2002年8月31日
朝:うさぎちゃんカレー(終了)
朝起きてカレーを食べ、お風呂に入ったり、荷物をまとめたりした後、2時ごろ亜機人氏と共に、今日の会場ルート14へと行く。出番自体は夜の8時ごろなのだが、リハーサルが3時からあるためだ。
到着した私たちはラジカセとマイクのボリュームだけチェックしてリハーサルは5分で終了。普通、バンドのリハーサルといえば、各機材の出力調整やら、出音・中音の確認、PA・照明との打ち合わせなどで、30分あっても足りないものだが、いかんせん今日は音楽しないので、リハーサルなど必要ないくらいだった。分かってたことだが、リハーサルが終わった後はすごくヒマになった。若い頃なら他のバンドのリハーサルでも見て勉強してたのだろうが、いかんせん体力の無い今では、スピーカーの前に立つだけで体力を削られてしまう。亜機人氏と共に外へ避難する。
バンドマンがヒマを潰す方法といえば、やはりゲーセンだろう(たぶん)。本八幡駅付近の50円ゲーセンでエスプレイドやらカプエス2やらやったりする。エスプレイドはゲーセンでやるのは初めてだが、金を出してやっているせいか、緊張感を持ってプレイできた。たまにはいいと思う。
そしてライブ。今回のテーマは、全身をガムテープで拘束された状態で床でもごもごしながら『真剣十代しゃべり場』をすること。当初は私と亜機人氏、ガイジンのショーン・カーツ、それに誘った男女3人を加えた6人でするつもりだったが、カーツと他3人が出ないことになったので、急遽お客4人のうち2人に声をかけ出演してもらうことにする。出演者が足りないからといって、客を出演者にするバンドというのもどうかと思うが、今更なのでもういいや。
出番の30分程前から支度に入る。スタッフさんにガムテープでくるくる巻いてもらう。「痛いんじゃないか」とか「服が酷いことになるんじゃないか」という懸念は杞憂に終わった。キツく縛ったが別に痛くはないし、服も良く考えたら毛玉を取るときはガムテープを使ってるんだし、別にどうにもならない。
だが、一つ大きな誤算があった。とにかく暑いのだ。考えてみれば当たり前だ。この状態では通気性がないに等しい。サウナスーツ状態になって当然だ。ただでさえ体力の無い私は、出演時間の前に倒れそうになった程だ。いかんせん身動き一つ取れない状態なので、スタッフさんにお茶を飲ませてもらったりした。老人介護の気分が味わえた。
そしてライブがスタート。だが、いかんせん身動き一つ取れない状態なので、ステージまで担いで運んでもらう。ミイラが埋葬される時の気分が味わえた。河村隆一という人の曲をラジカセで流しながら、『生きている実感が感じられない』というテーマで熱く討論する。大まかな流れは決めていたものの、一人一人の発言などは基本的にアドリブ。しかし、事前に『真剣十代しゃべり場』を熟読し学習していたため、なんとなくそれっぽい青臭い事が言えたと思う。ライブ後、イベンターの不死身屋氏から「キミがああいった番組をバカにしてることが非常に良く分かり、とても良かったよ」と言われた。 その後はイベンターのバンドに乱入して、ステージで暴れてぐちゃぐちゃにしたりした。疲れた。
その後、オールで打ち上げに。出演者はタダと聞いていたのに、金を取られた。困った。
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