架神のカレー日記02.7後半
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2002年7月31日
夜:カレーの穴風チキンカレー2

 あの後、SFC版レッドアリーマー、デモンズブレイゾンをやってみるが、全然面白くなくてガックリ。道中簡単なクセに、ボスがやたら堅い。いい加減疲れて終了。ダメだ、こりゃ。

 今日は悲しい知らせが届いた。ほんの二週間前に購入したペストXが「効果が見られない」ということで、公正取引委員会により回収命令が下されたのだ。ペストXによる今月の経済的痛打もさることながら、期待していたゴキ対策法が失われたことの方がより悲しい。

 これはネタではなくかなり本気で思っていることだが、もはや私に残された手段はアシダカグモを飼うことしかないのではなかろうか。人体に全く悪影響はなく、ゴキブリを捕食する益虫だが、そのグロテスクな形相と子供の手のひら程もある大きさからゴキ以上に怖がる人もいるという。が、私はゴキは全くダメダメお手上げだが、クモなら全く怖くない。一年に一度ゴキを見るよりも、十数匹の巨大なクモが常に部屋をうろついている方が格段にマシだ。それによって、私の家に来る客人の数が激減しそうな気もするが、そんなことはゴキ対策という大事の前の小事に過ぎない。
 というわけで、私は今アシダカグモが欲しくて仕方ないのだが、当然のことながらそんなものを売ってる店など見つからなかったし、捕獲する方法も分からなかった。どうも探すようなものでもなく、出る時は出るみたいだが。確かに広島の実家では一度だけ見かけたことがある。が、私が見たことがあるのは、その一度だけだ。アシダカグモ、結構レアかもしれない・・・。というわけで、家で見かけた人がいたら、是非捕獲して欲しい。買います。いや、マジで。

 それで日記に戻ると、この日は池袋サイバーBENOMさんを見に行った。2回目、と聞いていたがそれにしては上手いと思った。後で聞いてみたところメンバー各個はそれぞれある程度のライブ経験があったようだ。納得。その後のバンドも見ていたが、実はBENOMさんとこが一番音がまとまってた気がする。しかし、久しぶりにヴィジュアル系のライブを見に行ったが、あんまりやってること変わってない・・・。みんな、もっと冒険しようぜ。

 帰ってテクモから届いたTPM(テクモのHPで登録すると送ってくる小冊子。新作ゲームの紹介など。ちなみにテクモってのはデッド・オア・アライブモンスターファームを作ってる会社。私は影牢忍者龍剣伝しかやったことない。)を見ていると、連載企画「奇食の人」超ラーメンライスなるものが載っていた。砕いたチキンラーメン炊飯器で炊き込むだのイージーなものだ。簡単だし、見た目も美味しそうなので、ちょっと挑戦してみることに。
 作り方には、米一合チキンラーメ水を適量入れて炊き込む、とあるが、この水適量というのがクセものだった。普通に米一合分の水ではチキンラーメンがあるため、米が硬くなることは必至だ。だが、水入れすぎでふにゃふにゃになってしまえば、マズイことは間違いない。結局、水は1.5合分入れてみた。さてさて、どうなることやら・・・。

 結局、少し堅めに炊き上がってしまった。まだ水が少なかったか。味はというと、米が硬いことを除けば味付けは良かった。チキンラーメンのスープはお米と合うようだ。だが、チキンラーメンの麺はふにょふにょとしており、あまり美味しくない・・・。まあ、食えないことはないが、このくらいなら普通に別々に分けて食べた方がイイかなぁ、という感じだ。
 しかし、とにかく量が多かった。書いてある通りに米一合を使ったのだが、よく考えたら米一合って普段食べてる倍の量ではないか。それにチキンラーメンも加えているのだからすごいボリュームだ。グフー、苦しい。
 しかも、一合分も食べてると途中で飽きてくる。幸いカレーをかけることによりその試練は乗り切れたが、いろいろと問題の多い夕食だった。

 食後はwinamp(MP3プレーヤー)のスキンをシスプリ仕様にして12枚チェンジしてニヤニヤしたりして過ごした。
 


2002年7月30日
夜:カレーの穴風チキンカレー2

 今日もまた、起きたら8時50分。いつもなら家を出る時間だ。というか、8時50分に出ても遅刻なのだけど・・・。
 今日の仕事は途中で致命的な動作不良があったため、検証を続けることが出来ず、昨日とは逆に終盤時間を持て余すことになった。することがないのに時間だけあるのも何だか居心地の良くないものだ。しかし、おかげで今日は時間通りに帰れた。といっても大幅に遅刻したため終わったのは6時過ぎだったが。
 今日のバイトは、敬愛するめがねのおねーさんに「火ィ、貸せや、ゴルァ」といわれて、とても幸せだった。おねーさんにそんなコト言われたら、架神はとても逆らえません〜〜〜(惚)

 帰って冷蔵庫にあるもので適当に食べる。お金がなくてなど豪奢な食材はとても買えないが、それでもなんとかなるものだ。そういうわけで、夜はゴハン納豆玉子カレーお味噌汁で食べた。しかし、レタスくらいは食べたいものだ。
 
 食後、スイカを大量にかじりながら、先日ビデオに録っておいた和製ホラー映画「黒い家」を見る。小説「黒い家」の評価が高いことは知っていたし、何より以前住んでいた学生寮後楽園遊園地のすぐ近くで、そこのおばけ屋敷のモチーフがこの「黒い家」だったため、昔から興味は津々だったのだ。
 冒頭は極普通(?)のサラリーマンの日常が長目に描かれており、本当にホラーかと疑いたくなった。ホラーといっても遠藤周作のようにユーモア感覚に溢れた軽い恐怖箪かと思い、忙しいことだしずっとこのままなら見るのをやめようかと思っていた。しかし、首吊り死体が出た辺りから緩やかにホラー感が強まり、最後は見事な恐怖映画となっていた。軽く1時間ほど見て、続きは明日に取っておくつもりだったのに、気付けば最後まで見通してしまった。良い映画だ。見終わってすぐネットで後楽園遊園地の情報を調べてみたが、残念ながら「黒い家」のお化け屋敷は既に終了してしまったようだ。惜しいことをした。

 そういえばバイトの休憩中に見た昔のファミ通に「7月には魔界村の続編が出る」とあったので、調べてみたところ、「マキシモ」というゲームだと分かった。少し手を出してみたい気もするが、プラットフォームがPS2ではいかんともしようがない。
 それよりも、魔界村の外伝的位置付けであるレッドアリーマーシリーズSFCで出ていることを知った方が大きい。PS2に比べればSFCの方が格段に手を出しやすい。とりあえず自分のPC内を調べてみたところ・・・・・・あった。困った、やりたい。どうしよう。本当にどうしたもんだか。


2002年7月29日
夜:カレーの穴風チキンカレー2

 朝起きたら寝過ごしていたので、そのままバイトへ。残り少ない小銭ジャンプを買って読みながら行くが、今週のジャンプはハンターが休みだった。なけなしの金を費やしているのに、なんてことだ。ふざけるな、150円くらいにしろ!
 今日の仕事はMacOS]を使ったものだった。最初は目新しさできゃっきゃと楽しんでいたが、終了時間間際になって画像ファイルが何故かWindowsへ移せないという問題が発生。問題解決をしてると、夜7時半。1時間半もサービス残業することになってしまった。しかも、結局解決出来なかった。早く帰りたいという気持ちばかりが焦り、思わずMacを叩き壊したくなる衝動に駆られてしまったほどだ。個人的にはMacOS]は不良品だと思う。

 帰りに玉子10個123円で買えるスーパーを発見。しかも駅前の八百屋(120円)と違い、夜九時までやっている。これは結構な拾い物だ。昨日使ったトマト缶の残りも消費したかったため、ついでにケチャップを買って帰りケチャップライスを作ることにする。

 オリーブオイルで玉子に溶かしたお米を炒め、そこにケチャップ残りのトマト缶を加え炒める。それに味噌汁カレーで食べたのだが、思いのほか普通に食べれる味だった。やはり適当に作ってもなんとでもなるものだ。しかし、ケチャップライスにタマネギ鶏肉でも入っていれば遥かに美味しく食べれただろうが、お金がなくてとても買えなかった。残念。残り53円。


2002年7月28日
夜:カレーの穴風チキンカレー2

 起きたら既に昼3時。今日返さなくてはいけないレンタルビデオ(「OVAハンターハンター」「侍ジャイアンツ」)を見た後、ツタヤにビデオを返却し、スーパーでカレー用にマイタケプレーンヨーグルトを買って帰る。

 今日作るカレーは、以前「激マズかと思ったら実は美味かった」というカレーの穴風チキンカレー。前回の明らかな失敗点は、市販の固形カレールゥを使ったことだ。今回はちゃんとカレー粉を使って作ってみることにする。

 まずはカレーの穴さんのHPを見ながら、カレー粉を調合。コリアンダー・クミン・カレーパウダー・ガラムマサラ・カルダモン5:2:1:1:1の割合で調合する。香辛料の消費は激しく、以前メタリカ氏に貰った香辛料の小瓶は今回だけでもかなり減ってしまった。特にコリアンダーに至っては半分ほど消費してしまった。業者街に業務用の香辛料を買いに行く日も近いだろう。
 次に、鶏の手羽先肉ヨーグルトと、先ほどのカレー粉を揉みこんでおく。それからフライパンに大目のオリーブオイルを入れ、みじん切りにしたタマネギ弱火でじっくりと炒める。チューブ入りンニクショウガを加えつつ、良い感じでキツネ色になったところでローリエと、調合したカレー粉を加える。さらに、トマト缶を100gほど加えると、なんだかすごく本格的で美味しそう。
 
 そこにヨ―グルトごと鶏肉を加え醤油を足し細かく砕いたマイタケを入れ、鍋で中火で煮ること20分。鍋が焦げないかと心配していたが、肉などからずいぶんが出るようで問題はなかった。前回は固形カレールゥを使ったため、とろみがつきすぎて困ったが、今回はカレー粉を使ったため、その問題は無事回避されたようだ。
 火を止め、味見をしてみる。・・・・・・ム、微妙だ。なんだかカレーっぽくないガラムマサラを加え、味を調節。うーん、なんだかカレーっぽくなった気がする。とりあえずこれで食べてみることに。

 食べた感想としては、ルゥの部分は面白い味だった。これを美味しいというかどうかは人によると思う。とりあえず私は普通に美味しく食べれた。香りは香辛料ばかりで作ったこともありかなり良かったが、しばらくすると慣れて分からなくなってしまうのが残念。
 一方、鶏肉やはり固かった。今回は水気が多かったし大丈夫かと思ったのだが、甘かったようだ。まだ煮込み時間を長くする必要がありそうだ。しかし、これ以上煮込むと流石に煮詰まって鍋が焦げそうな気もするのだが・・・。

 タマネギを炒めている時点では物凄く美味しそうだったため、それから考えると微妙な出来栄えだが、前回もそうだったように、このカレーは時間を置いた方が美味しいのかもしれない。明日からに期待したい。


2002年7月27日
夜:太郎カレー

 朝、シャワーを浴びて朝食を食べ、仕事へ行く。昨日から入った仕事はなかなか面白く、ついつい二日連続でサービス残業してしまう。まぁ残業といっても、クリアできなくて口惜しいのでクリアしてから帰ってるだけなのだが。
 
 その後、カレーパーティーへ。バンド周りの人たちが何故か私を励ます会をしてくれるらしい。励まされるようなことは何もないので意味不明だが、今日もタダ飯が食えるということで、悪くはない。
 だが、行く途中やたらと多い浴衣の人々を見て、今日が隅田川花火大会だったことに気付く。い、行きてぇ・・・。しかし、流石に今更ドタキャンするのは人として間違っているので、当初の予定通りカレーパ−ティーへ。失敗した。もっと日付をよく確認しておくべきだった。

 カレー会はカレーを食べたり、朝までゲームしたりした。サノちゃんの手作りチーズケーキが美味しかった。お土産もいろいろと貰った。そんな感じ。


2002年7月26日
朝:骨いっぱいの鯉カレー(終了)

 今日はバイトの慰労会タダ飯・タダ酒が飲み食いできるため、朝からドキドキワクワク。浮かれた気分でカレーを食べ、浮かれた気分で仕事へ行き、浮かれた気分でバイトを終え、新宿へ。モアで時間を調節した後、会場である新宿オークワールドBALAONDOへ向かう。

 会場はイタリア料理のお店らしく、パスタやらピザやら好きなものが沢山出てきて、普段貧しい私は餓狼のようにガツガツと食べた。が、どうやら貧しいのは私だけではないらしく、スパゲティが来た途端即座に差し込まれる数十本のフォークの群れは、上司から「お前ら、カラスか!」と突っ込まれるほどのものだった。しかし残念なことに私は食べ物の許容摂取量が大幅に減少してしまっているため、山のような食べ物を前にして、途中で食を断念せざるを得なかった。そのうえ、酔うより前に食べ過ぎで吐き気がしてきたので、もあまり飲めなかった。まあ食べ物と違い酒は栄養にならないので、間違った選択ではなかっただろう。

 宴会の常として、様々なテーブルを行き来したのだが、思ったことはデバッガーという特殊な職業の割に、意外とまともな会話が交わされていることだ。みな、極普通の若者の会話をしている。流石に酒の席までゲームの話をしている人はいないのか。
 と、思ったが、私の所属するPC班はやはり別格だった。な、なんだ、こいつら、常にギャルゲー・エロゲーの話しかしてやがらねえ。なんというレベルの高さだ。特にTさんは「何もここでそこまで熱く語らなくても・・・」と思わされるほどのもので、他のPC班員たちも若干尻込みしていた。私にはとてもついていけないので、大人しくシスプリの話だけ参加してみた。

 その後、宴会自体は2次会もあったようだが、明日も仕事なので帰ることにする。次の日に仕事さえなければ2次会もやぶさかではないのだが、残念だ。


2002年7月25日
夜:カレースパ(骨いっぱいの鯉カレー使用)

 朝起きたら8時半。寝坊したので朝食は食べれず。頂き物のカロリーメイトを頬張って仕事へと行く。

 仕事の休憩中にカップ焼きそばを食べる。北海道土産らしき「白い恋人」もあったので食べる。その後、上司の方(♂)の手作りチョコケーキを頂く。う、うまい・・・。素人がちょっと手を出したレベルの味ではないと思ったら、お菓子作り歴2年とか。激務の間を縫ってケーキ作ってるのか、なんだかすごい人だ・・・。

 今日の予定は、まず新宿ツタヤでビデオを返した後、ゲーセン「モア」で30分ほど対戦。その後、北千住で開かれる花火大会を観に行くつもりだった。が、モアを30分で切り上げるほどの強い意志を私が持ち合わせているわけもなく、ずるずると長引いてしまう。
 結局今日は、コショーさんのバレッタと1回、赤汁さんのフェリシアと1回、たけぽんさん(たぶん)のレイレイと1回、トロさんのQ−Beeと1回、ほえジェダさんと3回対戦した。それで、当然のように全敗。てへッ。トロさんは「いやー、レベルが高すぎて付いていけませんヨー」と仰っていたが、私からすればアナタも十分強いです・・・。
 それにしても、ほえさんのジェダは素晴らしい。舞うように戦う。華麗だ。陸に打ち上げられた魚がもがくような私のジェダとは大違いだ。帰りに勇気を出してほえさんに話し掛けてみる。
私「(ドキドキ…)あ、あの、モアに何曜日によく来るとか、ありますか・・・」
ほえさん「えっと…金曜日は出来るだけ来るようにしてるけど」
私「あ、あ・・・あ、ハイ(オロオロ)」
う〜ん、何だか恋する女子高生のようだ・・・。このままだとホモだと思われないだろうか、実に不安だ。

 それから電車に乗るも、北千住についたのは9時半。改札で駅員さんに聞いたところ、少し前に花火は終わってしまった模様。踵を返し、再び電車へ。まぁ、今日はほえジェダさんも見れたし、あながち間違った選択ではなかったハズだ。

 家に帰ってからカレースパを作る。タマネギが余っているのだが、明日も明後日も消費できそうにないので、ほとんどタマネギを消費するために作ってるようなものだ。そんなわけで、夕食はタマネギたっぷりのカレースパを食べた。またタバスコが切れたので買っておかねば・・・。


2002年7月24日
朝:骨いっぱいの鯉カレー

 朝カレーを食べて、今日も昨日のバイトの続き。眠くて仕方なかったが、3時ごろからスッキリしてきたので、比較的楽に作業できた。しかし、決して面白い内容ではないので、どちらかといえばハマリだった。実働時間だけで時給に換算すればかなり良い部類に入るが、拘束時間で計算するなら、それなりの時給だし。

 帰りに安い肉でも買おうかとスーパーへ寄ってみる。一度は豚肉を手に取るものの、半額の鰻(398円の半額)を見つけてしまい、悩んだ挙句購入。母上さま、架神は今日鰻を食べます。

 そんなわけで帰ってサラダお味噌汁で食べた。あー、今日も贅沢してしまった。今月残り1000円とちょっとしかない。困ったなぁ。ゴキ対策グッズのせいで今月は支出が大きすぎる。とりあえず、明日仕事帰りにゲーセンに行くか、北千住の花火大会に行くか、悩みどころだ。前者だと金が掛かるが、後者だと見てるだけならタダ。しかし、8月24日セイヴァーの大会があることも考えれば、少しでも腕を上げたい気がしなくも無い。明日行ったところで、どちらにしろ8月の大会には間に合いそうもないが。


2002年7月23日
夜:骨いっぱいの鯉カレー

 朝起きると布団の横に黒い影が・・・!!!ヒィィ〜〜〜
と、いうこともなく、無事に迎えられた今日の朝。しかし、黒いものが全てゴキに見えるという症状は相変わらず。不安を押さえつつ朝食を取る。

 今日は妖精氏に紹介されたバイトへ。なにかの実験の被験者になるらしい。千代田線から直通の小田急線で登戸まで。片道370円。高っ!そこからさらに研究所までバスで移動。200円、高ッ!!もしかして、交通費が出ないことを考えると、いつもの仕事とあまり変わらないんじゃ・・・。
 私たちに課せられた作業は、「仕事効率の変化を見る」という趣旨から嫌な予感はしていたのだが、かなり退屈で眠気を誘うものだった。「そのときの眠気はどのくらいでしたか?」という質問もあるため、全て計算づくなのだろう。しかし、眠かった。他の参加者も皆一様に眠いといっていたため、相当計算された眠い作業だと思われる。

 帰りにゲーセン月華の剣士を初めてやってみる。居合のお嬢ちゃんを使おうと思っていたら、タイムオーバーで新撰組のお兄さんになってしまった。突撃技や対空技がハッキリしていて、いい感じだった。おそらくスト3のブロッキングに相当する「弾く」というボタンがあるのだが、よく使い方が分からなかった。
 空いていたのでカプエス2もやってみた。これをやるのは通算三回目くらいだ。あまり使えるキャラもいないので、とりあえずモリガン豪鬼を入れてみる。以前、対CPUでラスボス(ラス戦?)に敗れたので、今日はクリアしてEDでも見ようかと思ってたのだが、こんな時に限って乱入される。ヒィ〜〜。
 まぁ、ハッキリいって3回目の人間が乱入されて勝てる訳もないのだが、折角なのでそれなりに頑張ってみる。が、モリガンの性能が低すぎる!そりゃ、ヴァンパイアのキャラがあの性能のまま、他のゲームのキャラと戦ったらマトモな戦いにはならないとは思うが、これはいかに何でも酷い。弱体化しすぎだ。とりあえずダッシュ中に攻撃が出せないのが辛いし、シャドウブレイドの判定が弱すぎる。対空や、決まったと思ったカウンターでのシャドウブレイドが悉く潰される。どうなってんだ??(どうも、後で調べたところ、大シャドウブレイド以外には無敵時間がないらしい。鬼か)

 家に帰ってからはジャンプ感想を書く。書き終ったらお腹がすいてきたので晩ゴハンカレーと、69円で購入したカップラーメン「唐辛子麺」を食べる。食後、冷奴スイカも食べて、なんだかイイ感じ。
 ゴハンを食べながら「侍ジャイアンツ」の第一話を見たのだが、実に頭が悪かった。冒頭で主人公がユニフォームを着たままクジラと死闘を繰り広げていた。マトモな野球をする気が微塵も感じられない。
 他にもいろいろ言いたいことはあるが、キリがないのでやめておくとしよう。ところで、ビデオでは所々台詞が切れている部分があるが、オリジナルではあそこにきっと「キチ●イ」が入るのだろう。確かに主人公番場蛮の凶行を見ていると、そう言いたくもなる。


2002年7月22日
夜:カレースパ(骨いっぱいの鯉カレー使用)

 朝起きると、布団の横に何か黒い物体が・・・ん、ん、ん、こ、これは、もしや・・・・・・

 ヒィィィイィィィイィィィィッィイ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 く、黒い悪魔が、黒い悪魔が〜〜〜〜〜〜〜。し、死んでいるのか!?それなら流石にティッシュで包んでポイできるが・・・。い、いや、騙されるな!たまにピクピクしているぞ!これは、やつらのジョブアビリティ「擬態」に違いない!!

 とりあえず私はやつを刺激しないよう、中距離攻撃兵器ゴキパオを手にする。この慎重を要する作業だけで、5分以上の時間を費やした。そして、恐る恐る噴射口を悪魔へ向け、腹を据えて吹き付ける。
 ゴキパオの泡攻撃は悪魔をかすめた。その瞬間、仰向けだった悪魔は打たれたように身を翻し、凄まじいスピードで駆け出してゆく。私は半狂乱になり、ゴキパオを乱射。運良く悪魔を捉えたゴキパオは瞬時に悪魔の動きを止めた。悪魔はピクリともしない。流石ゴキパオ、宣伝文句に偽りなしだ。これでひとまずは私が勝利を手にしたようだ・・・。
 
 その後、上から念入りにゴキパオを吹き付け、悪魔の姿が目に触れないよう泡で包み込む。固まったところを見計らい、ちりとりでグリグリと泡を剥ぎ取り(手で取ると悪魔に触れそうで怖かったので)、5枚重ねのティッシュで包んでゴミ箱行き。あぁ、恐ろしかった・・・。

 ・・・しかし、一体なんだったんだ。私の部屋はこないだのバルサン各種忌避用品により相当住みにくい部屋となっているはずなのに・・・。もっとも楽天的な思考をするならば、この悪魔は以前私が見た悪魔と同じであり、バルサンを食らって衰弱し、逃げることもかなわず布団横に佇んでいたとも考えられる。逃げることが出来ないということは、言い換えれば悪魔の出入り口がないということであり、最初で最後の一匹を倒した今、悪魔はもはや部屋に入ってこないのではないか、と考えたい。やつが思ったより元気だったのは気になるが・・・。
 とりあえず2匹目が出たら、考え方を変えざるを得ないだろう。忌避用品は諦め、コンバット系地雷兵器を購入しなければならない。あぁ、しかし恐ろしい・・・。100歩譲ってやる。お前ら、森で静かに暮らしてください。人家に立ち入らないで下さい。頼むから。もう一人暮らしイヤだー。

 朝から嫌な気持ちになりながら、朝食を食べ、バイトへ行く。部屋が恐ろしいため、むしろ職場の方が安心だ。家に帰るのイヤだなぁ・・・。

 バイトの後、スーパーで豆腐長ネギを買って帰る。帰って世界まるみえを見ながら、カレースパサラダを食べる。今日の世界まるみえの聖痕に関するコンテンツは私の守備範囲だったので、興味深く見ることが出来た。ところで、イエスに刺さった釘の位置の話だが、番組では「手の平に刺すと体重で釘が抜けてしまうため、手首に刺したと思われる」とあったが、釘はやはり手の平にさしたが、その代わり体をロープで縛るなどしたという説もあった気がする。

 明日朝が早いので、早く寝ようと思っていたが、ネット対戦の誘惑に勝てず、気付いたらこんな時間(11時)。さっさと就寝したい。明日の朝が快適な目覚めであることを祈るばかりだ。


2002年7月21日
夜:骨いっぱいの鯉カレー

 朝起きて、適当に朝ゴハンを食べ、カリカリとここのサイトの更新を行う。気になっていたカレー挑戦のコンテンツをなんとか埋めてみた。後半は疲れたので日記からのコピペを多用した。こんなものなら書かなくてもいいくらいの感じだが、どうも変なところで神経質なため、欠けているものがあると埋めたくなってしまう。夜になったので、こち亀を見ながら夕食を作って食べる。
 夕食は、タマネギをたっぷり使ったレタス入りキムチチャーハン。それにギムなのでカレーをかけて食べた。
 
 そのあと、いまツタヤレンタル全品100円なので借りに行く。レンタルしても見るような時間など実際ないのだが(他にすべきことがそりゃもうたくさんある)、少し現実から目を逸らして楽しみたいと思う。
 結局、OVAヴァンパイアハンター二つと侍ジャイアンツ青い瞳の銀鈴ハンターOVA1巻を借りて帰った。ツタヤ亀有店にはミスター味っ子がないのが痛い。

 帰る最中、夏祭り(?)らしきものが開催されており、金魚すくいならぬカメすくいなんて屋台が出ていた。カメがあまりに愛くるしく思わず取って帰りそうになるが、理性で耐える。水槽を置くようなスペースないし。しかし、ちっこいかめさん可愛いなーv

 帰って、OVAヴァンパイアハンターを見てみる。裏パケのキャプションがあまりにショボかったので、全く期待していなかったが、予想をはるかに上回る出来の良さだった。ガンダムWのメンツが作っているらしい。なるほど。
 最後に映像特典として、セイヴァーの開発中映像が入っていたが、もし私がリアルタイムでハンターにハマっていたら、きっと胸躍っていたことだろう。うん。


2002年7月20日
朝:骨いっぱいの鯉カレー

 今日のテーマは生活改善だった。
 朝起きて適当にゲームをした後、カレーを食べ、洗濯をしながらまったりネットする。3時ごろになったところで、もっそりと動き出す。

 今日すべきことは主に3つ。まず、網戸を張り替える。次に麦茶を作る。最後にゴキが触れたと思われる食器類を全て洗浄することだ。

 網戸だが、前回網を適当にガムテープで窓枠に貼り付けたやつは、3日ほどであっさりと取れてしまった。やはり網にガムテープはつかないようだ。網をどうやって窓枠に接着するかは意外と難解なテーマであり、これまでずっと答えが出なかったのだが、今日は名案を思いついた。ホッチキスである。
 ガムテープの接着面の反対側と網を合わせ、二つをくっつけるようにホッチキスで止める。ホッチキスをガチャする際、ガムテープが引っ付いてきて多少難しいが、なんとかなる。これで、窓枠につけてみる。うむ、ガムテープ単体の時と比べ、はるかに頑強になった(気がする)。部屋に網戸のない人はこの方法を試してみるといいだろう。
 さらに、「網戸に虫こない」スプレーを塗布。これで防備は(ほぼ)万全だ。しかし、考えうる限りの防備を備えながらも、全開放よりマシなだけで、隙間から侵入してくる怖れは拭いきれない。ゴキの侵入経路の最もたるものは、なんとだというし、やはり長時間の窓の開放は危険だ。というか、なんで私の部屋には網戸がないんだ!?

 次に麦茶作り。やはりといえば冷たい麦茶だ。本当は熱いお茶の方が好きなのだが、朝、仕事前の忙しい時間に喉の渇きを潤すだけの十分な水分を熱いお茶で摂ることは難しい。ここは麦茶一択だろう。そういうわけで、麦茶用の容器と、ティーパックを購入。容器はその形状からスポンジでゴシゴシできなかったため、熱湯消毒してみた。私は別に潔癖なわけでもないのに、変なところで神経質だ。

 それらが終わった後、食器類を洗う、洗う、洗う。ふぅ。

 夕食には、共に賞味期限の切れそうなタマネギキムチを大量に使ってチキンラーメンを作って食べた。食べながら見ていたUSOジャパンは、前は(良い意味で)くだらない番組だったが、今日のはなんだかアンビリーバボーと似通った感じだった。それはちょっと志が低いと思う。


2002年7月19日
夜:カレースパ(骨いっぱいの鯉カレー使用)

 バンドメンバーと、その周りの人たちで映画「少林サッカー」を見に行く。メンツは全10人。男女比なんと1:9!師匠からは「俗にいうエロゲー状態だな」といわれる。いや、師匠、俗にはハーレム状態とか言うと思いますが・・・。

 まずは、新宿でケーキの食べ放題に行く。ペペとかいう建物の中のレストランのようなところで食べた。2時間フリードリンク&フリーケーキ1100円。残念ながら、エネルギー許容摂取量が大幅に減少した今の私では、1100円分の元は取れなかった。しかし、ケーキバイキングなのに、なぜかたこ焼きところてんまであったのは謎だ。

 その後、少林サッカー。倒れた選手が裸になって、ケツ出してるところなど画太郎チックだった。ムイちゃんは最初のが普通に可愛いと思った。ラストのシュートと、キーパーの魔の手さんが良かった。

 映画の後、うな・かめ姉妹と共に新宿まんだらけへ。姉妹はきゃっきゃと喜んで、シスプリノーマルカードコンプ(800円)を購入していた。しかも、うな嬢はレジで亜里亜の有無を確認する程だ。なんて面白い人達だ。
 それからツタヤでアニメ話をしながら、私は「アーケードゲーマーふぶき」を借りて、そこで姉妹とはお別れ。疲れたので、駅へと急ぐ。

 駅へ向かったつもりが、気付くとモアだった。チッ、まあしょうがない。とりあえずいつも通り4F対戦格闘コーナーへ行き、セイヴァーをしばらく観戦。私はこないだの大会以来このゲームに触っていないので、今日やってもあまり意味はない。少し観戦してすぐ帰ろうかと思っていたのだが、しばらくすると憧れのほえジェダ氏が現れる。うう・・・帰れない。
 ほえ氏のジェダに胸をときめかせつつも、肉体的限界に達していた私は最後に一回プレイして帰ることにする。相手は(おそらく)青汁ザベルさん。私が始めて乱入して瞬殺された相手だ。あの時はほとんど何もできないまま20秒ほどでやられたが、私も若干成長しているハズ。少しは戦えるだろう。・・・と思っていたが、やっぱりこの人たちは桁が違った。

 帰宅してカレースパを作って食べる。骨が多いからスパゲティーだと辛いのではないかと気にしていたが、実際のところライスもパスタもたいして変わらなかった。
 カレースパを食べながら「アーケードゲーマーふぶき」を見たが、昼間見た少林サッカーのせいで今ひとつインパクトに欠けていた。

 その後、いつもの後輩とネットでヴァンパイアセイヴァー。彼とはこないだの大会を一緒に観に行ったのだが、そこで学んだのか今日は「空中チェーン→ダクネス」などの連携を使ってきてビックリした。ダクネスの頻度は上がったが、まだ局面を意識して使っているわけではないそうなので、今後のダクネス開発に期待か。
 一方、私も思い切ってレバーの持ち方を変えてみたところ、少しダッシュ精度が上がった。まだパッドほど正確に動ける訳ではないが、幾らかはマシになっている。お互い、低いレベルではあるが、着実に成長しているようでよい感じ。彼には是非スティックを購入してもらい、アーケードでブイブイ言わせて欲しい。


2002年7月18日
朝:骨いっぱいの鯉カレー

 平和を取り戻した自室でゆっくりと朝食のカレーを食べる。しかし、戦争の爪あとは深く、黒い影が全てゴキに見えるという、危険な心理状態はしばらく続きそうだ。これがいわゆるPTSDというやつか。

 ところで最近、よく分からないがやたらと眠い。常に徹夜明けのような感じだ。電車に座って、ワンダースワンでFFを始めると、5分もたたないうちに寝入ってしまう。仕事中も同様で、これまでは軽く10分ほど仮眠を取れば爽快だったのだが、10分じゃ起きれないうえに、眠気が取れない。今日は3杯分ほどを濃縮したコーヒーでなんとか耐えた。仕事にならないので、なんとかしたい。

 仕事の後、新宿黒髪PVについて会議。相変わらず頭の悪いアイデアが(主に不死身屋氏から)飛び交い、親切にもPVを作ってくださる方の頭を痛める。本当にごめんなさいね。でも僕たちを撮ろうという時点で、結構間違ってるんです。
 なお、メンバーからスイカを丸々一つと、栄養剤を3本。また、メンバーの知り合いからカロリーメイトを頂いた。ファンからだけでなく、メンバーからも差し入れされるとは、すごい身分だな、自分。私の細腕では、綾瀬までスイカを持ち帰ることは相当の難行であったが、それ以上にスイカが楽しみだ。ちなみに夕食は会議の場であったフレッシュネスバーガーチーズバーガー(300円)を食べる。明日もなので、4日連続外食か・・・とほほ。


2002年7月17日
朝:骨いっぱいの鯉カレー

 朝、カレーを食べる。しかし、骨が多いな。骨さえなければ普通に旨いカレーなのに。残念だ。
 バイトに出かける前にバルサンをセット。キミたちに恨みはないが、存在自体が悪なのだから、仕方が無い。次に生まれ変わる時は、蝶か玉虫にでも転生してきておくれ。お別れの時間だ。さあ、魂の海へと還るがいい。バルサンは力強く噴射を始めた。

 バイトを終了後、まずは新宿へと向かう。タブチくんとの待ち合わせは夜10時なので、それまで部屋には踏み込めない。新宿で時間を潰すことにする。東急ハンズでゴキブ・ネズミブロッカー「ペストX」を購入。7800円。実はドンキホーテより安かった(ドンキは7980円)。こんな効くかどうかも怪しいものに7800円も出すのは実にイヤだが、この際頼れるものは全て頼ってしまいたい。以前住んでいた学生寮で、この兵器の導入により出現頻度が減った(たぶん)実績もある。ここはひとつ信用してみたい。
 その後、博多天神ラーメン(500円)を食べる。替え玉が一回無料なので、替え玉し、ついでにスープも足してもらうが、今の私には量が多すぎた。食後、ちょっと気持ち悪くなる。高校の頃は替え玉3つとか普通に食べれたものだが・・・。実に経済的な体になったものだ。
  
 綾瀬へと帰り、勇者タブチと合流。これからのミッションを伝えると、嫌がるでもなく、承知してくれた。ゴキは嫌いだが無理ではない、というレベルかと思っていたが、彼はどうやら全く恐ろしくないようだ。実に頼もしい。
 
 なお、事前にネットで調べた「バルサンの結果」は3通りあった。1つは、まったく死骸が見つからないもの。これは恐らくゴキたちが一時的に退避したのであろう。2つ目は数匹の死骸のみ発見されるというもの。逃げ遅れた一部の者どもの死骸であろう。ここまでなら問題はない。だが、問題なのは3つ目、床一面に転がる黒だかりの死屍累々である。こうなっては、もはや私のレベルでは手におえない。泣いて助けを求めるばかりだ。タブチくんが来てくれて本当に良かった。おそらく一人では部屋の扉を開ける事もできなかっただろう。

 3つ目の恐怖に怯えつつ、タブチくんを伴い部屋へと帰り着く。入り口でビクビクする私を尻目にズンズンと部屋の中に入るタブチくん。部屋の中を軽く見てもらったところ、死骸は一つもないとのこと。恐る恐る私も後へと続く。
 
 部屋中を入念に探してみたが、本当に死骸は見つからなかった。バルサンを使うとゴキの体内から水分がなくなり、ゴキは水を求めて水場で死ぬというから、流し風呂場で数匹死んでいるかと覚悟していたのだが、全く無かった。その後も、普段なら手もつけないようなタンスの後ろ本棚の後ろなど、念入りにチェックするが死骸は一つも見つからない。とりあえず、胸を撫で下ろす。

 最終的に食器入れの中で幼虫の死骸一つを発見したものの、私の恐怖を呼び覚ますようなショッキングな映像には出会わなかった。おそらく、部屋の中には当分の間戻ってこないだろうと期待し、忌避芳香剤ペストXを設置する。これらの謳い文句が正当なものなら、これで私がゴキの恐怖に怯えることはなくなるはずだが・・・。この瞬間だけは、人を信じたい。

 ちなみに、私が部屋中を探索している間、タブチくんはDVD「るろうに剣心―追憶編」を見ながら、私のシーフードヌードルを食べていた。シーフードヌードルは勇者が腹を空かせていたので差し上げたものだ。もっと良いものを奢ろうと思っていたのだが、慎み深い勇者は部屋にあったシーフードヌードルで良いといってくれたのだ。(経済的に)非常に嬉しい。
 彼は「ゴキを探しに来たのに、メシ漁りに来たみたいで悪いね」といっていたが、そんなことはない。そこに貴方がいるだけで、なんと心強いことか。彼は「るろうに剣心―追憶編」が非常に気に入ったらしく終電ギリギリまで見て帰っていった。また、ゆっくり時間のある時にでも来て下さいね。

 勇者が去った後、潜んでいた黒い悪魔が大挙して私に襲いくる・・・といったスプラッターな不安もあったが、流石にそんなこともなく、今日は無事に終わった。
 しかし、やるだけのことをやった今、再びやつらを目にした時、私は次に何をすれば良いのだろう。本気でタランチュラでも飼ってやろうかと、思わなくもない。


2002年7月16日
夜:サーモンフライカレー

 朝、ゴハンを食べてバイトへ行き、バイト終了。・・・さて。

 まずは新宿へと武器を揃えに行く。やつらは強大だ。タフで、素早く、数でこちらを圧倒し、おまけに学習能力まで備えている。貧弱な我々人間が素手で立ち向かって到底敵う相手ではない。こうなっては人類の叡智の結晶である様々な科学兵器を用いるしかない。圧倒的軍事力の差は有効な策略によって補填できるものと信じている。

 今回、私が買ったのは、近・中距離攻撃兵器ゴキパオ泡で固めて動きを封じ窒息死させる武器だ。殺虫系スプレーと違い当たりさえすれば一撃必殺。人体への影響もなかろう。基本的にゲリラ戦をするつもりはないが、やむをえずゲリラ戦に持ち込まれた場合は、これを使えば4分6分程度には戦えるはずだ。
 また、設置系兵器も買おうと考えたのだが、「巣に持ち帰って二度効く」のコンバットの類は「優れた誘引効果」をどれもうたっていて、あまり買う気がしない。どう考えても、引き寄せなくてよいやつらを引き寄せてしまいそうだ。そこで、代わりに忌避効果のある芳香剤を購入する。これを水回りに置いておけば、ピンポイントで出現を抑制できるはずだ(たぶん)。部屋の他の箇所は赤唐辛子を撒くことで代用したい。
 最後に霧のバルサン。バルサンは使うと部屋のあちこちに死骸が転がっていそうで、とても怖くて使えなかったのだが、やつらを発見してしまった以上、背に腹は変えられない。何より、私には恐ろしくてとても白兵戦を挑む勇気はない。まずはこれで敵勢力に壊滅的な打撃を与えたい。
 しかし、そうはいっても予想される死屍累々の黒だかりは想像するだに恐ろしい。とてもじゃないが、そんな現実に一人で立ち向かうことなど出来るわけがない。誰か強力なパートナーが必要だ。私は比較的家の近い、みっきーとタブチくんに電話をして救援を求めた。だが、二人とも電話が通じず、ちょっと困った。
 私が怯堕の念に駆られていると、なんとタブチくんから電話が!ダメ元でバルサンの件を相談すると彼は快く引き受けてくれた。なんと素晴らしい人だろう。本当に困った時に手を差し伸べてくれる人が、真の親友というやつだ。ありがとう、この借りはいつかきっと返します。というわけで、バルサンは明日、明朝決行する次第となった。

 今回の作戦をまとめるとこうだ。まずはこれからPCなどの精密機器を買ってきた大型ゴミ袋保護。続いて明朝九時、バルサンによる広範囲蒸散戦略に出る。これで部屋内に潜む悪魔どもを死滅、もしくは、屋外撤去させる。そしてバイト後、傭兵タブチ氏と共に我が聖域へと踏み込み、悪魔の軍勢から聖地を奪還する。その際に、予想される屍は丁寧に除去し、卵巣などを植え付けられた可能性のある一帯を掃除機などで清掃する。万一、生き残った敗残兵を発見した場合は、近接攻撃兵器ゴキパオにて随時殲滅を計る。おそらくバルサンによる攻撃でかなりの深手を負っているであろうし、何よりこちらは二人掛かりだ。流石に問題はなかろう。
 そうして、黒い悪魔の脅威から聖地を守り抜いたところで、次は防衛を固める。まず、最も危険と思われる、今回やつが現れた流しの下スペースと流し上部にある収納へ、忌避芳香剤をセット。また、部屋の各部へ赤唐辛子を散布する。さらに、明日購入するつもりである広範囲電磁攻撃兵器ペストXを用い、部屋全体に不可視の防御線を張る。また、外部からの侵入に備え、網戸をキッチリと作り直し、今日購入してきた「網戸に虫つかない」を散布する。念のため、週間後に再びバルサンを焚けば、今回の作戦は終了だ。
 彼らが遺伝子レベルで私に恐怖を覚えるよう、明日の掃討作戦はぬかりなく徹底的に行わなければならない。知能の低い昆虫たちに、自分たちが誰を敵に回したのか分かり易く教えてやろう。

 ちなみにカレーは新宿のイマサでサーモンフライカレー(450円)を食べた。何だか、台所に立つのがイヤだったので・・・。まあいい、キミたちの天下は明日までだ。束の間の繁栄を楽しむがいい。



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