架神のカレー日記02.9前半
back number


2002年9月15日
夜:カレーうどん?(まぐろさんカレー使用)

 朝起きたら8時20で、龍騎のほとんどを見逃した。

 今日は目黒で「目黒さんま祭り」というお祭りがあった。落語の「目黒のさんま」に由来するお祭りで、事前に調べたところによると、炭火焼きのさんま(すだち・だいこんおろし付き)食べ放題で、お土産生さんますだちを持って帰ることができ、ちっちゃな缶ビールも貰えるという。目黒までの交通費は定期を利用しても往復320円。さんまをニ尾以上食べ、お土産品を全て持ち帰れば、ちょうど元が取れると判断し、参加を決めた。
 
 目黒についたのは10時40分。さんま祭りは10時に始まり2時には終わるという。まあ、さんまを食べて、お土産貰って帰るだけなら1時には帰路に着けるだろうと考えていた。焼きさんまの配布も、既に人が並んでいるかもしれないが、日曜の午前中からさんまのためだけに並ぶようなヒマ人がそんなにいるとも考えにくい。並んだとしても20〜30分程度だろう。それならニ尾食べるくらい問題は無い。
 だが、私の考えは甘かった。甘すぎた。目黒には長蛇の列が出来ていた。200メートルは続いていただろうか。20分、30分など冗談じゃない。さんまにありつくまで実に2時間半も並ばされた。最低ニ往復はしないと元が取れないのだが、体力の無い私は並んでいる間も倒れそうで、とても二度目を並び直す気はしなかった。お土産の生さんまの配布もそれなりの列が出来ていて(焼きさんま配布よりは短かったが)、とてもじゃないが気力が追いつかず、すごすごと帰った。
 確かに、私の実家福山では同様のイベントがあっても20分も待てば確実にさんまが食えるだろう。しかし、ここは東京だ。福山市と比べ、人口の絶対数が格段に違う。2時間半待ってさんま一尾食べるなど、常識で考えれば有り得ない話で、非効率の極みだが、絶対数が多いということはヒマ人も多いということである。今日は大切なことを学んだ。東京にはヒマ人が多い。
 楽しいこともあった。並んでる時にテレビの生中継らしき一団が通り、おばちゃん「うわー、すごい並んでるー。ここがやっと最後尾ですねー」という風にリポートしていた。このおばちゃんは周りの人の話を聞くにには、たまにテレビなどに映っている人らしいが私は知らなかった。しかし、テレビの画面越しにこういったリアクションを見るなら普通に受け止めれるが、生で見ると「うわ!なんだこのイタイおばちゃんは!?」と思ってしまうものだ。とても貴重な経験が出来た気がする。テレビの収録は生で見ると、結構有り得ない。

 家に帰って、訪れてきた後輩二人スキヤキを賭けてゲームで勝負。ゲームは「ドカポン3・2・1」というSFCゲーム。桃鉄ドラクエを足して二で割ったようなゲームで、モンスターを倒して街を開放し、最終的に最も資産を稼いでいた者勝者となるゲームだ。
 このゲームが桃鉄や人生ゲームと大きく違うところは、運以外にプレイヤーの干渉できる部分が非常に大きいことだ。ゲームシステムは極めて凶悪で、プレイヤー同士の様々な妨害工作、時によっては直接対決を推奨している。極端な例を出すと、トップの者がフィールド魔法を駆使し、他プレイヤーを殺し続けることだって出来る。生き返ったところを即魔法で殺せるので、非情に徹すれば1時間でも2時間でも延々と殺しつづけることが出来る。他のプレイヤーはさいころを振ることすら許されない。格ゲーでハメ技を使い続けるようなものだ。もちろん、ドカポンの場合はそこに至るまでの過程が非情に難しく、他プレイヤーも細心の注意を払って行動するので、一方的に押さえ込まれることはそうない。何せ、プレイヤー同士の可能性は開始時は全くのイーブンだからだ。
 開始時の可能性はイーブンでも、実際はプレイヤー同士の力量―戦術・知識・状況判断―や、サイコロの出目で伸びる者は伸び、落ちる者はどこまでも落ちていく。「友情破壊ゲーム」がこのゲームのキャッチフレーズだが、まさにその通りだ。

 私はこの後輩二人とこのゲームで学生時代から良く遊んでいたのだが、相当勝率は悪かった。運だけでなく、彼らと私とでは人間性能が大きく違う。まず、早稲田4年のK氏。彼は後に紹介するT氏と比べればそこまで凶悪ではない。的確な状況判断と、やたら強いサイコロ運を持つが、それ以外はまだ普通の血の通った人間である。
 問題は東大4年のT氏だ。この男は本当に凶悪だ。彼はびっくりする程頭が切れるが、それを「人を陥れるために使うことが大好き」という、レベルEのバカ王子みたいな人で、まさにこのゲームをやるために産まれてきたような人間である(ゲームだけの話です。日常生活ではたぶん普通の人です)。先のK氏と違い、彼のやり方は徹底している。勝利へと向かう姿勢は非情なもので、勝つためならどんな汚いやり方でも平然と行ってくる。状況判断も的確で常に私の5、6手先を読み、全体を見通す眼力もかなりのものだ。舌先三寸で私を言いくるめ、うまいように動かすのも得意だ。若干運は悪いが、圧倒的なプレイヤー性能冷徹さで、最強の座を欲しいままにしている。普段はとても良い人だが、このゲーム中だけは腹立たしくて仕方無い男だ。
 
 そんな悪鬼のような二人とやるドカポン。普通にやると喧嘩になりかねないので、常に「何かを賭けて」やるようにしている。そうすれば勝負ということで非情に徹することが出来るからだ。今回はスキヤキを賭けての勝負だった。すなわち2位野菜を負担し、3位肉を負担するというものだ。私は正直言って彼ら二人に全然勝てる気がしなかったのだが、とはいえ運の要素も強いゲーム。あまり強く断ることは出来なかった。

 蓋を開けてみると、序盤の私は絶好調。他二人を引き離し、独走態勢に入る。二人は「今日は先輩の勝ちですねー」と軽軽しく言っているが、私は「勝てる確率は30%程度だろう」と思っていた。序盤で少々運に恵まれたからといって、勝てるようなゲームではない。
 案の定、中盤でK氏にぬかされる。今日のT氏は面白いほど運が悪く底を這っていて、K氏と私の二極対立の構図となった。流石にこの時点で「いくらなんでも二位は堅いだろう」と私も思い始めた。
 が終盤、T氏が怒涛の追い上げ。流れが来たのかさいころの出目も良く、あっさりと追いつかれる。魔法で足止めするも、ラスト1回で効力が切れ、さらに資産を増やされ逆転負け。・・・・や、やっぱり、嫌だ。このゲーム。

 というわけで、私が肉代を負担してスキヤキ大会。いや、別に後輩に肉を奢ること自体は構わないのだが、ゲームで負けたことが悔しすぎる。このゲームで逆転負けすると、「もしかして私は極端に世渡りや駆け引きがヘタなのではないだろうか、こんな調子でこの先生きていけるのだろうか」という気分になり、落ち込む。しかしスキヤキが美味しかったので、少し元気になった。でも、あんなゲーム、もうやらない。もう誘わないで下さい。普通にヴァンパイアセイヴァーしましょう。

 スキヤキをたらふく食って、最後にうどん玉を入れてすきやきうどんを食べてる頃、大変なことに気付く。しまった、今日はまだカレーを食べていない!
 どうやって食べようかと一頻り考えた後、何も考えずにうどんに入れてみた。するとレーうどんの味になった。それまでは確かにスキヤキうどんの味がしていたのだが、スキヤキうどんの面影は微塵もなくなり、全くの純粋なカレーうどんの味となった。びっくりした。でもまあ美味しかった。


2002年9月14日
夜:まぐろさんカレー

 今日は朝早く起きて富士高校文化祭に行くはずだったが、この私が休みの日に早く起きるなど当然出来るはずもなく、起きたら9時半だった。
 身支度をして昨日の残りのモツ鍋を食べて、家を出たのが11時半。富士高校に着いたのは1時だった。富士高校というのは別に私の出身校とかそういう訳ではなく、単に職場の近くにある高校なのだが、私はクラス演劇を見るのが趣味なのだ。

 そんな訳で富士高校。思った以上にクラス演劇映画の数が多く、ここ数年で行った高校文化祭の中ではダントツだった。あまりに演劇と映画の数が多かったため、1時に着いて4時の終了までトイレに行く暇も惜しんで駆け回っていた。
 まずは2−E「ブレアウィッチプロジェクト」。ブレアウィッチっぽく、高校生数人が森に入っていって、何故かスクリームに殺される話だった。ノートパソコンでクイックタイムムービーを再生し、それをビデオアウトしていたと思われるが、マシンパワーが足りないのか、度々映像が止まっていたのが残念だった。また、文化祭で映画を作るときの犯しがちなミスなのだが、やはりこれも音声が聞き取り辛かった。少し知識と技術があればアフレコで録れるのだが、私の経験上、高校生と大学生のボーダーがアフレコだと思う。肝心の内容は平凡なものだった。もっとはっちゃけて欲しい。
 次は2−Aの映画「ロングラブレター漂流教室」。これまた音声が聞き取り辛く、内容はずっと見ていたのにさっぱり流れが理解できないうえに、いまいち印象にも残らなかった。アイデア的にも突出したものは無かったので、もっとはっちゃけて欲しい。

 そのあと3−Gのクラス演劇「ノロワレ」を観に行く。ホラーのようで、セットなどは手の込んだものだったが、内容的には高校生らしく軽いノリで本格的なホラーとは遠いものだった。苦笑しながら見ていたら、最後に立ち見していた私の背後の掃除用具入れが激しく揺れた。客を入れる前から、この中に待機していたのだろう。劇の内容自体はともかく、最後に使ったアイデアはなかなかのものだと思う。1クラス30人位いるのだからこそ、こういったアイデアが出るのだと思う。基本となる大筋はクラスの数人が作るのだろうが、残りの人たちはこういうちょっとしたアイデアを出していくのだろう。クラス演劇はこういったちょっとしたアイデア(場合によっては下らないアイデア)を出す人が多く余っているから、綜合すると奔放ではっちゃけたものになる。ここがまさにクラス演劇の肝だと思う。バンドや映画サークルなどでは一騎当千の者が集まっていれど、やはり数人では出せるアイデアの総数に限りがある。必ず死角が生まれてしまう。中央集権的なためアイデアはまとまり易いが、クラス演劇に見られる若さ溢れる無謀なパワーと迫力を創り出すことが出来ないのだ。これはやはりクラス演劇特有の味だろう。

 次に急いで1−G「赤ずきん/リトルマーメイド」へ行く。ノロワレと同じ時間帯で、ノロワレが終わってすぐにいったのだが、その時は「リトルマーメイド」をやっていた。リトルマーメイドは途中で見たせいもあるだろうが、とにかく良く分からなかった。赤ずきんははじまって2分プロットが破綻するところが斬新だったが、途中で軌道修正し、ラストがそれなりだったのが残念だ。せっかくだから最後まで突っ走って欲しかった。

 そして、最後は2−C「シンデレラ×アリス」。シンデレラといえば、クラス演劇の基本にして王道。クラス演劇はシンデレラに始まり、シンデレラに終わる。誰もが元の話を知っていて、またあちこちのクラス演劇で演じられているだけに、これをどうアレンジするかでクラス演劇の真価が問われる。ある意味、他と比較されることを考えると、シンデレラは最も難しい題材といえるかもしれない。
 さて、2−Cのシンデレラだが、ストーリー的にもアイデア的にも、それほど目立ったものは無かった。だが、台詞まわしシンデレラ役の少年の演技が上手過ぎた。どこまで狙ってやっているのか甚だ疑問だが、台詞は極端に説明的で、シンデレラ役の少年は台本を読んでいるかのように訥々と話す。台本を読むように〜は、狙ってやることは良くあるが、あれほど上手に(?)実践する役者はなかなかいない。全く、微塵も、上手さや、やる気が感じられない演技が素晴らしかった。

 一通りのクラス演劇を網羅した後(いくつか見逃したのもあるが)、4時までほんの若干の時間があったので、幾つかあるお化け屋敷の一つ、3−C「お化け屋敷」に入ってみる。
 ここのお化け屋敷は変わっていて、何人かの人間が一度に入れられる。入った先には、黒い薄布で作ったカーテンで幾つかのセルに分けられており、セル毎に椅子が置かれ、そこに3〜4人が腰掛ける。これで準備は完了。前口上の後、正面に設置されたスクリーンに映像が映し出される。
 映像は暗がりで何かが蠢くといった、ストーリーなど無い「なんとなく怖い感じがするもの」でこれだけ見ていても詰まらないものだが、私たちが正面のスクリーンに集中していると、薄布のカーテンを隔てた向こう側からが伸びてきて足を掴んだり、コールドスプレーを足元に吹きかけたり、作り物の生首を眼前に突きつけてくる。それが幾つかのセルで別個に行われているため、隣のセルから女の子の叫び声が聞こえてきたりして、これもまた効果的だった。これは初めて見たタイプのお化け屋敷で、このクラスの人たちのオリジナルなアイデアだとしたら、彼らは頭が良いと思った。今日見た中ではシンデレラと並んで良い物だった。

 しかし、残念なことに他のお化け屋敷等を廻ることも、売店で何か食べ物を食べることも、部活系の出し物を見ることも(私は演劇部の演劇にはあまり興味が無いので後回しにしていた)、時間的な都合で出来なかった。やっぱり予定通り朝早くから行けば良かった。残念だ。

 帰ってゲームして、夜8時になったからスーパーを買いに行った。明日がスキヤキ大会なので、今日のうちに半額肉が無いか探しに行ったのだが、今日は半額肉に恵まれなかった。そのまま帰ろうかと思ったが、困ったことに「カキフライ弁当」半額200円が私の目に入り、ついつい購入してしまった。

 帰ってカキフライ弁当お味噌汁生レタスカレーを食べながら、映画「グリーンマイル」を見た。というか、これを書いている今がちょうどクライマックスだ。なんか長くて面倒くさそうな話なので、見ようかどうか迷ったが、見て良かったと思う。しかし、こんな良い話にも関わらず、パーシーのキャラクターはまさにスティーブンキングの典型的なもので、映像で見ながらもパーシーの場面を叙述するキングの筆致が思い浮かぶようだった。

 明日は、目黒のさんま祭りゲーム→スキヤキ大会コンボなので、今日は早く寝たい。龍騎も見逃せないし。


2002年9月13日
夜:まぐろさんカレー

 昨日はスリーピーホロウがあまり面白くなかった上、いなだがあまり美味しくなかったので癪だった。
 今日ものんびりと働いた。初めて直属の上司と一緒に昼ごはんを食べた(ここのバイトは決まった休憩時間が無い上、上司も僕もあまり昼を食べないため一緒になる機会はあまりない)。また、帰りに同じ班の同僚とぶつくさと仕事の文句を言いながら帰った。なんだか今日は職場の人間関係が深まった気がする。
 今日の終了間際、なんとなく交渉したのだが来週も週休3日は望めないらしい。とはいえ、おそらく20日ライブすることになると思うので休むけれど。やはり今は忙しいらしい。
 いま仕事では、こないまで私もやっていた凄く面倒くさくて退屈で気が狂いそうになる作業を、同僚が一人でやっている。私は幸運にも他の仕事へ逃れていたが、その同僚があまりに可哀想で仕方無い。一日くらい代わってあげたいとも思うが、ヘタに代わってそれからずっとその作業を任されても困るので滅多なことはいえない。小学校とかでイジメがなくならない訳だ。私は誰かが虐められていて可哀想に思っても、決して止めに入ったり庇ったりはしない人間だと思っていたが、やはり間違いないようだ。どう考えても自分がいちばん可愛い。

 昨日のいなだはあんまり美味しくなかったので、今日は美味しいお鍋が食べたいと思い、スーパーでいろいろと買って帰る。まずは野菜の安いスーパーで、豆腐・もやし・マイタケを購入。次に魚と肉の安いスーパーへ、安い食材が無いか探しに行く。
 1パック50円ほどであればベストなのだが、残念ながら今日も捨て値魚には恵まれなかった。仕方なく牛モツ1パック110円(半額)を購入する。これにより今日のメインディッシュはモツ鍋と決まった。
 また、「ほきの造り」なるお刺身が400円くらいのところ、130円まで値下げされていたので、迷った挙句購入する。今日の夕食は豪華だ。

 帰って早速調理。マイタケ・豆腐・モヤシ・モツ・タマネギ・ジャガイモを適当にで煮込み、味の素・味噌・醤油・みりんで味付けする。最後にキムチバターを若干加えて出来上がり。それとカレーほきの造りを食べる。

 今日の夕食はとても美味しかった。昨日のよりも遥かに美味い。そして豪華だ。モツって美味しい。ほきとかいう魚は良く分からないが、コリコリしてて美味しかった。食後に、残ったモツ鍋ほきを肴にを呑みながらターンエーガンダムを見た。とても幸せだった。週5日働くことは肉体的・精神的に非常に厳しいが、金曜の酒が旨くなることだけは確かだ。


2002年9月12日
夜:まぐろさんカレーを食べる予定

 朝。今週のこち亀を読んで以来、食べたくて仕方なかったフレンチトーストを作ってみる。生卵牛乳砂糖を加えかき混ぜ、それに食パン二枚を浸した後、サラダ油バターで焼く。ついでに目玉焼きも作った。朝からフライパンを使うことには若干迷いがあったが、思ったほど時間も掛からなかった。案ずるより産むが易しというやつか。
 フレンチトーストはすごく美味しかった。少し手を加えるだけで、食パンとは全くの別物ようだ。結構手軽に作れるものだし、今後の朝食ローテーションに組み入れていきたいと思う。

 仕事は昨日と同じく、7時間ぽちぽちとマウスを押しつづけていた。非常に退屈だった。ここ1ヶ月ほどゲームのデバッグをやっていない。飛んだり跳ねたり銃を撃ったり殴ったりしたい。

 帰りにスーパーでグレープフルーツ57円だったので、買ってみる。今日はジャガイモを消費したかったので、ジャガ入りキムチ味噌汁を作るつもりだ。それにも何か入れたかったので、でも安く売ってないかと探したが、残念ながら鮭は無かった。なので、いなだとかいう魚を買ってみた。1パック50円。いなだというのが何か知らなかったので、検索をかけてみたところ、どうやらブリの若魚らしい。「ブリっぽくて美味そう」と思って買ったのだが、そのままだったようだ。
 今日はこれとカレーで夕食を食べて、その後、映画「スリーピーホロウ」を見るつもり。こういう伝承系のホラー映画は好きだったりする。


2002年9月11日
夜:牛あいがけカレー(松屋)

 朝起きたら8時半遅刻せず行くには8時半が家を出るボーダーだというのに、緊張感のない私はお風呂に入ったり、シチューバタートーストを食べて、仕事へ行く。
 あと、諦めてコンビニで金をおろした。手数料52円も取られた。腹立たしい。しかし、あさひ銀行弱小なため、綾瀬にCDなどなく、平日働き詰めだとおろす事ができないので仕方無い。いくら私といえど、所持金7円では心もとない。

 職場へ着いたのは11時前50分ほど遅刻してしまった。まあ、別に問題はない。それからまったり作業に取り掛かる。今日の仕事は、いろいろと目的を持った検証ではあったが、実質的には7時間クリックし続けるだけのものだったので、楽だが、だるかった。
 最近、仕事がだるい。別に疲れる内容ではないが、退屈なので一日が長い。楽しい時は働いた気がしないくらいなのに、最近は終わる時間を心待ちにしてしまう。せめて週3日休みたい
 そういえば、職場のおねーさんに「ジャンプ感想読んだよ」といわれ、小っ恥ずかしかった。あ、あれを読まれたか・・・

 帰りに新宿モアへ。ふごふごさんに、「LEILEIge of the Dragons」という、えっちな同人誌を売ってもらいに行った。 正直言ってそういう本は私にとって実用的でないのだが、[ロビンマスク&バッファローマン×バレッタ]の一行についつい食指が動いてしまった。
 とりあえず、ふごふごさんはいつも8時過ぎ頃に来るので、適当に時間を潰すことに。あまり早くモアへ行くと、ふごふごさんが来るまでに金が無くなりかねない。とりあえず松屋牛あいがけカレー520円を食べる。和食松屋まぐろ丼490円の方が遥かに食べたかったが、今日はまだカレーを食べていないから仕方が無い。因果なものだ。
 
 その後、モアへ行く。神風さんたちがいたのでセイヴァー。セイヴァーは弱っちくて、ちっとも勝ち抜けないうえ、人があまりいなくてどんどんお金が減っていく。このままではとてもふごふごさんたちが来るまで持たないので、一時シューティングエリアに避難。エスプレイドをやったが、事故が多くて3面ボスで死亡。情けない。
 シューティングといえば、少し前から気になっていたレイディアント・シルバーガンがやりたい気もするが、見るからにパターンゲームなのでゲーセンでやる気はちょっと起きない。サターン版で移植されているらしいが、ヤフオクで10000円以上の値がついたりと、ちょっと手が出せない・・・。誰か持ってる人いたら貸してください・・・。

 ふごふごさんからご本を買ったらスグに帰ろうと思っていたが、なかなかいらっさらない。神風さんに聞いてみたところ、「6時半くらいには来てたんだけどねー。メシ食いに行ってなかなか帰ってこない」とのこと。時間を潰したのが裏目に出たようだ。

 それでもしばらくして、ふごふごさ登場。ほえさんもご一緒。ご本を売ってもらう。本にロングホーントレイン時のモンゴルマン抜きバッファローマンのスケブを描いてもらう予定だったのに、すっかり忘れられていた。悲しい。
 本を買ったらすぐ帰ろうと思っていたのに、豆腐のように脆い私の理性はあえなく崩れ去り、結局10時近くまで遊んでしまった。今日も相変わらず、ダッシュが出ずに立ち大Kを連発したり、ロッソのつもりがしゃがみ大Pが出たり、起き上がりにDF使って逃げようとしたら発動せずにボコられたり、ESディオ=セーガ5回に1回くらいしか出ないし、いつも通りのどうしょうもなさだった。というか、ここまで思い通りに動かないのは、ほとんどガチャプレイなんじゃないだろうか・・・。でも、今日はいいこともあって、小Kの後にプロヴァ=ディ=セルヴォが出せた。全然当たらなかったが、ゲーセンで出せたのは初めてだ。嬉しい。しかし実際のところ、ヨガフレイムコマンドが成立しただけなのだが。
 それから、今日は初めてふごふごさんと対戦した。対レイレイ戦は、STO先生と何度かやったくらいなので、旋風舞にグサグサ刺さったり、離猛魂に手を出してボコボコにされたりと大変だった。しかし、離猛魂にはガード安定だと教えてもらったので、次からは大丈夫。たぶん。

 帰りの電車で、買ったご本を早速読もうかと思ったが、チラと見たところ、バレッタがあそこにあんなことこんなことをされたりしていて、電車の中で読むには私のレベルが少し足りなかった。


2002年9月10日
夜:カレースパ(まぐろさんカレー使用)

 朝、シチューと一緒に食パンを食べる。昨日でコメが切れたがコメを買うが無かったので、食パン(8枚切り100円)を買っていたのだ。パンは腹持ちが悪いと思い、バターを多めにつけて食べる。ここらへんで少しカロリーを稼いでおかねば・・・。

 しかし仕事中、案の定お腹が減った。財布を見ると212円しかない。帰りに牛乳を買いたいから使えるのは70円〜80円といったところか。使わないのが一番なのだが、あまりにお腹が減ってやるせないので、諦めて近くの団子屋でいなり寿司(70円)を購入。もふもふと食べる。しかし、いなり寿司一つで70円は高すぎる。明日からは素パンを持っていこうと思う。

 仕事中に上司と相談。元々、私は週に5日も働きたくないから就職もせずバイトしているのに、最近は週5日働いたり、日によっては残業までしている。これでは本末転倒だ。フリーターの本懐を忘れている。というわけで、明日休めないかと上司と相談。
私「あのー、明日ドラクエやりたいんで、休んでいいスかね」
上司「ダメだよー、今忙しいからー」
全然ダメみたいだ。それどころか、ヘタすると残業させられそうな雰囲気だったので諦めた。しかし、私のような社会不適応者が、週5日も働く生活にそう長いこと耐えれるハズがない。来週こそ週休3日を勝ち取りたいと思う。

 バイト帰りの電車の中で、以前からやっていたワンダースワンのFF1をついにクリアした。どんなダンジョンより、どんなモンスターより、どんなボスよりも、眠気との戦いが辛かった。とにかく、電車に座り、FFを始めると5分ほど寝落ちしてしまう。全く先に進まない。そのうえ半分寝ながらやっているので、次の日始めたらどういう状況なのか分からない。私がやっていたFFは、たぶんオリジナルのFFの3割増くらいで難しかったと思う。
 それにしても、FF1は詰まらなかった。貸してくれたプラ狂さんには悪いが、あまりよろしくなかった。まあ、最初の作品ということで、面白いかどうかじゃなく、知識としてやっといて良かったとは思うが、本当にそれだけだった。
 ストーリーもほとんど記憶に残らなかったし、ラスボスとかも「はァ?」って感じだった。第一EDを見ながら寝そうになった
 システム的にも問題があり、とにかく回復魔法の回復量が少ない。私のパーティに白魔道士がいなかったこともあるだろうが、普通に進めていたら全然回復が間に合わない感じだった。そのため、全体が10ポイントほど回復する戦闘中のみ使える回復アイテム(使ってもなくならない)を、敵を一匹だけ残して延々と使いつづけるようなことを繰り返しながら、ラストダンジョンを攻略した。とてもだるかった。眠くなっても仕方無い。
 もう一つケチをつけると、このゲーム、間接攻撃魔法が基本的に使えない。私は、敵を眠らせて無力状態にしたり敵を混乱させて同士討ちを狙ったり即死魔法で否応なく屠ったりすることが好きなのに、このゲームではそれらの成功率が低すぎた。しかも魔法の使用回数制限が厳しく、そんなことしてるくらいなら、素直に攻撃魔法を使った方が全然効率的だった。それでも無理してスリプル(誘眠魔法)はかなり使用したが、コンフュ(混乱魔法)やクラウダ、クエイク(共に即死魔法)といった魔法は全く使い所が無かった。

 ちなみにクリア時パーティは
「ナイト ぶたごり
 忍者 とんがり
 赤魔道士 きてれつ
 黒魔道士 べんぞー」
たぶん、ナイト×3+忍者×1のパーティの方が楽だと思う。魔法使い、基本的に要らない。

 まあ、そんなこんなで、しばらくは電車の中ではを読むことにしようと思う。

 帰りにスーパーで牛乳を買う。135円だった。財布の中の金は、わずか142円。危ない、ギリギリだ。団子屋で80円の草もちを買っていたらアウトだった。というわけで、いま現金が7円しかない。社会人としてどうかと思う。

 家に帰って、カレースパ(これは一般的なメニューと思っていたが実はそうでもないらしい)を作って、レタストーストをつけて食べた。美味しかった。でもやっぱりカレーがすっぱい。

 その後はドラクエをやった。カンダタを倒した。


2002年9月9日
朝食:まぐろさんカレー

 今日はシズクに萌えて萌えて萌えすぎたので、日記は手抜き。

 朝起きてカレーを食べる。おコメの量が少ないと、酸味が勝ちすぎていてキツイことが分かった。その後、ジャンプを買って仕事へ。電車の中で読んでいたら、あまりに萌え萌えなシズク扉絵に心を奪われ、とにかく萌えた。

 仕事中はシズクのことを考えながら、お絵かきしてた(←いちおう仕事)。ドラえもんも描き飽きたのでマリオとか描いた。結構、うまく描けた。捨てたもんじゃない。

 帰ってから、シチュー納豆レタスで夕食を食べ、その後たっぷり3時間かけてシズクに萌えた。


2002年9月8日
夕頃:まぐろさんカレー

 11時ごろ起きて、ビデオに撮っていた「陸まお」「仮面ライダー龍騎」を見ながら、朝食にカップラーメンを作る。昨日のまぐろを湯で煮込み、玉子を半熟にしたものをカップラーメンに注ぐ。カップラーメン自体が結構美味しかったこともあり、優雅に食べれた。

 しかし、それにしても龍騎は良い!萩野さんがカッコ良すぎる。本気で映画に行きたくなったのでネットで調べたところ、上映は13日までだという。場所は近いのは上野新宿なら平日でも6時から上映があるので仕事帰りに行ける。
 だが、一人で仮面ライダーを見に行くのも何なので、ダメ元でみっきーに平日いつか空いていないか聞いてみる。今日は珍しいことにメールがすぐに帰ってきた。「平日はムリだから、今日行く」とのこと。私としても別に今日行かない理由はなかったので、みっきーと一緒に6時からの上映に行くことにする。

 6時から映画を見るということは、家に帰るのは8時過ぎになるということだ。流石に帰ってからカレーを作るのは時間的にも精神的にも厳しい。なので、行く前にカレーを作って食べて行くことにする。

 作りはじめたのが3時前5時半に新宿待ち合わせにしたので家を4時半には出たいところだ。食べる時間と身繕いの時間も考えると、カレーは4時までには仕上げたい。つまり製作時間はわずか1時間。今日のカレーは時間との戦いだ。

 まずはテケテケとタマネギみじん切りする。しかし私は不器用なのか、タマネギをみじん切りするだけでもそれなりの時間が掛かってしまう。タマネギ一つで15分はかかってしまった。また、ルゥにとろみがつくというので、試しにジャガイモひとつをすりおろしてみた。
 次にフライパンでタマネギを炒める。いつもなら、付きっ切りで焦げないようタマネギを混ぜたりしているのだが、弱火で炒めている限り、そうそうタマネギは焦げないことが最近分かってきたので、今日は思い切って放置する(とはいってもたまに掻き混ぜるが)。そして、タマネギを炒めている間、タマネギ以外のことをする。鍋に、ヨーグルト・トマト・すりおろしたジャガイモ・カレー粉・残りのマグロ肉を加え、掻き混ぜておく。

 タマネギが炒め終わったところで、カレー粉コリアンダー:クミン: ターメリック:ガラムマサ ラ:カルダモン=5:2:1:1:1)とローリエを加え、カレールゥの元のようなものを作り、それを鍋に移す。若干カレールゥの残るフライパンに豚挽肉を入れ、軽く炒め、それも鍋へ移す。ナンプラーも適当に入れる。

 そこからついに、カレー煮込み開始。この時点で既に3時50分。簡単に書いているが、タマネギを炒めつつ、鍋にいろいろなものを入れたり掻き混ぜたりするのは結構大変だったのだ。そんなこんなで煮込み時間は逆算して10分となった。
 だが、煮込みが大変だった。ジャガイモを入れたせいか、挽肉が水分を吸収したのか、とにかく水分が足りない。一生懸命掻き混ぜているのにすぐに焦げ付きそうになる。仕方なく、残りのトマトとヨーグルトを全て投入し、なんとか焦げない程度の水分を確保。それで10分ほど煮込み味見をすると、どうにもトマトとヨーグルトの酸味が勝ちすぎている。を多めに入れて調節する。
 
 早速、試食。ルゥだけ飲んでみると食えたもんじゃないが、過去の経験上コメと一緒に食べてみなければわからない。果たせるかな、コメと一緒に食べてみると案の定良い味だった。やはり酸味は勝ちすぎているが、コメと一緒に食えば「気にはなるが不味くは無い」程度だ。酸味を抜かしていえば、どちらかといえば美味い部類に入るだろう。何より挽肉が多めに入っているため、豪華な感じがする。

 カレーを急いで食べた後、新宿へ。東口でみっきーと合流し、新宿東映へと向かう。チケットは大人1800円。高い・・・。 上映までまだ少し時間があり、みっきーが「麦酒飲みたい」といったこともあり、二人で酒屋へ。と、うまい棒30本セットを買う。ついでにチャツネがあったので、買ってみる。

 みっきーは僕の趣味に付き合ってくれたのかと思いきや、本当に楽しみにしていたらしく、グッズもかなりの量買い漁っていた。買ったグッズを見せてもらうと、2500円もする龍騎Tシャツは秀逸なデザインで、全然日常での着用に耐えれるものだった。彼女も「明日にでも着たい気分!」と言っていたくらいだ。彼女は映画の予告編が上映されている間も「龍騎がいちばん魅力的に見えるんだけど」とこぼしていた。確かに予告編で流れていた他の映画には惹かれるものがなかったが、それにしても、他の和製映画を据え置き、「龍騎がいちばん楽しそう」といえる辺り、相変わらず素晴らしい子だと思う。
 そして、ついに上映が始まる。うまい棒を肴に酒を呑みつつ、仮面ライダーを観る社会人と女子大生。思ったよりも全然ちびっこが少なく、場内は静かなものだった。以前「学校の怪談」を観に行ったときはちびっこがワーキャーとうるさく、映画に集中できなかったが、今回いちばんうるさかったのは私たちだったかもしれない。

<―――以下、映画の感想。ネタバレあり。注意―――>

 まずはハリケンジャー「シュシュッとTHE MOVIE」。面白いくらい内容のない映画で、しかしながらエキセントリックな演出が散りばめられており、二人してケラケラと笑っていた。これにカネを出す気はしないが、主菜の前の前菜としては十分だろう。

 ハリケンジャーが終わり、ドッキリドキドキの龍騎子供が見たらトラウマになりそうな内容だった。とにかくガンガン人が死ぬ。憧れの浅倉さんは残存ライダーの中では一番に死んだ。しかし、浅倉さんらしい活躍を残したので私的には満足。浅倉さんは強いのに、いつも誰かに邪魔されていると思う。悪役だから仕方ないか。
 次に脱落したのは北岡さん。ライダーファムをかばったのに「余計な手出しをするな!」とレイピアで喉元を突かれ、気付いた時には吾郎ちゃんの腕の中。戦うことに虚無感を覚え戦線離脱。彼は戦闘では死ななかったものの、病気で余命幾ばくもないので離脱=近い将来の確実な死である。最後、諦めて玲子をデートに誘うシーンは哀愁が漂っていた。
 さらに死んだのが、意外にも仮面ライダーファム。今回の映画から出てきた紅一点で、扮する加藤夏希さんも美少女。正直いって彼女を殺すとは思わなかった。きっと、主人公からライダー同士戦うことの不毛さ諭される立場だと思っていたのだが・・・巨龍に噛まれたままコンクリートに後頭部を数回殴打し、おそらくそれが原因で死亡。それもビルの前で行き倒れのように一人寂しく息絶えるという徹底ぶり。す、すごい・・・。敵の女性キャラがすぐに改心しちゃう「烈火の炎」などと比べると、とても硬派な展開だ。女子供にも容赦ない。子供向けとは思えないようなハードさだ。

 また、ライダーではないものの、なんと神崎優衣死亡。ほぼヒロインキャラの彼女が、突然あと3日の命と知り、またライダー同士の戦いは兄が自分を救うためのものであったと知り、なんと自殺。暗い部屋で誕生日のケーキを前にうつ伏すように息絶える優衣。開け放たれた窓から差し込む一杯の陽光。大変美しい映像だったが、子供に見せるもんじゃない気もした。

 そしてラストは龍騎ナイト最終進化形と思われる様相で、最終決戦へと挑むところで終わる。龍騎には初めから戦う理由がない上、ナイトの戦う理由も神崎士郎の消滅(?)により、ほぼゼロに近くなった。二人を囲む映像は華麗で優美だが、その死闘にはほとんどイデオロギーが無く、極めて退廃的かつ耽美的な形でのラストとなった。

 いや、私的には、全然OKだった。というか、すごく良かった。が、これはちびっこたちが見て本当に良いのか??アギトも結構ハードな物語だったが、このラストとは比較にならない。いくらなんでも、モロ子供向け特撮番組でここまでハードに仕上げなくてもいいんじゃないか・・・と正直思ったりもした。そういえばアギトといえば、アギトキャラが数人友情出演していて、ちょっと嬉しかった。
 不満のようなものも一応あることはある。今回の映画は、これだけ見た人でもそれなりに話が通じるような工夫がされていた。つまりTV最終話の先行ロードショーにも関わらず、現在放映されているTV版の知識だけで楽しむことが出来るのだ。個人的には映画はもっともっと突き放して欲しかった。現在のTV版から得られる知識だけでは到底理解できない謎解き新キャラなどを交え、映画を見ている最中に「このワードは何なのだろう」「このキャラはいつから出てきたのだろう」と脳内補完をする余地が欲しかった。今回の映画はあまりにそれ単体でまとまりすぎていたと思う。しかし、映画のラストが悲壮感溢れるものであるだけに、今後のテレビシリーズ哀愁を持って見ることは出来そうだ。まあとにかく、観といて良かった。それは間違いない。

<―――映画感想ここまで―――>

 映画の後、みっきーと分かれ、モアで少しセイヴァーをする。たけリリさんが使うレイレイと対戦。それでも勝てないのは悔しい・・・。

 綾瀬へ帰ると、キズモノの梨5個100円で売られていた。安さに目がくらんで買ってみるが、帰ってビックリ、が湧いてた・・・。さすがに蛆が湧いていた物は捨てることにして、残りのやつで傷みが激しいものから食べてみる。・・・あまり美味しくなかった。流石に今回は失敗だと思った。


2002年9月7日
朝:カレースパ(辛口チキンカレー使用/終了)

 最近、まっとうな勤め人のような生活が続いていたため、休みというのに朝8時に目が覚める。が、当然のように二度寝。二度寝は休日の特権だ。

 再び起きたのが10時頃。朝からスパゲチーを作って食べる。今回のカレーはタバスコや粉チーズにも普通に合うようでスパゲチーにしても美味しかった。

 その後は洗濯物をしながらゲーム三昧。まずは先日2ちゃんのスレで見てから無性にやりたくなった「忍者龍剣伝3」をやってみる。もともとFCのアクションゲームなのだが、2ちゃんでSFCに移植されていると知り、PCの中を漁っていると案の定発見。早速やってみる。
 「忍者龍剣伝」は横スクロールアクションゲーム魔界村、ロックマンなどと同じ、いわゆる覚えゲーに分類されるものだ。これらのゲームの特徴は、難易度は高いが繰り返しやりこむ事により自分なりの攻略法が編み出せること。絶対的反射神経などは求められない。私のようなしょぼいゲーマーでもやり甲斐を感じられる嬉しいゲームだ。
 「忍者龍剣伝」は通常の剣攻撃に加え、マジックポイント(?)を消費することで使える忍術による攻撃がある。基本的に敵の出現ポイントやタイミングは剣攻撃でもなんとか対処できるよう調整されているが、難しい箇所でピンポイントで忍術を使うことで、比較的安定して進めることが出来る。もちろん忍術は乱発していればスグに弾切れになってしまうが、丁度MPが底を尽きそうなところでMP回復アイテムが出てくるようになっている。つまり、回復アイテムの場所も考慮しつつ忍術を使うタイミングパターン化することにより、安定して進めることが出来るのだ。
 今日は一時間ほどやっていたが、3面がクリアできずに途中で終了。難しい。子供の頃クリア出来なかったのも仕方ないだろう。これはのんびりとクリアしたいと思う。
 なお、忍者龍剣伝のファンサイトを見ていると「忍者龍剣伝3は前ニ作と比べ格段に難易度が下げられており、手軽に楽しめる」とあった。アレは簡単な部類に入るのか・・・と驚いていたら「SFC移植版は難易度変更されており、3は1、2よりも難しくなっている」とも書かれてあり、ちょっとホッとした。

 その後は延々とドラクエやった。3時ごろ眠くなったので、お昼寝もした。仕事だとゲーム中に眠くなっても我慢するしかないが、休みだから眠い時には眠れる。いいなあ。
 5時ごろにはお腹が減ったので、お茶漬けを食べる。仕事だとお腹が減っても我慢するしかないが、休みだと適当に食べれる。とても、いい。

 夜になったのでツタヤにビデオを返した後、スーパーへ今日の晩ゴハン明日のカレー食材を買出しに。今日の晩ゴハン用にマグロ1パック50円で買う。相変わらず不可解な安さだが嬉しい。また、148円レタスがあったので購入。高いが、ここ最近レタスを食べてなく、どうしても食べたかったので諦めて購入した。他にタマネギやらジャガイモやらヨーグルトやら買った。今日はタマネギとジャガイモが安かった(タマネギ3個、ジャガイモ4個がそれぞれ89円)。

 帰ってマグロを使ってステーキを作る。マグロにショウガニンニクを塗りこみ、焼きながら塩コショウを加える。ついでに薄く輪切りにしたジャガイモも焼く。ステーキソースも作りたかったが、どうやって作ればいいか分からず、肉汁の残るフライパンに醤油を入れ、少し熱した後、マグロにかけてみた。
 ステーキに生レタスを添え、キムチ味噌汁を付けて晩ゴハンにした。マグロのステーキがびっくりする程美味しかった。わずか50円のマグロ(しかも半分ほどしか使っていない)で、こんなに満足のいく夕食が作れるなんて素晴らしい。今日は何だか良い一日だった。


2002年9月6日
夜:辛口チキンカレー

 昨日の夜は早目に寝たので、朝は比較的楽に起きれた。そして外を見るとが降っている。学生の頃は雨が降れば(自分の中で)休講が決定していたのに、雨が降っても仕事に行かなければならない。社会人とは因果なものだ。

 今日はこれまで一人でやっていた作業に3人増えた。しかし増えてよかった。一人でやっていたら絶対間に合わない仕事量だった。今日も何か食べるものでも落ちていないかと休憩室を覗いてみたが、何もなかった。

 仕事の後、新宿モアセイヴァーをやりに行く。6時ごろに着くが、何だか空いている。たけぽんさんが何故かレイレイを使ってCPU戦しているだけだ。折角なので何度かタイマンしてみる。結構イイところまで行くものの、やはり全敗。
 そのうちコショーさんトロさんが来たので、一時傍観者モードへと移行。人数が少ないとたくさん出来て良いのだが、一方お金がどんどん減っていく。私のような貧乏人には諸刃の剣だ。このままだとレイレイ教さんやほえさんが来るまでに弾切れになってしまうので、ペースを調整する意味も兼ねて傍観したり、ちょっとエスプレイドに浮気したりした。エスプは今日も4面ボスで死んだ。5面まではいきたい。
 8時ごろになってもあまり人が増えず、私の金銭的限界も近付いてきた。そろそろ帰ろうかと思った矢先、レイレイ教さんほえさん神風さんたちがやってきたので帰る訳にはいかなくなり、結局10時近くまで遊んでいた。

 しかし、今日はゲーセンでよく金を使った。ゲーセンでこんなに金を使ったのは生まれて初めてかもしれない。たぶん1000円近く使ったと思う。たまに人から「ゲーセン行かなきゃもう少し暮らしが豊かになるんじゃない?」と言われる。全くその通りだとは思うが、よく考えれば私は食費以外で金を使ってるのはジャンプ代ゲーセンくらいのものだ。特にセイヴァーは知っている人も増え、単なるゲームに止まらないものとなってきた。カネを使うポイントとしては悪くないハズだ。割り切って、今後も使っていこうと思う。しかし、何でこんなにカネ使ってないのに私はこうも貧しいのだろうか。イマイチ納得がいかない。気付かないうちに落としたりしてるのだろうか。

 綾瀬に帰ると嫌がらせのように豪雨が降り注いでいた。そんな中をとても帰る気はせず、コンビニでしばし立ち読み。コミックバンチを読んだ後、ファミ通を見てみる。自分が仕事で関わったソフトが特集されていたりすると、少し嬉しい。
 ファミ通では女神転生最新作の情報もあった。メガテン3である。どうも次作では悪魔絵は3Dのフルポリゴンになるらしい。ファミ通を見た限りではロンドのそれとは比べ物にならないくらい緻密であるが(当たり前か)、個人的にはデビルサマナーソウルハッカーズのように2D絵で綺麗に描いて欲しかったので、そこは少し残念。
 メガテン3はプレステ2で発売されるようで、やりたいとは思うが、プレステ2が無い上に買う気もあまりしない。プレステ2が1万以下まで値下がるか、プレステ2エミュレーターが開発されPCで動くようになるまで我慢したいと思う。その頃にはソフトの値段も下がっているだろう・・・。

 家に帰ってカレーカップラーメンを食べた。ナンプラーがチキンカレーに合うことに気付いてから、カレーがとても美味しい気がする。幸せだ。


2002年9月5日
朝:辛口チキンカレー

 朝、カレーを食べ、あまりの美味さに感動する。何故か今朝のカレーは美味かった。
 仕事へ行く電車の途中で座ってFFをやっていたら、案の定熟睡してしまい、乗換駅を寝過ごしてしまう。1駅で気付いたからたいした問題はないが、寝過ごすと無駄な時間を過ごしたようで何とも悲しい。

 仕事中、何か食べるものでも落ちていないかと休憩室に行くと、コンビニおにぎりが置いてあった。昨日の夜からあったものだし、消費期限も今朝の5時で切れていたので、放棄したものと判断し、美味しく頂く。ここらへんはまだ人として許容範囲だと思うが、「捨てたばっかりのお弁当なら問題ないんじゃん?」とゴミ箱を漁りそうになる自分が少し怖い。この一線は人として踏ん張りたい。

 帰りの電車でもFFをやっていたらやはり寝てしまうが、綾瀬に着いたとき、運良く目の前に立っていたサラリーマンさんの携帯が鳴り、起きることが出来た。本当にラッキーだ。図書館で「水木しげるの妖怪辞典」を借りて帰る。

 しかし仕事中も眠かったが、行きの電車も帰りの電車も我ながら寝すぎだ。FFなんて5分もやってれば何時の間にか寝ている。遅々として進まない。いちおう毎日5時間以上は睡眠を取っているのだが・・・。帰って鏡を覗くと不可解なほどにクマができていた。何故だか分からないが、今の私は睡眠不足のようだ。とりあえず今日は早く寝たいと思う。

 晩ゴハンは冷蔵庫に眠っている鶏肉タマネギマイタケを使いチキンラーメンを作ることにする。どれもそろそろ食べないとマズイはずだ。
 しかし、残念なことにタマネギは既に手遅れ。色が変わっていただけならともかく、青くなってる部分があると流石に食べる気がしない。タマネギは諦め、鶏肉とマイタケで作る。
 
 そして夕食タイム。今日は麺を延ばすことなくチキンラーメンが作れた。玉子もいい感じで半熟だ。素晴らしい。そして、鶏肉をかじってみる。

・・・・・・ゲフン!!

 何か、明らかにおかしい味と匂いがする・・・。自分をごまかしながら一切れ飲み込んでみたが、やはりおかしい。確かに鶏肉の消費期限は昨日までだったが、一日程度でそんなどうこうなるとも思えない。だが、味と匂いがおかしいのは確かだ。おそらく食ったところで腹を壊したりはしないと思ったが、それだけの不安を感じながらあまり美味しくないものを食べるのもどうかと考え直し、諦めて鶏肉は捨てることにした。実に勿体無い。
 しかし、チキンラーメン自体の味や匂いにおかしなところはないし、これまで捨てたら晩ゴハンがなくなってしまう。なのでチキンラーメンは完食し、気休めに梅干をたくさん食べておく。うん、これで大丈夫だ。

 食後、アニメ「魔界転生」の1巻2巻を見る。なかなか面白いが、それゆえに続きがリリースされていない(そしておそらくリリースする気も無い)というのは、少々辛い。

 今日はとにかく眠いので、少しドラクエ3やってさっさと寝ようと思う。


2002年9月4日
朝:黒い豚カレーうどん

 残業なのに寝坊してしまう。しまった。
 黒い豚カレーうどんを持って仕事へ向かう。今日は残業だから家に帰ってカレーを食べることができない。朝食べることが出来なかった以上、職場で食べるしかない。難儀なことだ。
 
 40分ほど遅刻して職場へ到着。少し働いたところで空腹に耐え切れずカレーうどんを食べる。なぜかピーナッツが置いてあったので、これもガツガツと食べておく。素晴らしい職場だ。

 今日の作業対象は期待通りの楽しいものであったが、困ったことに仕事量が多すぎて作業に追われ楽しむ余裕はあまり無かった。しかしまあ、興味のある内容に関わっているだけでも気分は良いものだ。
 いつもの仕事量である7時間が終了したところで、夕食にお弁当を買いに行く。これからあと3.5時間も働かなければならないため、いくら何でもお腹が空くし、帰ってゴハン作るのも流石に面倒くさいからだ。
 お弁当は職場近くのランチボックスなるお弁当屋で唐揚げ弁当390円を買った。粗く切られた野菜と一緒に無愛想に盛り付けられた拳骨のような唐揚げは、私に否応無くワセ弁を思い出させ、懐かしいようなあまり思い出したくなかったような、複雑な気分に駆られた。まさか社会人になってまでワセ弁のようなものを食べることになるとは。せめてホカ弁を食べる位の身分には成りたかったものだ。休憩室には、なぜか高そうなお菓子も置いてあったので、やはりガツガツと食べておく。素晴らしい職場だ。
 夕食の後、引き続き仕事へ。残り3.5時間は昨日と同じ仕事へ戻り、ホイミスライムを一生懸命描いたりした。初めての10.5時間労働は思ったより大変だったが、身を削った甲斐はあった。先方の希望により明日からしばらくはオカルト系データベースの専属となるようだ。有難い。

 仕事が終わったのが、大体10時40分あたり。帰り際、直属の上司に電話番号携帯のメアドを教えてもらう。これで大幅に寝坊した時、ビクビクしながら会社に電話かけなくて良くなる。ありがたい。メールが無事届くか、試しに「亞里亞萌え〜〜」と送ってみたら、「シスプリDVD買いましょう」と返事が返ってきた。無事にメールは送れたようだ。

 家に12時ごろ帰って、アイス食べて冷奴を肴にを呑んだ。今日は流石にゲームする余裕が無さそうだ。


2002年9月3日
夜:辛口チキンカレー

 昨日の夜早く寝たので、朝5時半頃起床。ゆっくりお風呂に入って、サイトの更新をして、ターンエーガンダム見ながらゴハンを食べる。余裕があれば朝っぱらからゲームして仕事に行こうと思ったが流石にそれほどの時間はなかった。

 今日の仕事は実に実に楽しかった。取り掛かっている仕事自体は変わらないのだが先週で面倒くさい作業が一段落したため、今日からしばらくの間、楽で楽しい作業が出来るのだ。なので、一日中ドラえもんホイミスライムを描いたりしていた(私がまともに描ける絵はドラえもんとホイミスライムだけである)。ある人はドット絵スライムを描き、またある人は東方不敗を描いたりと、無駄に個性豊かだった。ちゃんとバグも出して仕事をした気分になれたし、久しぶりに楽しく仕事が出来た。
 また、上司と取引し、明日は残業をすることになった。だが、その見返りとして、明日は今の仕事を離れ涎が垂れそうな美味しい仕事にありつけることとなった。といっても、決してえろげーではない。あまり詳しいことはいえないが、オカルト系である。しかもデータベース系。私はもともと頭でっかちな人間なので、知識が羅列されているものが好きだ。高校生の頃は広辞苑が大好きで、上京する時もとりあえず広辞苑を持ってきた位だ。そんなデータベース系、しかもオカルト系。これは美味しい。世界でいちばん嫌いなものはゴキブリで次に嫌いなのは労働だが、これは残業と引き替えにしても手掛けたいものだった。
 仕事といえば、そういえば給料が上がっていた100円アップである。時給100円アップなら手を打って喜ぶところだが、残念ながら日給100円アップだ。しかし、それでも月に1500円前後は変わってくるだろうから、馬鹿には出来ない。あれだけブツブツ文句いいながら、残業や派遣を逃げ回っていた私の給料が何故アップするのか、不可解で仕方ないが、悪いことではないので素直に喜びたい。

 帰ってから、タマネギと鶏肉のキムチ炒めを作ってカレーと一緒に食べ、その後、ジャンプの感想書いたり、ネット対戦したりした。


2002年9月2日
朝:辛口チキンカレー

 朝から豪華にカレー納豆お味噌汁を食べる。食べながら2ちゃんねるRPGのお決まりの展開を上げるスレを読んでいると、玉条といって差し支えない素晴らしい一言に出会い、目から鱗が落ちる気分だった。それは次のようなものだった。


37 :NAME OVER :02/05/27 14:34
   ポテチなどの菓子類を はしで食う癖が身につく


 恥ずかしながら、私はこれまでの人生の中で、たったこれだけのことに気付けなかったのだ。
 今までの私は「コントローラーがぬるぬるになるから、ゲームしながらポテチは食べれない」という先入観にとらわれ、ゲーム中にポテチを食べようとする努力を放棄していた。しかし、答えはあまりに明快だった。人間、初めからムリだと思ってしまえば、たったこれだけの事にすら気付かない。己の可能性を制限するのは己自身であることを、身を持って思い知らされた気がした。
 だが、これは言い換えれば、私の身近にちょっとした閃き発想の転換でいかようにも成り得る可能性がまだまだ秘められているということだ。もし私が将来大発明家になったりして自伝を書くことになったりしたら、是非このエピソードを書き加えたいと思いながら朝ゴハンを食べた。

 その後はいつも通り仕事へ行き、帰ってオムライス作って食べて、眠いのですぐに寝た。


2002年9月1日
夜:辛口チキンカレー

 徹夜打ち上げの後、家に帰り、軽くシャワーを浴びた後、仮面ライダー龍騎のビデオをセットして寝る。

 再び起きたのが昼の1時ごろ。寝惚けたまま布団の中でビデオの龍騎を見る。今週は萩野さん(浅倉役)が素敵過ぎた。シャンゼリオン時代には、一度もカッコイイと思ったことがないが、年を経て渋くなったのか、浅倉の役が私のツボなのか知らないが、とにかく今週の龍騎は荻野さんが素敵だった。
 そういえば、映画版「仮面ライダー龍騎」を見に行こうかどうか、結構迷っている。これまでのように、TVシリーズの一種パラレルワールドとしての映画化であれば(つまりオリジナルストーリーの映画化であれば)、金を払ってまで見に行こうとは思わないのだが、龍騎は少し様子が違う。というのは、映画版龍騎はTVシリーズ最終話を先行上映したものなのだ。
 TVシリーズ龍騎は今週で31話。TVシリーズが4クールだとすれば、丁度折り返し地点を過ぎた当たりだろうか。その時点において映画で最終話を流すということは、つまり製作者側からニ択を迫られているのである。製作者側が推奨する今後の龍騎の楽しみ方は「先に最終話を知り、これからのTVシリーズではそれに至る経緯を楽しめ」ということだろう。製作者側がそれを念頭に入れて製作する以上、今後のTVシリーズも映画を先に見た方が楽しめるに違いない。映画というのは上映期間の限られた一過性のものであり、TVシリーズだって毎週毎週ラストへと近付いていく。見るなら早く見に行った方が絶対良いハズだ。しかし一方で、金を払ってまで見に行くものなのか、という疑問や、現に忙しいという問題もある。一人で行くには少々足踏みしてしまうので、誰か行く人いませんか?

 その後、洗濯物をしながら、先月くらいに放映された「ルパン三世 ファーストコンタクト」のビデオを見たりしていたら夕方になったので、100円レンタル中ツタヤ「ヴァンパイアハンター3&4巻」「魔界転生」を借りに行き、帰りにスーパーで鳥のモモ肉納豆マイタケを買って帰る。そういえば、今日は半額肉が全く無かったため、はじめて定価で肉を買ってしまった。残念だ。

 帰ってカレーを作る。まず始めにカレー粉の調合コリアンダー:クミン:ターメリック:ガラムマサラ:カルダモン5:2:1:1:1の割合で調合する。前回と似たような調合なのは、香辛料を6種類しか持ってないからだったりする。一方で、鳥のモモ肉ヨーグルトを混ぜ、先ほど調合したカレー粉大さじ1振りかけ手で揉みこんでおく。
 次に、タマネギみじん切りオリーブオイルで炒める。炒める途中、ニンニク・ショウガを加える。キツネ色になり香りが立ってきたところで、残りのカレー粉ローリエの葉を加え、少し炒める。
 カレー粉で炒めたタマネギとヨーグルトを揉みこんだ鳥のモモ肉をに移し、そこに千切ったマイタケと種を抜いた唐辛子を入れ、弱火で煮込むこと20分。ヨーグルトや鶏肉から水分が出るとはいえ、いかんせん水気が少ないため、油断するとすぐに焦げてしまう。ほぼ付きっきりの形になった。
 煮込み終わったらガラムマサラを多めに加え、で味を調節して出来上がり。

 最近、カレーがあまり辛くない気がしたので、意図的に辛口を狙った今回。ガラムマサラの量を多くしたのと、唐辛子を7、8本入れたことでかなり辛めのカレーとなった。大きめに切った鶏肉はさすがに中の方まで味が染みたりはしていないが、辛口なため、米と一緒に食べるには問題なかった。今回のカレーもかなり良く出来たと思う。

 カレー後、亜機人氏の家に頼まれていたベース昨日のビデオのコピーを持っていく。彼はお礼に手作りたこ焼きをくれた。私がカレーを作るように、彼はたこ焼きを焼くようだ。彼は「かなりダセェよ。残りのゴミみてぇな材料で作ったからな。これがオレの実力と思わないでくれ」と言っていた。なるほど、その気持ちは良く分かる。私も客人に出すカレーを失敗すると、作り直したいくらいの気分になるものだ。
 家に帰ってたこ焼きを食べたが、1つ2つどうかと思うものもあったものの、後は問題なく美味しかった。



戻る