架神のカレー日記03.2後半
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２００３年２月２８日
朝：グリーンカレー
　朝、残りのカレーを食べて、仕事へ。お昼にバレンタインで貰ったスニッカーズを一つ食べたが、夜までは持たなかった。とてもカロリー高そうなのになあ。

　帰りにスーパーに立ち寄ってみると、マグロが１パック５０円ととても安価だったので購入。30分ほど湯で煮込んだ後、インスタントの豚骨ラーメンを作って食べた。マグロを煮込むことで、スープ自体は良い味になるのだが、いかんせんマグロ自体の味が淡白過ぎた。
　マグロが淡白だったせいか、何か物足りなかったので、マグロで酒の肴を作ることにする。まずフライパンに油をひき、マグロを焼く。そこへ、何か間違ってるんじゃないかと思うほど塩こしょうを振る。最後に上から軽くオリーブオイルをかけて出来あがり。これをマヨネーズにつけながら食べると、とても美味しかった。何より、マヨネーズは非常にカロリーが高いのが嬉しい。私のようにマヨネーズがあまり好きではない人間にとって、マヨネーズを美味しく摂れる料理は有難い。

　あとはゲームしてた。

２００３年２月２７日
夜：グリーンカレー
　昨日早く寝たにも関わらず、起きたら７時だった。いちおう５時に起きてゲームしようと思っていたのだが、目覚ましなど何の役にも立ちはしない。さすがに今日は遅刻しなかったが、普通に考えると目覚ましが鳴ってから２時間も起きれなかったわけで、明日がとても心配だ。

　仕事の後、帰ってカレーを食べて、あとはひたすらメガテンした。ところで今日は同僚と一緒に帰ったのだが、この職場の人達は「ああ、早く帰って〜〜やりたいなあ」と皆考えることは一緒で、私は〜〜の部分が「メガテン」だが、他の人は「FF」だったり「三国無双」だったり「ぐるぐる温泉」と、まあ似たような人達ばかり、ということで。

２００３年２月２６日
カレーなし
　朝、というか、昼ごろ起きて、竹の子と鶏肉でお蕎麦を作る。その後、再び温泉を探して、最終的にここに決定した。

　その後、二人で『もじぴったん』をしていた。相変わらず好評で、接待ゲーとしての価値の高さを再確認した。そして、傍目八目なゲームだということも改めて思った。（人がやってるときは「なにやってんだよ、そこだよ、そこ」と思うくせに、いざ自分がやると同じ轍を踏んでしまう）

　夕頃、駅まで後輩を送った後、家に帰って洗濯して、お風呂に入って、ジャンプの感想書いて、夕食に白菜とナスと竹の子と鶏肉の炒め物と目玉焼きを作り食べた。それからゲームしていたが、眠くて仕方ないので早く寝た。

２００３年２月２５日
夜：グリーンカレー
　朝、フレンチトーストを作り、メタリカ君と食べる。人に食を与えるとは、私も貧乏人のくせに度量が広い。

　そのあと仕事。どうやら多少規則が厳しくなるらしく、明日からは遅刻してはいけないことになってしまった。私のようなダメ人間が遅刻せずに出社することなど、果たして出来るのだろうか。しかし、良く考えたらそれが一般的には普通のことだし、いままでが微温すぎたことも間違い無い。この機に、少しだけ真人間に近づく努力をするのもいいかもしれない。

　家に帰ってからは、簡単にうどんを作って食べ、来客が来るまでメガテンをして待つ。夜１２時ごろ大学の頃の後輩が家に来たので、今度行く温泉を探したり、昨日作ったグリーンカレーを振舞ったり、チョコを食べたり、仮面ライダー竜騎の最終話を見て感動したり、聖闘士星矢を見て笑ったりした。
　この日は来客が来るということで、珍しく暖房を使用していたが、それでも彼女は寒いと言っていた。私が「じゃあ設定温度を２０度まで上げるよ」というと、彼女はそれにも驚いていた。「寒い日は布団にくるまってふるえるもの」ということで私の身体は諒解していたが、やはり一般的な感覚とは違ったらしい。

２００３年２月２４日
夜：グリーンカレー
　すっかり寝坊したので、朝食も摂らずに四谷の放送スタジオへ向かう。まあ、おそらくロケ弁が出るだろう。大いに期待しよう。

　放送スタジオはなるほど物々しい感じで、自分は関係者だともちろん自覚していても、萎縮せざるを得なかった。スタッフに案内されて楽屋（というか待合室のようなもの）に入ると、同じ出演者の方がいて、ロケ弁があった。誰もロケ弁に手は付けていなかったが、「食べ物は食べれるうちに食べ」なければ、食の機会を失う危険性がある。とりあえず貰えるものは貰っておかなければなるまい。他の出演者の方への挨拶もそこそこに、私はロケ弁（２種類あったがから揚げ弁当を選択した）を口にした。

　ロケ弁を食べはじめて、すぐリハーサルということになった。ここから先は守秘義務があるようなので、書けないが、まあそれなりに楽しかった。収録のあと、他の出演者さんとユングの話で盛り上がったりした。

　ロケの後、スーパーで具材を買って家に帰り、グリーンカレーを作る。その頃、バンドメンバーがやって来た。今日は私の家（メンバーからはカレー御殿と呼ばれている）で、前回のライブの上映会（ビデオに撮っていた）や清算をするらしい。
　さっそくカレーを振舞う。４人中２人は辛さを訴えたが、それでも４人とも食べていた。食べながら、前回のライブ映像を見て、５人でケラケラ笑ってた。ああ、面白い。この人たちは本当にバカだ。
　長い清算のあと、少しだけ『もじぴったん』で遊んだ。このゲームは接待用としても非常に優秀だという仮説が証明された。亀山おじさんは私に勝てず非常に悔しがり、いまお泊りしているメタリカ君は「ふつうステージ」の「すてーじ６」をかれこれ一時間ほど悩んでいる。
　　

２００３年２月２３日
夜：カレースパ（ひどく適当なカレー使用）
　朝食を卵、納豆、味噌汁、海苔で摂りつつ、「仮面ライダー５５５」を見る。この作品の主人公は、いくらなんでも非人道的すぎる。とてもじゃないがこんな人間に感情移入できない。敵のオルフェノクも同じようなものだし（まあこちらは敵だし仕方ない）、結局いちばん近しいと感じられるのは、突然の身の変化に右往左往している新参オルフェノクの二人だと思う。ぜひ、彼等には第三勢力となって欲しい。主人公より、むしろ彼等を応援したい。

　それから仕事へ。とても楽しかった。

　家に帰ってカレースパとトーストを食べた後、当然のようにずっとメガテンしてた。明日はスタジオ収録だ。芸能人を間近で見れるという興奮や、生まれて初めてスタジオロケというものに参加する高鳴りよりも、またあの旨いロケ弁が食えるのか、という期待が先行してしまう。明日は期待していっていいのだろうか。

２００３年２月２２日
朝：カレードリアっぽいもの
　朝、昨日と同じカレードリアっぽいものを食べた。私はたんにタバスコが使いたいがために、こんなドリアっぽいものを作ってる気がする。

　そのあとは、ずーっとメガテンしてた。

　夕食にうどんを作って食べた。そのあとも、ずーっとメガテンしてた。世界ふしぎ発見をちょっと見たかったけど、実際９時になってもメガテンを一時中断する気になれなかった。朝から晩まで家から一歩も出ずにゲームしてると、とても幸せだ。一生、これでいい。
　明日は仕事だけど、早く行って早く帰ってメガテンしようと思う。

２００３年２月２１日
朝：カレードリアっぽいもの
　朝起きて、朝食にカレードリアっぽいもの（コメ、カレー、卵、とろけるチーズの順に乗せレンジで３分）を食べた。カレードリアっぽいものは、それだけだとちっともドリアっぽくないが、タバスコをかけると急にドリアっぽくなるので不思議だ。

　その後、ずっとメガテンしていた。

　家から出たくなくて仕方なかったが、今日は「聖闘士星矢」上映会の日だったので、頑張って目白の友人の家まで行った。当然、何か食べ物が出てくることを期待し夕食も摂らずに行ったが、そのような準備は何もなされてはいなかった。ならば私の腕を奮うまでよ、と冷蔵庫を開けたが、調味料以外本当に何もなかった。いくら私でも無機物から有機物は作れない。夕食は諦めた。
　「聖闘士星矢冥王ハーデス編」は、とにかくヒドラの市が面白かった。あと、キャンサーのデスマスクのやられっぷりが面白かった。ムウと星矢に３０分の間に計４回も吹っ飛ばされていた。何かしゃべっては吹っ飛ばされていて、彼は何をしに来たんだろう、吹っ飛ばされに来たのだろうか、と思うほどだった。デスマスクたん、しょぼすぎる。
　鑑賞した後、「聖闘士星矢」ミュージカルの構想を語り合った。私の構想がまだ現実的なレベルではなかったため、長時間語ったが、具体的なアイデアにまでは至らなかった。

　11時ごろ目白を辞し、家路につく。帰りに松屋で牛丼でも食べたい気分で一杯だったが、そんな贅沢はしてはいかんと思い直し、家に帰った。そして今、コメを炊いている。あと一時間ほどで炊けるだろうか。お腹減った。

２００３年２月２０日
カレーなし
　朝寝過ごしたので、朝食も摂らずに仕事へ。適当に働いた。ここ４日ほど仕事を休んでいて金銭的に辛いのに、明日も仕事が無いのでお休みになった。ヤバイなあ、と思う反面、「明日はメガテン三昧だ。わぁい」と心の中のダメ人間が小躍りした。

　帰りに牛乳を買おうとスーパーへ寄ると「鮭はらこ飯」（半額200円）という、鮭といくらの炊き込みごはんを売っていて、あまりに美味しそうだったので誘惑に負けて買ってしまった。最近、あまり働いていないのに贅沢ばかりしてていいのだろうか。

　帰って、それを食べながら聖闘士星矢を見た。今日の星矢は苦笑無くては見れないものだった。フェンリルは家が没落したのは分かるが、なんで野生化しなきゃいけないのだろうか。そこの論理の飛躍が映像になると、また間が抜けていて素晴らしかった。

　その後、メガテン３で遊んだ。

２００３年２月１９日
夜：鯛のお頭カレー
　起きて、適当にお茶漬けでも食べて、昨日の鯛のお頭を使い、カレーを作った。

　そして２時過ぎから収録。よく知らないけど、お笑い芸人さんが来た。たぶん、くりいむしちゅうという人だと思う。さすが相手はプロだけあって、話を進めるのが非常に楽だった。こちらがツッコミを期待して取った行動を逃さず突っ込んでくれる。流石はプロだ。他にもリアクションの取り方とか、大変勉強になった。
　あと、テレビ局の人たちはもっと怖い人だと思っていたが、そんなことは全然なく、むしろ人当たりの良い人達だった。こちらが素人だったこともあるだろうが、すごく優しかった。何にせよ、稀有な体験が出来て良かったと思う。

　稀有な体験といえば、ロケ弁も貰った。これが非常に豪華なお弁当で、見た目こそ華やかではないが、中身はマーボーナスあり、エビチリあり、煮しめ（肉入り）あり、とすごく幸せな気分になれた。芸能人は毎日こんな良い物食ってんのか。くそう、羨ましいなあ。次のスタジオ収録の時も期待して行こう。

　夜頃、鯛カレーを食べた。以前一度やっていたので予想通りだったが、やはり今回も身が分解し、骨がカレールーの中に散在し非常に食べにくかった。鯛と言えば、昨日の鯛も今日の分も経費で落としてもらった。大人の世界っていいなあ。

　あと、ＤＲＡＫＡＮをついにクリアーした。ちなみに、２月２日に記した「アルワーレン脱出手順」は、結局あれだとバグってしまい進行不能に陥ってしまった。その後もいろいろと調べてみて、最終的な解決案が見つかったので、記しておく。

１、アルワーレン出口手前でセーブして、一度ＤＲＡＫＡＮを終了。
２、タスクバーのサウンドアイコンから「オーディオのプロパティの調整」を選択。
３、再生のとこにある「詳細プロパティ」を開き、パフォーマンスタブにある「ハードウェア　アクセラレータ」を「なし」に設定する。

　こうすれば、ゲーム中の音（のみならずＰＣからのあらゆる音）が鳴らなくなるが、アルワーレンは脱出できる。無事脱出すれば、出口でセーブしてまたハードウェアアクセラレータを設定し直せばいい。
　どうも、このバグはサウンドブラスター周りのバグらしいが、サウンドブラスターでバグを出しているようでは、いけないと思う。（サウンドブラスターはサウンドカードの標準的カードであり、普通ＰＣゲームはサウンドブラスターの使用を想定してデバッグされる。一般的にユーザーの間では「サウンドカードはサウンドブラスター使っておけば間違いない」というイメージがあるはずなので、サウンドブラスターが原因だと分かると何だかガッカリする。）

　明日からＰＳ２ソフト「真・女神転生V」が発売なので、社会順応性を失わない程度に廃人になりたいと思う。せっかくこれのためにＰＳ２まで買ったのだし、そりゃあもうガリガリとやりたいと思う。ＤＲＡＫＡＮ、ドラクエ３と、やり途中のゲームも一段落したことだし。

２００３年２月１８日
カレーなし
　今日はゆっくり起きて、朝食にうどんを作り、食べた。そして、その後いろいろやった。

　ところで。今日の夕食は鯛だった。
繰り返そう。今日の夕食は鯛だった。

　もちろん、こんな高級食材を何の意味もなく買えるほど、私は豊かではない。今回は基本的に人のカネでこの高級食材を買うことが出来たのだ。いや、非常にありがたい。

　さて、どうやって調理したものかとネットで鯛のレシピを調べる。レシピ通りのものは材料の関係で作れないものの、大体の味付けや調理方法はわかったので、冷蔵庫にあるもので自分なりにアレンジして作ることにする。日頃培った自炊経験値のおかげで、こういった高級食材を前にしても、慌てることなく冷静に対処できる。

　まずは、フライパンでオリーブオイルとバターを熱する。そこに塩胡椒した鯛の切り身を並べ、上から以前に荒挽きしたペパーミントを振り掛ける。しばらく火にかけた後、香味野菜のニンジン・たまねぎを加え、日本酒をたっぷりと振る。本当はワインがあれば良かったのだが、無いものは無い。後は蓋をして、しばらく蒸し焼きにして完成。和風ドレッシングを添えて食べた。

　さすがは鯛だ、というしかない。素晴らしい味だった。１パックで９８０円もするだけはある。実家にいた頃は父が良く趣味で釣ってきたが、然程うまいとも思わなかった。だが、それは主に調理法がシンプルな塩焼きだったため、若い私の舌には淡白過ぎたのだろう。今日の調理法だと、鯛の淡白な味わいが爽やかにドレッシングとオリーブオイルに映えていた。今度実家に帰ったときは、私が調理して振舞ってあげたいと思う。

２００３年２月１７日
夜：チョコカレー再び
　ダンボール聖衣作りは困難を極めた。このときのために買っておいたダンボール用ナイフを持ってしてもすらすらと切れるわけではなく、むしろ手にグサグサと刺さった。包丁と同じくらいの危険意識をもって取り組むべきだった。

　朝食に、買ってきたカップラーメンを食べた。期待していたほど、美味しくは無かった。さすが、定価２５０円のところ、９８円で売られていただけのことはある。
　
　この日は、テレビ朝日の製作の人が下見に来ることになっていた。事前に「きついカレーを作っておいてください」と言われていたので、チョコカレーを作ることにした。たまねぎ・ニンジンを鍋にかけ、そこへ板チョコを溶かしこみ、最後に申し訳程度に固形カレーを入れた。微調整を繰り返し、チョコの風味と甘さを残しながらも、カレーの面影があり、それでいて食うには十分つらい酷いカレーを作り上げた。

　そして、製作の人に振舞った。男性ディレクターは一口食べて、非常に嫌そうな顔をして皿を突き返してきた。もちろんそのリアクションを期待していたので、とても嬉しかった。
　だが、女性ディレクターの方はパクパクと食べていて、「結構大丈夫ですよ、今晩の夕食に普通に食べれますよ」とのこと。おかしいなあ。ちゃんと味見して、きついのを作ったはずだったのに。コメと一緒に食べると、意外と食べれるものなのだろうか。

　製作の人が帰った後、自分用にチョコカレーをよそった。あの後、カレーを足しバランスは幾分良くなっているはずだし、女性ディレクターが「意外に食べれる」といっていたこともあり、大盛りによそった。ところが・・・・・・

　ありえない。ありえない不味さだ。半分ほど頑張って食べたが、あまりの不味さに頭痛まで罹ってリタイア。な、なんであの女性はこんなものが完食できるんだ・・・。とても信じられない・・・。ＡＤって、相当厳しい生活を強いられるんだろうか。私の取材より、あの女性の取材をした方がいいんじゃないだろうか。
　と、いうことで、自分で作った料理を残したのはこれで２度目だ。ああ、勿体無い。計算ではカレーをたっぷり足せば普通に食べれるはずだったのだが（チョコを隠し味に入れることはよくある）、あれだけチョコを入れてしまえば少々のカレーでは打ち勝つことが出来なかった。水をたくさん足し、さらにカレーを足していけば、もしかしたら普通のカレーに戻すことが出来るかもしれないが、「不味いカレーが少しある」現状から「美味しくないカレーが大量にある」状況に移りそうで恐ろしい。とりあえず冷凍保存して、今後の対策を練ることにした。

２００３年２月１６日
朝：カレースパ（ひどく適当なカレー使用）
　朝、８時に起きて仮面ライダー５５５を見るつもりだったが、起きたら１０時。仮面ライダーどころか、ギャラクシーエンジェルまで見逃した。
　その後、カレースパを作り、お風呂に入って、今日の舞台、四谷区民ホールへ。２時間遅く起きたので、当然のことだが、遅刻した。

　しかし、遅刻したのは然程の問題ではなかったらしい。むしろ時間までヒマだった。昨日「一年くらいヒマを感じたことがない」と書いたばかりなのに。仕方ないので、殺が後輩から貰った差入れを食べたりしていた。

　楽屋では、すっかり弛緩し切った空気が漂っていたが、果たせるかな本番でもその弛緩した空気は抜けきらなかった。一度やっていることもあり、台詞も踊りも「まあ本番になれば何とかなるだろう」という雰囲気で、緊張感の全くない舞台だった。緊張感が無いというのは、リラックスしているとも言えるが、舞台に緊迫感が無いのでどうにも迫力に欠ける。
　同じ内容の舞台を２回やったのは、良く考えたら生まれて初めての経験だが、２度目も緊張感とテンションを保つというのは実は相当難しいことなのかもしれない。私が経験したこれまでのバンドでは、なんとなく同じ内容のライブを避けていたが、あるいはこういった事態を想定していたのかもしれない。
　ちなみに、演劇の最終日を千秋楽という。最終日である千秋楽では、役者は数々のアドリブを行い、観客も本公演とはまた一味違ったものとして千秋楽でのアドリブを楽しみにするという。これらも、役者の緊張感を保つための一つのアイデアかもしれない。同じ事を繰り返すのは技術的な向上が見込めるはずだが、それ以上に、今日の場合は精神的な弛緩が大きかった。

　家に帰って蕎麦を作って食べた。普通にかけ蕎麦を作り、そのうえに、親子丼の塩梅で拵えた卵とじを乗せようと思ったのだが、卵が上手いこと出来なかった。
　
　今日出来ることを明日に延ばしつづけたダンボール聖衣の製作に、ついに今から取り掛かりたい。だるい。
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