを見る限り、杞憂に終わらない可能性がある。この話にオリジナルで続きを描くのは、幾らなんでも無謀ではないだろうか。ああ、来週も違う意味でハラハラドキドキだ。
戻る